5分で理解!技術的特異点(シンギュラリティ)とは

      2017/02/06

Code部

現役のビジネスマン、これから就職を控える学生さん必見の 技術的特異点 について、わかりやすくご説明します。

 

技術的特異点とは

 

技術的特異点(Technological Singularity)を一言でいうと、 人工知能(Artificial Intelligence)が人間より賢くなる時、 と説明できます。

 

  • 人工知能とは、人間が普段学習していることを機械が行うことです
  • 賢いとは、適切な選択や判断ができ、優位な展開に導けることでしょう

人工知能学の権威 カーツワイルさんによると、2030年までに コンピュータの計算力=人間の知能 に達し、2045年までに安価な PC でも人間の演算力を余裕で超える商品が登場して、

人間 < 人工知能

となる、と予想されています。**

つまり30年後には、コンピュータが自分でコードを適切に書いて、コンピュータによって稼働する社会がくる、ということになります。

 

 

技術的特異点に関する名言

  • 平たく言えば「AIは人間を超える」というよりも「人間はAIと合体して、もっとすごくなる」 by 東大 中島教授

  • 将来的にはAIに働いてもらって、人間は働かなくてもよくなる。もう少し丁寧な言い方をすれば「やりたくないことはやらなくてもいい。お金に関係なく、やりたいことをやればいい」  by 東大 中島教授

  • 情報革命は単に生産性を向上させるためではなく、人々を幸せにするためのものだ by ソフトバンク CEO 孫さん

ちょっとワクワクしてきませんか?

 

 

技術的特異点の到達が必然的な理由

 

技術的特異点には、以下のキーワードが関係しています。

  • IoT
  • ビッグデータ
  • 人工知能
  • コンピュータの処理能力
  • 第4次産業革命(インダストリー4.0)

技術的特異点のキーは人工知能になりますが、人工知能の多くは機械学習やディープラーニングを行っていて、学習にはベースとなるテキスト(データ)が必要となります。

 

人工知能に用いられるデータは、過去のデータやネット上のデータ、それから今の Live データがあります。今の Live データの利用には IoT の技術が欠かせません。例えば、センサーで室温を計測し、その温度データ(ビッグデータ)を人工知能が処理して、室温を適温に設定してくれます。

 

これらの一連処理をスムーズに処理していくためには、コンピュータの高い処理能力と安定したネットワークが欠かせません。コンピュータの処理能力においては今後も拡大を続け、孫社長によると 2018 年ぐらいには人間の脳と匹敵するようになる、と自身の計算結果を元に述べられています。

 

 

またスーパーコンピュータにおいても処理能力は向上していますし、PC 同士をネットワークで繋いで演算能力を高めるグリッド・コンピューティングの技術もビットコイン・ネットワーク(処理能力 1588452 TH/s(158 京/s ) 2GHz のPC 8億台分に相当)に代表されるように機能は向上しています。

ネットワークについては、国内においてはインフラが充実し、海外でもナローバンド対策が進んでいます。**

 

こうして技術の向上は止まることなく、技術的特異点 は必然的に迫ってきています。これらの IoT や ビッグデータは、第4次産業革命とも呼ばれて、日本国政府も中国やアメリカに遅れを取らないように対策を講じています。

 

個人レベルにおいては、過去の産業革命を元に、これからのスタイルを模索する必要があるのではないでしょうか?

リーダー インフラ 技術 市場 ビジネス 取引形態
第一次産業革命
(1760 – 1870年代)
イギリス 運河 工作機械
衣食住関連
大家族 少品種大量生産 市場
第二次産業革命
(1870 – 1970年代)
アメリカ 鉄道
蒸気船
電話
電気機械
エンジン
核家族 大量生産 組織階層
第三次産業革命
(1970 – )
日米欧 通信ネットワーク IT
ME*
個人 多品種少量生産 ネットワーク
第四次産業革命
未定義事項
クラウド
通信ネットワーク
センサー
ビッグデータ
AIプログラミング
個人間? ジャストインタイム* ネットワーク

参考 早稲田大学産業経営研究所のレポート

 

 

技術的特異点と仕事

技術の進歩は、私達の生活を豊かにしてくれますが、幸せにしてくれるかどうか、とは別問題です。
 
2013年にオックスフォード大学から発表された論文「THE FUTURE OF EMPLOYMENT: HOWSUSCEPTIBLE ARE JOBS TO COMPUTERISATION?」では、今後コンピュータの進化によって 無くなるであろう職業 がランク付けされています。これから就職を考えている学生の皆様、ご参考下さい。

 

コンピュータの進化で無くなる可能性のある仕事ランキング

無くなる職業 無くなる確率
電話営業 99%
文書を管理する人 99%
計算オペレーター 99%
データ入力 99%
税申告の代理人 99%
金融機関の窓口スタッフ 98%
融資の専門家 98%
融資の与信を分析する人 98%
保険の審査員 98%
購買(仕入れ)担当者 98%
出入荷の物流管理者 98%
予約係 98%

無くなる職業がある一方で生まれる職業もあり、新しく生まれる製品のメンテナンスを行う SE や プログラマーは必要とされています。また論文の最後には、これから人間に必要なものは、創造力と人間力(Creativity と Social Skill )と結論づけています。

 

つまり例えコンピュータに奪われる可能性が高い職業であったとしても、人間力創造力プログラミング能力があればそれほど悲観的になる必要はない、と考えます。

 

 

まとめ

いつの時代も技術革新は、自分の意志とは関係なくやってきます。時代のパラダイムに取り残されるとどうなるか、あまりイメージできませんよね。

 
現在の最新状況を踏まえてシンギュラリティについて再度記述致しましたので、より詳しい状況を知りたい方はこちらもご覧ください!シンギュラリティとは?現在の状況も踏まえて詳しく解説!

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