公務員から憧れのIT業界へ転職!「ITの力で医療業界や自治体の業務効率化を図りたい」コロナ禍で培った社会を変えたいという思い


公務員から憧れのIT業界へ転職!「ITの力で医療業界や自治体の業務効率化を図りたい」コロナ禍で培った社会を変えたいという思い

今回インタビューに応じていただいたリアさんは、オーダーメイドコースの卒業生です。
リアさんは看護師としてキャリアをスタートし、その後自治体の行政保健師として働いていましたが、コロナ禍を経て安定の公務員を退職し、CodeCampのオーダーメイドコースの学習を開始して、IT業界への転職を実現しました。
プログラミング学習を始めたきっかけや、プログラミング学習中・就職活動中の苦労、異業界・異職種への転職を成功させるために行った工夫などをお聞きしました。プログラミング学習を通して、IT業界への転職を目指している方は、ぜひリアさんのインタビューを読んでみてください。

目次
  1. これまでの経歴
  2. コロナ禍で蓄積されたITへの思い
  3. 受講の決め手
  4. CodeCampでの学習
  5. 転職活動について
  6. 就職した会社について
  7. 今後のキャリアについて
  8. 最後に

これまでの経歴

ーリアさんのこれまでの経歴を教えてください。

大学を卒業し、東京の総合病院で看護師としてキャリアをスタートさせたのですが、その直後、父親の在宅介護が必要になったため、新卒で入職した病院を早期退職し実家に戻りました。
そして、父親の介護を通じ疾病予防や介護予防に関心を持ったことから、住民の健康づくりを支援できる行政保健師として働くことを決意しました。病院を早期退職した翌年、運よく地元の市役所で保健師として採用され、そこから6年間、いわゆる地方公務員として働いていました。

ーITに興味をもったきっかけは何ですか?

結論から言うと、新型コロナウイルス感染症が感染拡大したコロナ禍での業務経験から、ITに関心を持ち始めました。私がコロナ禍で経験した行政や医療の現場は、良くも悪くもアナログな世界だったので、働いていて苦労することも多く、「自分自身がITスキルを身につけて、行政や医療のIT化に貢献したい」という想いを自然と抱きました。「ITといえばプログラミング」というイメージから、プログラミングをリスキリングしてみようと思い、やるからにはプログラミング学習に専念したかったので市役所を退職してからCodeCampで学習を始めました。

コロナ禍で蓄積されたITへの思い

ーコロナ禍の医療行政の現場では、どのような状況でITの必要性を感じましたか?

ITの必要性を感じたシーンは3度ありました。

1.ワクチン予約システム導入時の挫折経験:
当時、自分の自治体に見合うシステムベンダー企業の選定および契約、運用業務を任されていました。しかし、業務担当として必要なITスキルが自分に不足していたことから、外部業者へシステム構築を発注するにあたって、外部業者との適切なコミュニケーションや要件定義などに大変苦慮しました。そして、システムトラブルも多発してしまい、結果として多くの人々に迷惑をかけてしまいました。
当時の自分にとってこの経験は人生最大の挫折経験であり、とても悔しく苦しかったことを今でも覚えています。しかし、そこからITスキル習得の必要性や関心が高まることにつながりました。

2.保健所への応援業務で見た現場の疲弊感:
感染者数が激増した時期に、保健所へ応援派遣されることもありました。そこで感染者の方の支援に必要なマンパワーが全く足りていない場面や、業務が電話やExcel管理によるアナログな作業で行われている状況を目の当たりにして、命に関わる対応が遅れてしまいかねない危機感を肌で感じました。
この経験から、テクノロジーによる医療現場の業務効率化を図る必要性を強く感じ、ITスキルのある医療従事者を志すようになりました。

3.補助金支給業務での成功体験:
コロナ禍の後半では、住民向けに補助金を支給する事業の担当として仕事をしていました。煩雑かつ人為的なミスが生じやすかった支払いの事務処理にRPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)を導入したことで、業務効率化だけでなく人件費削減や迅速な補助金の支給を実現することができました。この成功体験から、ITの良さや社会に与える影響力の大きさ、そして明るい未来の可能性を感じました。
以上の経験から、医療現場や行政におけるデジタル化の必要性を強く実感し、ITスキルを磨いて社会貢献したいという思いを新たにしました。

また、当時私も公務員だったので「出社しなければならない」働き方に疑問やネガティブな印象を抱いていました。「IT業界に転職したら、私も自分の好きな場所や時間で働けるリモートワークができるかも」という考えも正直なところありましたね。

ー最初から「IT業界に行こう」と考えていたのですか?

