ゼロから始めるIllustrato講座Vol.25 フォントの基礎知識
フォントの基礎知識
フォントとは、いわゆる書体のことです。
和文書体と欧文書体があり、構造が異なります。
和文書体との構造
和文書体は、正方形の中にデザインされています。この正方形のことを仮想ボディといい、実際に字の占める領域のことを字面(実ボディ)といいます。
いわゆるフォントサイズとは、この仮想ボディの一辺のことを指します。
文字列は、正方形が並んでいる状態で組まれます。正方形が隙間なく並んでいても(=字間調整なし)、仮想ボディと字面の間には、隙間があるので、隣合う文字がぶつかることはありません。
一般的に、仮名(ひらがな・カタカナ)は漢字はより字面が小さいので、文字間があいて見えがちです。この現象は、フォントサイズが大きいほど目立つので、適宜カーニング(特定の文字間調整)やトラッキング(選択した文字列の字間調整)を使って、字間調整をします。
書体には、大きく分けて、ゴシック体と明朝体があります。
同じフォントサイズでも、ゴシック体の方が大きく見える傾向があります。
(例)上:小塚ゴシックPro M 下:小塚明朝Pro M
欧文書体の構造
欧文書体の基準線となるのが、ベースラインです。また、文字ごとに文字幅や字間が異なります。
欧文書体には、大きく分けて、うろこ状のセリフがついたセリフ系とついていないサンセリフ系があります。
(例)上:Times Bold 下:Helvetica Bold
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