- 更新日: 2017年04月05日
- 公開日: 2015年12月05日
ゼロから始めるJavaScript講座Vol03 変数の使い方
ゼロから始めるJavaScript講座 変数の使い方
変数とは
データを入れる箱のようなものです。この箱はさまざまなデータの出し入れに使用します。
まずはお手本にある通り、変数を使ったプログラムを書いてみましょう。 ファイル名: variable.html
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>変数</title>
</head>
<body>
<script>
// 変数hpを定義
var hp;
// 変数hpに値を代入
hp = 200;
// 変数mpを定義し値に代入
var mp = 80;
// HPとMPを表示
document.write('<p>現在のHPは' + hp + '現在のMPは' + mp + '</p>');
</script>
</body>
</html>
作成したプログラムの「hp」と「mp」が変数になります。
変数の宣言と代入
JavaScriptの変数は、利用する前に宣言をする必要があります。varの後ろに半角スペースを挟んで変数の名前を書きます。
var宣言を行うことで変数を定義できます。変数はデータを入れる箱のようなもので、宣言はこの箱を作成してあげるイメージです。
次にhp = 200とありますが、これはvar宣言により作成された「hp」という箱に200という値を入れています。
算数や数学では「=」(イコール)は等しいという意味ですが、プログラムでは「=の右側にある値を、=の左側に書かれた名前の変数に入れる」という意味になります。
このように「=」(イコール)を使って変数に値を入れることを代入といいます。
変数の宣言と代入のイメージは以下となります。
var宣言により「hp」という名前の箱を作成し、箱の中に「200」という値を入れています。
なお変数の宣言と代入は同時に行うことも可能です。
変数「mp」はvar宣言と「80」という値の代入を同時に行っています。
変数名の書き方
JavaScriptにおける変数の書き方は以下となります。
- var宣言を行う
- 名前に利用できるのは英数字か__(アンダースコア)、$_(ドル記号)で、数字が使えるのは2文字目以降
- あらかじめJavaScriptで予約されている名称(予約語)は名前に利用できない 予約語例:if、for、float、class、new、true、var
- データ型宣言は必要ない(宣言が必要な言語を学んだ人用の説明) また変数名が長くなる場合、単語の区切りとして_(アンダースコア)か単語の始めのみ大文字(キャメルケース)を利用することが一般的です。
変数の使い方
変数に入れた値を利用する際は、
上記のように「hp」「mp」と2つの変数をシングルクォーテーションなしで書くことで、変数として認識され、箱の中の値を取り出すことができます。また「+」(プラス)を利用すると文字列が結合できます。
具体的に変数の値の取り出しと文字列の結合は、以下の手順で処理が行われています。
このように変数は代入した値を取り出し利用することができます。
また変数の値を変更することが可能で、同じ変数に別な値を代入すると、代入された値が変数の値として上書きされます。
実際にvariable.htmlへ変数hpの値を上書きした上で表示する処理を追記してみましょう。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>変数</title>
</head>
<body>
<script>
// 変数hpを定義
var hp;
// 変数hpに値を代入
hp = 200;
// 変数mpを定義し値に代入
var mp = 80;
// HPとMPを表示
document.write('<p>現在のHPは' + hp + '現在のMPは' + mp + '</p>');
// 変数hpの値を上書き
hp = 100;
// HPとMPを表示
document.write('<p>現在のHPは' + hp + '現在のMPは' + mp + '</p>');
</script>
</body>
</html>
変数hpの値が200から100に上書きされ、変数hpをdocument.write()で表示した際の結果が前と後で異なります。
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- この記事を書いた人
- CodeCampus編集部