はい。退職したときは、IT業界の中でも自分が既に保持していた医療国家資格やこれまでの医療関係のキャリアも活かせそうな医療IT企業への転職を目指していました。コロナ禍では特に、医療従事者が疲弊しているニュースをよく見聞きしたと思うのですが、そういった課題に対し自分の経験やテクノロジーの力で解決を図り、日本の医療業界をもっと良くしていきたいと考えていました。

受講の決め手

ーCodeCampを受講するまでに、プログラミングの独学の経験はありましたか?

独学の経験は全くありません。高校生のときにホームページを作って遊んだ経験ぐらいしかなくて、HTMLの知識をほんの少し知っている程度でした。でもゼロに近かったと思います。

ープログラミングを学びたいと思ったときに、すぐにスクールを探しましたか?

実は、プログラミングを学びたい気持ちと同じくらい「海外に行きたい!」という気持ちもあり、海外移住・海外転職も考えていました。実際に海外企業への転職活動をして内定も頂いていたのですが、やはりITへの関心が捨てきれず内定を全て断り、キャリアブレイクしながらプログラミングを勉強しようと決意しました。

次に、「どうやってプログラミングを勉強しようか」と考えネットで調べた時に、オンライン上で学べるスクールがあるということを知りましたね。オンラインでの学習であれば日本国内に居なくても勉強できると考え、「海外に行きたい」という私の希望も叶えられるのではないかと検討していった結果、CodeCampの他数社に絞られていきました。最終的に、料金やサービスの観点からCodeCampに決めました。スクールを決めた辺りからは、受講料も振り込んだしやるぞ!という気持ちでした。

ー検討中のスクールの中で、CodeCampに決めた理由は料金ですか?

私の場合、就職せずに貯金を切り崩しながら海外滞在費用等を捻出しなければならなかったのでスクールに掛けられる予算は約30万円程度でした。そのため、もちろん料金も決め手にはなりましたが、それ以外にも海外在住で本当に学習に支障がないか、3〜4ヶ月間の学習期間で学べるカリキュラムであるか、など自分の望む学習スタイルに受講条件がマッチするスクールを探していました。

ーCodeCampのサービスのどのようなところを魅力に感じていただけましたか?

私はプログラミング学習の集大成として、自分で企画・開発するポートフォリオを制作したいと考えていました。コロナ禍でマスクや抗原検査キットの在庫状況に関する問い合わせが役所へ殺到し、その対応に苦慮した経験を踏まえ、住民が誰でも簡単に必要な物資の在庫状況を把握できるWEBサービスを自分で開発してみたかったのです。
CodeCampの無料のカウンセリングなどを活用し、ポートフォリオを作ると転職時に有利になる話やPythonが今流行っている話などを聞き、Pythonを使って自分の作りたいサービスを開発するには「フルスタックに言語が学べて、特にPythonをバックエンド言語として学習できるプラン」が良いのかなと筋道が見えたときに、料金や期間などの条件も含めて一番マッチしたのがCodeCampのオーダーメイドコースでした。

また、海外でも問題なく学習できるかという点も気にかかっていたので、LINEの無料相談を活用してCodeCampの学習の仕組みについて確認しました。この件以外にも、毎回丁寧に担当者の方に対応していただけたこともあり、最終的に丁寧で充実した支援体制がある CodeCampに私のプログラミング学習をサポートしてもらいたいと思い、契約を決めました。

image ※海外での学習の様子

CodeCampでの学習

ーオンラインレッスンはどれくらいの頻度で受講しましたか?

課題提出など壁にぶつかったときに、オンラインレッスンで先生方に助けてもらいました。フロントエンドの課題で、グルメサイトを作ったのですが、なかなか理想通りの構築が出来ず、先生に泣きついたのが始まりだった気がします。

ーグルメサイトの制作は難しいですからね。

難しかったですね。ボリュームも多いですし。でもバックエンド言語に入ってからのほうが学習の理解が難しかったです。それにしても、HTMLのあの課題は、ほとんど先生にやってもらった記憶があります。限られた時間の中で、初心者でもできる感を与えるのが最優先なのかなって。もちろん自分でも考えましたが……。

ーモチベーションを保つためにやっていたことはありますか?

自分でコードを書いて、思い通りの形になるというのはやる気に繋がりました。このような達成感を得られる流れは、カリキュラムに組み込まれていたような気がします。簡単なことでも、思い通りにできるとそれがモチベーションになっていました。とにかく手を動かして前に進めて、テキストで理解したものを実践形式で実際に作ってみるということができたのは、私にとってすごく良かったと思います。

ーテキストコミュニケーションの難しさや、どうやって相手に考えを伝えるか工夫したところはありますか?

