人工知能(AI)に人間は勝てるか?囲碁や将棋から見る今後の動向

人工知能(AI)に人間は勝てるか?囲碁や将棋から見る今後の動向

近年のめまぐるしい人工知能の発展と、今後の人工知能の動向を探るヒントにもなる AI将棋や AI囲碁 についてまとめてみました。また実際に AI将棋や AI囲碁を体験したり、プログラミングできるソースコードも集めてみました。

明日からの生きるヒントになれば幸いと思います。

目次
  1. 人工知能に人間は勝てるのか?囲碁や将棋から見る今後の動向
  2. 囲碁
  3. 自分達も人工知能付き囲碁を楽しんでみる
  4. 将棋
  5. 自分達も人工知能付き将棋を楽しんでみる
  6. チェス
  7. 自分達も人工知能付きチェスを楽しんでみる
  8. まとめ

人工知能に人間は勝てるのか?囲碁や将棋から見る今後の動向

囲碁

img : Quanta Magazine

囲碁について

囲碁は、2500年以上前に中国で誕生したといわれ、日本では7世紀頃から徐々に広がっていったと言われています。コンピュータ囲碁がはじめて登場したのは、1970年代と言われています。

しかし、将棋やチェスに比べ、囲碁は盤が大きく、マスが多いため、対局パターンが 10 の 360 乗以上と言われ、コンピュータが人に勝つのは、2023年ごろでないか、と言われていました(2013年時点)。

はじめての 人 VS コンピュータ囲碁

公式な記録は見当たりませんでしたが、恐らく2000年に入ってから対局が始まったと考えられます。

はじめて人が負けた日2007年

青葉かおり 棋士 VS Crazy Stone

Crazy Stone の勝ちその後も MoGo や Zen など様々なプログラムが登場し、プロ棋士に勝利していました。

有名な対局2015年10月

ヨーロパチャンピョンの ファン・フイ 氏 VS Alpha Go

0 対 5 で AlphaGo の勝利

2016年3月 実質世界 1位とも言われる 李セドル氏 VS AlphaGo(1202CPU、176GPU)

1 対 4 で AlphaGo の勝利 打ち手の様子 ゲーム1* 、他のゲーム* 動画

AlphaGo に刺激を受けた日本でも、2年ぶりに囲碁電脳戦が開催されました。 2016年11月 趙治勲 名誉名人 vs DeepZenGo

2 対 1 で 趙名人の勝利

また Deep Zen Go は翌月12月にGodMoves(恐らく人間ではない)にあっさり負けています。韓国では、李セドル氏がAlphaGo に負けてから 2日後に、韓国政府は 1兆ウォン(約 1000億円)の予算を 5年間にわたって AI にあてると表明しています。

また Alpha Go の快進撃は続き、2017年1月には 様々な囲碁サイトで次から次に達人をぶち破り、その数 60勝0敗と言われています。

AlphaGo についての詳しい説明は、こちらが参考になります。

自分達も人工知能付き囲碁を楽しんでみる

アプリ 最強の囲碁 Deep Learning

2,000円しますが、ユーザーからは好評化を得ています。

Fuego

こちらは、カナダのアルバータ大学が開発した、強い人工知能付き囲碁ソフトになります。

プログラミング言語/C++

AlphaGo

GitHub 上で AlphaGo が公開されています。 プログラミング言語/C、C++、Python、Lua など

人工知能なしの囲碁ソフト GNU Go

プログラミング言語/おそらく C

将棋

img : JapanBullet

将棋について

将棋は、古代インドで生まれたと言われており、日本へは 6世紀頃に伝来し、11世紀初め頃に貴族の中で流行り、江戸時代には幕府で将棋所や将棋大会が行われ、この流れが現代に続いていると言われています。

コンピュータ将棋は、1970年代半ば頃から開発が始まり、第 1作目は 1975年に開発された早稲田大学のモノと言われています。

その後、1980年代に入るとファミコンの普及も影響し、コンピュータ将棋が広まっていきました。それと同時に「どのコンピュータ将棋が強いのか?」という要求も増していきました。

