それではサンプルの課金アプリ TrivialDrive_v2 に書かれている手順に従って、アプリと Google Play Console の設定を進めていきたいと思います。
Google Play Consoleアカウント作成
まずチュートリアルによると、 Google Play Console のアカウントが必要とのこと。
Google のプラットフォームを利用してアプリ内課金を実装するためには、 Google Play Console を利用する必要があります。 Google のアカウントがあれば登録は簡単ですが、最初に25ドル必要です。
エラー文
Keystore file /home/oshimamasara/ダウンロード/android-play-billing-master/TrivialDrive_v2/keystore.jks not found for signing config 'release'.
キーファイル保存先
/home/oshimamasara/ダウンロード/android-play-billing-master/TrivialDrive_v2 のディレクト内に
キーファイル名
keynote.jks
Alpha版と Beta版の違い、いくつかあると思いますが、初期段階において知っておきたいことは上記の二つ。
Alpha版でアプリをリリースした場合、そのリリースされたアプリを利用できるのは、予め登録されたユーザーのみ利用することが可能。一方、Beta版は指定の Google Play URL にアクセスすれば、誰でも開発中のアプリを利用可能。ただし制限数内のユーザに限ったものとなります、例えば 1000ユーザーまでなど。
あともう一つ知っておきたいことに、 Alpha版でリリースした場合、 Google Play Console の Google アカウントで Alpha版アプリをインストールすることはできません。違う Google アカウントを利用して、 Alpha版アプリをインストールする必要があります。
一方 Beta版は、 Google Play Console の Google アカウントでもベータ版アプリをインストール可能。違う Google アカウントを用意しなくてもいいので、簡単に Beta版アプリをインストールして実機で試すことができます。
サンプルプログラムのチュートリアルにもあるように、以下の課金アイテムを Google Play Console にセットする必要があります。
gas
premium
gold_monthly
gold_yearly
まずこれらの gas や premium といった名称ですが、これはサンプルプログラムの中に書き込まれている決まったキーワード(ID)になります。 以下のように BillingConstants.java に設定されていますね。
画像クリックで拡大
課金アイテムの Google Play Console へのセットアップ方法は以下の手順となります。
Google Play Console 左サイドバーの In-app productsをクリックし、 Managed products をクリック。 Managed products では、 gas や premium といった単品アイテムを登録することができます。
一番最初の Product ID の項目は、 Android Studio 内に書かれている gas のキーワードと同じ文字を入力する必要があります。 あとは商品に関する情報や金額を設定し保存します。これらの商品情報は後から編集することが可能。ちなみに Android のプラットフォームを利用して販売することができる金額の幅は、 99円から48,000円までです(税別)。
すると Beta版の公開準備が整った旨の表示が。画面をスクロールダウンして、 START ROLLOUT TO BETA ボタンをクリック。
CONFIRM!
すると上図のような画面が表示。 今登録した Beta版のアプリが公開されてるかということについては、 All applications をクリックし、トップ画面に戻り確認します。
すると今セットアップした Beta版アプリが公開準備中であることが確認できますね。実際に Google Play に公開されるまでには1時間から2時間かかって、公開が完了すると以下のような URL が割り当てられます。
Google Play のページを開くと、設定した Beta版アプリの内容を確認することができます。またインストールボタンを押すと、実機に Beta版アプリをインストールできるでしょう。
そして今回 Google Play Console で設定した課金アイテムの内容や動作確認を自分のスマホでチェック可能。
Gas を満タン以上で購入した場合や Gasを消費した時のリアクション、定期購読商品購入後もうひとつの定期購読商品を選択した場合の変更内容のステップなど参考になる点が多々あると思います。