今までのキャリアである看護師や保健師の時には、主に口頭でのやり取りをして迅速に対応し、後でまとめて記録をするということが多かったのですが、オンライン上の学習や仕事になると丁寧にひとつひとつテキストに残してやり取りをするため、どうしてもカルチャーショックを感じてしまうことがありました。しかし、その点を転職前の学習段階で学ぶことができたので、今の仕事でも役立っていると感じています。

特に、ポートフォリオ制作のために受講したプラスレッスンのカリキュラムの一環で、初めてSlackを活用した際に、運営側から「コーディングのどこがわからないのか」「自分でどんな解決法を試したのか」「先生に何を聞きたいのか」の3点を抑えた質問をすると良いと紹介されていたのですが、このアドバイスは自分にとって有益なものになりました。
先生もずっと私のコーディングを見ているわけではないので、まずは自分で考えてどこまでできたのか、そして適切に自分の状況を伝えて、先生に何をしてほしいのか要望を簡潔に伝える力というのは、ポートフォリオ作成期間中の約2か月間で身についたと感じています。そのおかげで、無事にポートフォリオも完成させることができたと思っています。
また転職活動時に、Slackの使用実績があるとアピールできたことも良かったです。

ー講師とのやり取りの中で、印象に残っているエピソードはありますか?

オーダーメイドコース終了後、自分が作りたいポートフォリオを作るために松木先生に約2ヶ月間のプラスレッスンを依頼しました。そのレッスンの中で、先生から「テクノロジーはそれ自体が目的ではなくて、夢や目標を叶えるための手段である」という言葉をいただきました。この言葉は何か私の中でストンと落ちましたね。今までは勉強することが目的というか、システムが動けば正解と思っていたのですが、「この技術やシステムは、もっとその先にある夢や目標を叶えるためのツールなんだ、目的と手段を履き違えてはいけないな」と自分の中で定義し直せた瞬間でした。モノづくりの極意というか、名人からすごく良いことを学べたと思います。この言葉は、転職した今でも私の中で大切にしています。

ー松木先生は長く講師をされているので、心に残るメッセージ残してくださいますよね。

はい。私自身の可能性についてもコメントしてくださいました。最後のオンラインレッスン時に「1エンジニアというよりかは、何かもっと広い可能性があなたにはありそうだから、頑張ってね」というメッセージは、すごく心の支えになっていました。

ー修了時点でスキルが身についた実感や、転職に活かせそうだと思ったことはありましたか?

もちろん、プログラミングの技術や開発経験が身についた実感はありましたが、転職を成功させた今につながっているのは、エンジニアとしての自分の適性が分かったことでしょうか。
ポートフォリオを開発する前は、バックエンドエンジニアになろうと思っていました。テキストベースで学んでいるときはすごく楽しかったんですけど、ポートフォリオでいざ「こういうものを作りたい!」とゼロから企画して開発したら、これはすごく大変な仕事だと実感しました。つらいというか、孤独というか。
孤独だったけれども、先生がパートナーとして支えてくださったので、なんとか完成まで辿り着きました。そのときに、「エンジニアの仕事は、自分にはちょっと務まらないかもしれないな」と逆に現実を受け入れることができました。

そのときに、ITでシステムを作る側ではなくて、ITを使って人々に良い影響を与えられるような存在になりたいと思い、視点を変えることにしました。転職活動をする上では、何かしらの課題を抱える顧客の声を掬い、その課題解決を図るためのシステムを開発しているエンジニアサイドに現場の声を届けられる人材になりたい、という軸をひとつ定めました。そして、より良いプロダクトやサービスの発展に寄与できたらいいなと。そのため、エンジニアではなくカスタマーサポートやカスタマーサクセスなど、IT企業の中でエンジニアと接点のある周辺の職を探して受けていました。

ーポートフォリオを実際に作ってみて気づいたんですね。

まさに日進月歩で日々技術が進んでいくので、そのキャッチアップも大変に感じました。正攻法やネットに紹介されている技法が必ず自分の理想に最短距離で近づけるとは限らないので、思い通りにいかないことも多くいっぱい壁にぶつかって、悩んで夜も眠れなくなった時期もありました(笑)。あの時期は「(エンジニアには)向いてないかもしれない」など、ネガティブな記憶の方が多く残っています。一方で、松木先生のサポートもあり、無事にポートフォリオが完成した時のあの感動というか、達成感は今でも忘れられないです。

転職活動について

ー就職活動はどれくらいの期間で行われましたか?

