世界1億人が参加!プログラミング入門ゲームHour of Codeをやってみた


世界1億人が参加!プログラミング入門ゲームHour of Codeをやってみた

以前、「【無料で入門!】ゼロからプログラミングが学べるWEBサービス14選」で紹介したように、最近では色々なプログラミング学習サイトができてきています。動画で解説するものから、ゲーム感覚で学んでいくタイプまで様々です。今回私がレポートするのは、全世界で注目されているプログラミング入門サイトHour of Codeです。

目次
  1. Hour of Codeとは
  2. Hour of Code体験レポート
  3. Hour of Codeをやってみて
  4. コードを書く事への抵抗感を究極までに減らした画面
  5. プログラミングの勉強なのでゲームだけで終わらない
  6. プログラミング教育が子供へ普及すれば10年後の世の中がもっと楽しみに

Hour of Codeとは

Hour of Codeは、Code.orgというプログラミングを推進するアメリカの非営利団体が運営するプログラミング学習サイトです。Code.orgといえば、昨年末のオバマ氏によるプログラミング教育を奨励する演説を発表したことが記憶に新しいですが、このHour Of Codeには世界でなんと1億人以上の人が参加しているのです。

対象年齢4歳~108歳という、初心者に優しい作りになっており、 世界各地でこのHour of Codeを活用したワークショップが開かれている様です。今回はそんなHour Of Codeの体験レポートをご紹介いたします。

Hour of Code体験レポート

02

対象年齢8歳からのアナと雪の女王で学習するコースを選択できる様になっています。

03

通常はアングリーバードというキャラクターゲームを素材に学習するらしいのですが、こちらも用意されており両方とも選択可能です。

今回私はアナ雪バージョンを選択しました。

04

ゲームをスタートするとこの状態が用意されており、
このキャラクターをどう動かすのかをプログラミングしていきます。

05

前に進むや90度右に回るなど、

ブロック単位になった命令文のパーツをドラッグ&ドロップすると、それに従ってアナが動く仕組みになっています。

06

とりあえず何かコードを書いて(ブロックを置いて)アナを動かしてみましょう。

実行をクリックすると、アナが動きました。命令通りにキャラクターが動くと、何とも言えない達成感があります。

07

1、前に進む→2、右に90度回る、という動きを繰り返す事によって、四角形を作る事に成功した訳ですが、動画で女性が登場し、「それでもいいけど、LOOP処理すると便利よ」
という意味のアドヴァイスを受けます。

08

そうなんですよね、コンピュータって、本当に同じ事を飽きもせずに繰り返す事が得意なんですよね。とコンピュータの本質に触れます。

09

今度はピンク色の「繰り返し」ブロックが登場しました。

こうしてブロックの並びで見ると、命令文の構造がよくわかりますね。

繰り返すコードは、何回繰り返すのか?
そもそも何を繰り返すのか?

をブロックの中にある数字で調整します。

するとさっき沢山書いたコードがこんなにシンプルに書く事が出来るんだ、という事が理解できます。これは足し算しか知らなかった子供が、掛け算を覚えた様な感覚ですね。

10

どんどん難易度が上がり、「繰り返し」を「繰り返し」ましょうというミッションが登場します。

繰り返しを繰り返す?と言われても、いまいちピンとこないかも知れませんが、 Hour of codeは、命令文がどこにかかっているのかが、ブロックでビジュアル化されているので一瞬で理解できます。

Webサイト担当者としてのスキルが身に付く

無料カウンセリングはこちら

Hour of Codeをやってみて

ここまでやった感想としては、解り易い!の一言です。初心者や素人がプログラミングを勉強する際、多くの場合ぶち当たる壁が、これら「LOOP」などの繰り返し処理やif文などの条件分岐です。

繰り返し処理はどのプログラミング言語を勉強するにしても、避けて通れない考え方なので、この段階まで進んだだけでも、プログラミングの本質として重要な部分を理解したと言えます。

コードを書く事への抵抗感を究極までに減らした画面

ゲームのミッションどおりブロックを積み重ねる事により、キャラクターであるアナやエルサを動かしましたが、ここまで、プログラミングに関する専門用語は一切登場していません。これは、コードを書く=難しいというプログラミングに対する苦手意識を取り払う事にかなり貢献していると言えるでしょう。

プログラミングの勉強なのでゲームだけで終わらない

各ミニゲーム毎に、クリアする度に、自分が配置したブロックをコードにしたらどんな風になるかが解説されます。コードを見るをクリックすると、「あなたはたった今○行のコードを書きましたと表示され、実際にJavascriptで記述した場合はどんなコードになるかが分ります。

Hour of Codeの親しみやすさは、
プログラミングする=コードを書くという行為を極限にまで分かりやすくビジュアル化している点にあると思います。

プログラミング教育が子供へ普及すれば10年後の世の中がもっと楽しみに

小学生の頃からこの様な便利なツールでプログラミングを学習できる環境にある今の子供達は将来どんな大人になっているのでしょうか。

筆者は今30代ですが、子供の頃パソコンと言えば、会社で頭のいい人だけが使う、難しいモノというイメージしかありませんでした。

しかし今や小学生の殆どがDSやらPSPやら携帯ゲーム機に興じていて、 デジタル機器に対しての抵抗感などはほぼ皆無です。 直観的な操作が可能なスマートフォンやiPadなどのタブレットが普及しているので、一昔前の大人の感覚でパソコン=難しいという時代ではありません。

Hour of Codeでは、子供の頃からコンピューターサイエンスを学習する事がいかに人生に役立つかをPRしていますが、日本の小学生にもどんどん普及していって欲しいですね。


関連記事

CodeCampus編集部
この記事を書いた人
CodeCampus編集部
まずは7日間お試し!人気プログラミング講座を無料公開中
オンライン・プログラミングレッスンNo.1のCodeCamp