Illustratorのグラデーション機能とは?初心者にもわかりやすく解説!


Illustratorのグラデーション機能とは?初心者にもわかりやすく解説!
目次
  1. Illustratorでグラデーションの基本
  2. グラデーションとは何か?
  3. まずは実際に描いてみる!
  4. Illustratorでグラデーションメッシュを描く
  5. グラデーションメッシュとは何か?
  6. グラデーションメッシュの描き方
  7. Illustratorのグラデーション機能でバナーづくり
  8. まとめ

Illustratorでグラデーションを描く方法は、一見難しそうですが意外に簡単です。まずは基本操作を解説し、その後立体感を出すグラデーションメッシュについてお話しします。最後に応用編として、グラデーションを活用したバナーの作り方を紹介します。ぜひ実践で役立てていただきたいと思います。

Illustratorでグラデーションの基本

グラデーションとは何か?

色が断続的に変化している状態を指しています。下記のように、方向や色の数など、いろいろなパターンがあります。きれいで、デザインにちょっとしたアクセントを加えることができます。

01gradation

まずは実際に描いてみる!

以下の図のように、図形の塗りを選択した状態(図1121)で、パレットの赤枠の部分をクリックしてください。すると図1122のように、グラデーションを描くことができます。

グラデーションができたあとに、色を変更することができます。方法は、下図(1)の鉛筆のマークの部分をダブルクリックすると、(2)のカラーパレットが開きます。そして好きな色を選択すれば、図1123のように、グラデーションの色を変更することができます。

グラデーションの色は1色だけではなく、何色でも増やすことができます。そのためには、下図(1)のグレーの部分の適当な箇所を、クリックします。すると鉛筆のマークが出現するので、ここをダブルクリックして、好きな色を選択してください。1124図のように、複数の色のグラデーションになりました。

04gradation

ここまでの作業ができれば、あとは円形にしたり、角度をつけることも可能です。

Illustratorでグラデーションメッシュを描く

グラデーションメッシュとは何か?

通常のグラデーションの見た目は平面ですが、それに立体感をもたせる機能をグラデーションメッシュといいます。

グラデーションメッシュの描き方

球のイメージを描くために、まずは円を用意します。この円を図(1)のように選択ツールで選びます。その状態で、メインメニューにある図(2)の「オブジェクト」をクリックして、メニューを出し、(3)の「グラデーションメッシュを作成」を選択します。

05gradationmesh

さらに、下図のように「種類」を「中心方向」にして、OKボタンをクリックします。

その結果、図2273のようにグラデーションメッシュを描くことができます。ご参考までに、図2271は塗りが黄色の通常の円、図2272はグラデーションです。図2274は光源をつけるために、グラデーションメッシュに色をつけています。その方法は、ひとつのアンカーポイントをダイレクト選択ツールでクリックした後に、色を指定することで実現できます。

07gradationmesh

Illustratorのグラデーション機能でバナーづくり

下図では、左側に今回用意したバナーのサンプル、右側に実際に操作したグラデーションのメニューとその設定です。

こちらのサンプルでは、黄色のグラデーションを使用しています。上から下にかけて、黄色がだんだん薄くなるように、グラデーションのメニューで調整しています。操作方法は、すでに紹介したやり方で大丈夫ですが、2点テクニックを紹介します。

最初に、メインメニューの下に赤枠で囲っている、「不透明度」の調整です。通常は100%になっていて、レイヤーの下の画像(今回は模様)は透けて見えません。この「不透明度」を100%より下げると、レイヤーの下の画像が少し透けて見えるようになります。

この作業の目的は、ただ単に色のグラデーションだけでは見栄えが良くないので、レイヤーの下の画像と混ざって見えるようにしています。

もうひとつのテクニックは、グラデーションの向きを、角度を指示して好きなように指定できます。今回の例では、赤枠の90度にすることにより、上から下へと変化させることができるようになります。

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まとめ

Illustratorのグラデーション機能を活用して、バナーづくりにチャレンジしてみました。いかがでしたでしょうか。まずは、基本的なグラデーションをいくつか作成して、慣れてください。それから目的のデザインに応用すれば、スムーズに作業ができると思います。ぜひ、とっておきのアイデアをデザインにして、クライアントを喜ばせてみませんか。


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西山一郎
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