活動は(2023年の)9月から始めたので、トータルで8ヶ月間くらいです。あまり他の人と比較したことが無いので分かりませんが、きっと平均よりは長いですよね。(笑)

ー転職活動はどのように進めましたか?

IT企業の求人が多いSNS型の転職サービスを利用しました。自分の可能性を広げるため、少しでもマッチしそうな求人に対し、カジュアル面談を積極的に申込みました。そのおかげで今の転職先にも出会えましたし、様々な企業の話を聞いて、本当に多くのことを学ぶことができたので、とても良い人生経験になりました。

ーカスタマーサクセス以外にはどういう職種を見ていましたか?

カスタマーサクセス以外だと、データアナリストやカスタマーサポート、オンライン秘書、採用代行事務などもみていました。先ほど挙げた転職軸に加えて、ITに携わりながらフルリモートで働きたい思いも強かったので、正社員に拘らず業務委託も視野に入れて探していました。IT業界という軸はぶれなかったのですが、その中でも色々な職種を受けていましたね。
IT業界にこだわっていたのは、先ほども言ったようにフルリモートで働きたいという気持ちが強くなっていたのも要因としてあります。海外でプログラミング学習をしていたら、フルリモートワーカーとして海外のリゾート地などで悠々自適に働くエンジニアやコンサルタント、経営者の方たちと知り合うことができました。結果として、彼らのように場所や時間に縛られずに働くことへの憧れがより強くなってしまい、IT業界には終始こだわっていました(笑)。

ー実際に何社ぐらい受けられたんですか?

書類選考は20社、カジュアル面談だけの企業も入れれば30社程度の企業と話をしました。私の場合、書類選考は通っても面接で落ちるパターンが多かったので、面接に進んだのも20社程度ありましたが、ほとんどの会社から面接後に不採用の通知をいただいていました。

ー転職活動の中でCodeCampで学習したことが生きてきたと感じたタイミングはありましたか?

今回就職した会社では、公務員を退職してプログラミングを1から学び、ポートフォリオまで制作したことに対して、最後まで物事をやり抜くグリッド力や新しいキャリアに挑戦している覚悟を評価されました。
ポートフォリオとして自分が作りたいものを完成までもっていけた、カリキュラムを完走しきれたのは、そこまでサポートしてくださったCodeCampの学習プログラムとサービスのおかげだと感じています。

ー評価されたのは学習に臨む姿勢でしょうか?

そうですね、いまの転職先はその点が評価されていたと思います。しかし、転職活動全体を振り返ってみると、私がエンジニア職に応募してないというのが一番の理由だと思いますが、正直あまりプログラミング学習に挑んだ点を評価しない会社の方が多かったです。やはり、IT企業での就業経験や応募ポジションの職務経験の有無が重視されていたような気がします。転職ですからね・・・。
だからこそ今の就職先で、学習に臨んだ姿勢やその成果を真正面から評価してくださったことを内定後の人事面談で聞いたときは、涙が出そうになるほど嬉しかったですね。

ー転職活動の中で、「書類選考は通るが、面接はなかなか通らなかった」という話がありましたが、選考が通らないときにどんな工夫をしましたか?

自分の経歴が複雑ということに加えて、自分自身が緊張しいな性格であることや簡潔明瞭に話すことがあまり得意じゃないのもあって、初対面の人に自分をうまく売り込むことが上手くできていない感覚がありました。その対策として自分の経歴等をまとめた自己紹介用のパワーポイント資料を作りました。口頭だけではなく、文字や写真を入れて視覚的にも相手に見せることができたら、もう少し落ち着いて喋れるかなと。自分の話す言葉だけに集中されないので、少し落ち着いて余裕をもって話せるようになりました。オンライン上で資料を画面共有しながら、自分の職務経歴やリスキリング期間に習得した技術、ポートフォリオ作品について説明していました。

ーその工夫は、何社か受けた後に実施したのですか?

後半の15社目以降くらいからです。それまでは毎回ドキドキしながら、一生懸命早口で捲し立てるように喋っていたように自分でも思います。
今振り返ると、就活時の面談や面接は、結局のところ自分の経歴や能力が応募する企業の求める人材に合っているかのマッチングであるため、自分を売り出す工夫をして損はないと思います。資料を準備していたことにより、企業側にもこちらの意気込みというか熱意も多少伝わり、好印象なフィードバックをもらうことも多かったです。自分と企業、互いの相互理解を深めることに役に立っていたと思います。

就職した会社について

ー今回内定を承諾された会社はどのような業種の会社ですか?

皆さんが住んでいる自治体や国といった行政機関が使うシステムの開発をしているIT企業です。ガブテック(GovTech)企業と言ったりもします。

ーその会社さんと面接をして、フィットすると思った観点はありますか?

