- 更新日: 2017年03月30日
- 公開日: 2015年12月05日
ゼロから始めるJavaScript講座Vol01 JavaScriptの基礎知識
ゼロから始めるJavaScript講座 JavaScriptの基礎知識
JavaScriptとは
プログラミング言語の一種で、Webページに様々な機能を付加できます。
JavaScriptを含め、世の中には200種類以上のプログラミング言語がありますが、各プログラミング言語にはメリット・デメリットがあります。
言語 | メリット | デメリット |
---|---|---|
C |
|
|
PHP |
|
|
JavaScript |
|
|
この中でもJavaScriptはWebページ作成に欠かせないものとなっています。
特徴①Webページ作成に特化
HTMLやCSSでは実現できない[ボタンクリック][マウスオーバー]のようなユーザの動きに応じたWebページ機能を作ることができるのが特徴です。
このような機能を追加できるプログラミング言語は非常に少ないため、Webページ作成にJavaScriptは必須とされています。
特徴②特殊な開発環境を必要としない(ブラウザで動作)
JavaScriptもHTMLやCSSと同じく、ブラウザがJavaScriptで書かれた文章の解析と実行を行っています。
プログラミング言語のほとんどは、利用するために専用の環境やツールのインストールが必要となります。
しかしJavaScriptは[InternetExplorer][Firefox][GoogleChrome]といったブラウザで動作するため、実行するのに難しい手順や準備は必要ありません。
特徴③処理が遅い
数あるプログラミング言語の中で、処理は遅い部類となります。JavaScriptに限らず、Webページ向けのプログラミング言語は、全般的に遅いものが多いです。
特徴④セキュリティに難あり
JavaScriptはその中身(ソースコード)をユーザが閲覧することができます。
HTMLやCSSのソースコードはブラウザの「ソースコード表示」などにより閲覧できることは既にご存知だと思いますが、JavaScriptもブラウザ上で実行されているため、同じく閲覧することができます。
このため、ユーザ認証(ログイン機能)のような、ユーザに具体的な処理内容が見られたら困るものをJavaScriptで実装することはできません。
このような特徴があるJavaScriptですが、大切なのはその役割です。
「HTMLやCSSでは実現できないWebページ機能を付与」「ブラウザが解析・実行」という特徴から、[HTML + CSS + JavaScript]の3つで[Webページの中身]となっており、それぞれの役割は以下となります。
- HTML
- 文章の構造を定義する
- CSS
- デザインを指定する
- JavaScript
- 動きをつける
\Webサイト担当者としてのスキルが身に付く/
JavaScriptとJavaは別物
JavaScriptと似た名前のプログラミング言語としてJavaがありますが、この2つは全くの別物です。
プログラムをあまり詳しくない人の中に、JavaScriptを省略してJavaと呼んでしまう人がたまにいますが、
- MacとWindows
- インドとインドネシア
- オーストリアとオーストラリア
- ブラックジャックとブラックジャックによろしく
と同じぐらい、JavaとJavaScriptは別物です。このため、省略して呼ぶのはあきらかな誤解を招くためやめましょう。
なお文章でJavaScriptを省略して書きたい場合、「JS」という略称を利用するのが一般的です。
NEXT LESSON ☛ JavaScriptの基本文法
PREV LESSON ☛ ゼロから始めるHTML/CSS講座
- この記事を書いた人
- CodeCampus編集部