- 更新日: 2018年11月15日
- 公開日: 2015年06月19日
初心者必見!XAMPPのインストール方法を始めから丁寧に
WordPressやWEBアプリケーションの開発にとって欠かせないツールの「XAMPP」。
はじめてXAMPPをインストールする方、久しぶりにインストールする方向けに手順をまとめてみました。作業自体は簡単ですが、途中で「ん?どっちを選べばいいのかな?」なんて思うところもありますので、インストール前に一読頂ければ幸いです。
初心者向け!今さら聞けないXAMPPのインストール方法
XAMPPとは
XAMPPとは、オフライン環境でも自分のパソコンでデータベースなどが使えるようになるソフトウェアです。サーバー契約がなくてもデータベースを活用したソフトを利用できます。具体的には、これからWordPressをはじめようと思っている方、PHPやデータベースの動作をテストしたい方によく利用されています。
使い方によってはプライベートの ブログ(オフライン版)を WordPress 環境を使って制作することもできます(家族日記など)。もしくはPHP言語 の学習目的に総合開発環境「NetBeans (IDE)」と併用し、プログラミング言語を学ぶこともできます。Google Cloud Platform や Microsoft Azure などで利用されている仮想マシンにもXAMPP テクノロジーが利用されています。
XAMPPの仕様
対象OS/Windows、MacOS、Linux
ソフト/Apache, MySQL, FileZilla FTP Server, Mercury Mail Server, Tomcat
プログラミング言語/PHP, Perl, phpMyAdmin, Webalizer, Fake Sendmail
サイズ/ 104 Mb~132 Mb(OSによって異なる)
ライセンス/GNU General Public Licence 規約のもと自由に無料で複製できます
保証/本プログラムに関しての保証はありません
開発元/Apache Friends
XAMPPインストール
XAMPPのホームページにアクセスすると、ダウンロードが紹介されています。今回はWindows版をダウンロードしていきます。iOSについてはXAMPP以外に「MAMP」という類似ソフトがあります。 ダウンロードをクリックすると、いきなりダウンロードが始まります!
「ダウンロード」クリック後に表示される下記の画面は閉じて大丈夫です。
ダウンロード完了後、パソコンのダウンロード・フォルダを開き、xampp・・・・・をダブルクリックし、ソフトを起動します。
Nortonなどのセキュリティーソフトが入っていると以下の様なメッセージが出てくる場合があります。詳しい内容は紹介アドレスにアクセスして、とありますがほとんどの場合問題なくXAMPPをインストールできます。
XAMPPのインストール先をWindowsのプログラム管理データ上にするとXAMPPが正常に稼働しない、ということを記しています。インストール先は通常初期設定のままにするので「OK」をクリックします。
XAMPPのセットアップを進めます。
使用するプログラミング言語、サーバー機能を設定します。とりあえず初期設定のまま進めます。
インストール先は初期設定のまま進めましょう。
Bitnamiに関する紹介です。チェックを入れておくとInternetExplorerが起動し、Bitnamiのサイトが表示されます。セットアップ上はチェックがあってもなくても結果は変わりません。
セットアップを実行します。
セットアップ完了には約5分かかります。ノートPCの場合は、バッテリー残量にご注意ください。
セットアップが完了しました!早速XAMPPを使う場合はチェックを入れておきましょう。
こちらがXAMPPのコントロール画面になります。これで一旦XAMPPのインストールは完了です。コントロール画面の表示は英語のみになります。
実際にApacheをStartさせてみると、エラーが発生するケースがよくあります。主な原因はXAMPPの設定と他のアプリの設定が重複しているためです。(Skypeの接続ポートなど)もしくは無用なコマンドが起動していてもエラーが発生します。
XAMPPでApacheがStartできない時の対処法
①不明なコマンドは立ち上がっていませんか?プログラムを終了します。
②Skypeの接続ポートを確認し、設定変更します。
画面左の「詳細」→「接続」をクリックすると、Skypeの接続ポートが確認できます。XAMPPのApacheでは初期設定でポート80が使われているので重複して、Apacheが起動できなかったと考えられます。
チェックを外します。
Skypeを再起動します。
そして再びXAMPPでApacheをスタートするとうまく起動しました。MySQLも同様に正常に起動します。
Apacheの管理画面を覗いてみます。Apacheの列の「Admin」をクリックすると管理画面に進みます。
ローカルでWordPressを使う際は、こちらの画面から設定を進めます。
MySQLの管理画面も覗いてみましょう。XAMPPコントロールパネルの「MySQL」列の「Admin」をクリックしてみます。
英語表記では使いにくいと思いますので、言語を日本語に変えます。ローカル環境で作ったデータベースをエクスポートする時、もしくは外部のデータベースをインポートするときにこちらの画面から作業を行います。
XAMPPをダウンロードしただけでは、デスクトップにショートカットキーが作成されないので注意しましょう。ダウンロードしたXAMPPフォルダ内の「XAMPP-control」を起動するとXAMPPコントロールパネルが起動します。
\Webサイト担当者としてのスキルが身に付く!!/
まとめ
いかがでしたでしょうか?ちょっとめんどくさい、と思うかもしれませんが、PHP言語の学習やWordPressのテスト、WEBアプリケーションの開発にXAMPPは欠かせない存在です。ネットワークの環境が悪いところでも、プログラミングやウェブのテストができますのでこれからプログラミング言語を学ぼう、WordPressを使おう!と思っている方にはXAMPPの環境は必須と思います。尚、XAMPPはアプリ用データベースのSQLiteには対応していませんのでご注意ください。
- この記事を書いた人
- オシママサラ