行政の仕事は民間企業の方と少し畑が違い、業界用語や礼儀作法も独特なのですが、行政職員だった前職での経験が活かせるという点にとても救われました。また自分と同じ元公務員の人たちと一緒に働ける安心感もありましたね。
中でも最大の決め手は、自分が取り組んだ仕事が社会全体に影響するという点です。自治体に働きかけたことは、その自治体に住む住民全員に関わりますので、それこそ「ITの力で、社会貢献をしたい」という私の最初の目的に叶うと感じました。システムを作る側ではないけれどもマーケティング業務を通して、自治体が自社システムを導入し、自治体の職員も住民も幸せになったら素敵だなと感じ、入社を決めました。

ーどんなお仕事をするのですか?

全国の自治体職員を対象としたオンラインコミュニティの運営と自社サービスの認知拡大を図るためのマーケティング業務を担っています。自治体職員の方々にとって役に立つコンテンツの企画やコミュニティの活発化を図る施策の実施を行っています。ホームページの管理も業務としてあるので、学習したプログラミングも少し活かせています。

ー働き方とライフスタイルのバランスは?

前職と比較すると、現在は信じられないくらい自由な働き方ができているため、非常に満足しています。フルリモート勤務のため、自宅や旅行先からのワ―ケーションも可能です。またフルフレックス制度も導入していることから、自分の体調や都合に合わせて就業時間を調整することができ、とても柔軟な働き方を実現している会社だと思います。また、正社員として働けていることにも安心感がありますね。転職活動をしていた期間は長く苦しい時間を過ごしましたが、本当に挑戦してよかったです。

ー今回就職したのはガブテック企業でしたが、医療関係にまた行きたいという気持ちはありますか。

医療IT企業は、どうしても影響力の範囲が顧客となる病院関係者または患者に限定されます。一方で、今は顧客となった自治体の全住民に関わるサービスを提供できるため、より広く社会に影響を与えられるのではないかと思います。また、行政の仕事の中には医療ももちろん含まれているので、今の仕事を続けていれば、間接的にでも医療業界にアプローチできると考えています。今はこの会社で頑張りたいと考えています。

今後のキャリアについて

ー今後どんなキャリアを歩んでいきたいと考えていますか?

顧客のいる現場、今だったら行政の現場の声を直接聞き、その声をシステム開発側に反映ができるようなインパクトを与えられる人材、キャリアを歩みたいです。現在のコミュニティ形成やマーケティングの仕事もやりがいがありますが、私としてはITの領域にももう一歩入り込みたいという気持ちもあります。プログラマーとしてエンジニアの世界にガッツリ行くのは少し怖いですが、エンジニアの方とも一緒に仕事をしながら、より良いプロダクト開発につながる働きができればいいですね。

ープログラミング学習や転職活動を通じて何か得るものはありましたか?また、これからできるようになりそうなことや叶いそうな夢などはありますか?

プログラミングを学んだことで論理的思考というか、きちんと順序立ててプログラムを書けば、遠いと思っていたゴールまでの距離が縮まっていく成功体験をたくさん積めたというのが私にとって貴重な経験となりました。
「小さくても自分の力で一歩一歩、着実に理想に近づいている」という感覚や達成感を味わえたので、自分の夢や目標を持って、行動に移せばなんとか叶えられそうという根拠のない自信がついたと思います(笑)。

特に今は、CodeCampでプログラミング学習に挑戦した結果、自分のやりたい仕事を手に入れた満足感で気持ちがいっぱいです。プログラミング学習を通じて手に入れられた自信は、今後の人生にも良い影響を与えてくれると思っています。これからも、仕事だけでなく自分の人生においても色々なことに積極的にチャレンジしていきたいです。

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最後に

ー今、IT業界を目指して学習している人にアドバイスがあればぜひお願いします。

苦しい転職活動を経た今の自分が言えることは、「みんな、自分自身の可能性を自分で潰さないようにしてほしい」ということですかね。私の転職活動は、実際にとても難航しましたし、周囲の人々から批判や否定も受けました。しかし、自分の夢やありたい姿を目指してひたすら走っていけば、いずれ良い企業や人と巡り会えるような気がします。
もし、プログラミング学習や転職活動でしんどい思いをされている方がいたら、それは頑張っている証拠であること。たまには家族や友人、他者にも頼って休息を取ったりリフレッシュすることも長く走るコツだったりします。ぜひ、自分を信じて夢や目標に向かって突き進んでほしいです!


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CodeCampus編集部
この記事を書いた人
CodeCampus編集部
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