はじめての 人 VS コンピュータ将棋2005年9月

橋本五段 VS TACOS

橋本氏の勝利、しかしコンピュータの性能に驚いた将棋連盟は、全てのプロ棋士に無断でコンピュータと指すことを禁じる令を出しました。

尚、この時点で既に TACOS には AI が搭載されていました*

はじめて人が負けた日2010年10月

女流棋士 清水市代 女流王将 VS あらか2010*

コンピュータ あらか 2010 の勝利

有名な対局2012年1月

元日本将棋連盟 会長 米長氏 VS ボンクラーズ

ボンクラーズの勝利

それ以後、2013年、2014年とコンピュータが勝ち、2015年に 3勝2敗で人間チームの勝利、2016年再びコンピュータの PONANZA が勝利しました。

今年2017年春には、天才棋士の羽生名人を破った佐藤名人が、ponanza と対戦予定となっています。

自分達も人工知能付き将棋を楽しんでみる

アプリ 将棋ウォーズ

人工知能付き将棋プルグラムの ponanza や をApery 組み込んだ人気の将棋アプリになります。

プログラミング言語/C++

Bonanza

上記の ponanza が参考にした将棋プログラムです。

プログラミング言語/C と Perl

 

js ai for shogi like games

Node.js ベースのアプリやゲームに活かせそうな将棋プログラムです。

プログラミング言語/JavaScript(Node.js)

shogi.js

こちらは人工知能なしのコンピュータ将棋になります。

プログラミング言語/JavaScript

チェス

img : krazydad

チェスについて

チェス(Chess)の歴史は長く、発祥は紀元前 280−550年頃のインドと言われています。

またコンピュータ・チェスの歴史も長く、史上初(1912年)のコンピュータ・ゲームもチェスだった、と言われています。

そして 1967年にはじめて 1局を指しきることのできるコンピュータが開発されました。

はじめての人 VS コンピュータ・チェス1963年

グランド・マスター David Bronstein 氏 VS M20*

David Bronstein さんの勝利

はじめて人が負けた日1967年

マサチューセッツ工科大学の哲学の教授 VS Mac Hack VI

結果は、 Mac Hack VI の勝利で、その後もボストンのアマチュア選手権で 2勝2引き分けという戦績を納めています。

そして1974年に世界コンピュータ・チェス選手権が誕生し、コンピュータ同士が盛んに戦われるようになりました。

有名な対局1996年

世界チェンピョン ガルリ・カスパロフ氏 VS IBM 社製ディープ・ブルー

1勝はできたのものの、1勝3敗2引き分けで、ディープ・ブルーの負け。

しかし、翌年には 2勝1敗3引き分け でディープ・ブルーが勝利しています。その後もコンピュータ・チェスの開発は続けられて、2009年には HTC の Pocket Fritz 4 が、9勝1分けの成績を納めるなど、人よりコンピュータの方が強い時代に入っていきました。

自分達も人工知能付きチェスを楽しんでみる

アプリ CHESS HEROZ

人工知能のカイサが、プレーヤーをサポートしてくれます。

プログラミング言語/C++ データベース/MySQL*

ChessAI

こちらは GitHubで公開されている人工知能付きのチェス・プログラムになります。

プログラミング言語/Java

garry

こちらも GitHubで公開されている人工知能付きのチェス・プログラムになります。

プログラミング言語/C

まとめ

今回私が一番驚いたことは、人工知能ってデータから学習するだけでなく、自分自身と対戦し、データを蓄積し、能力を伸ばしている、ということです。人間は必ず睡眠が必要になりますが、機械は 24時間稼働できますので、一度追い抜かされると、もう無理なのかな?と思ってしまいます。

また人狼やポーカーなど、人工知能 VS 人 の世界はどんどん拡張していますので、今後も人工知能の発展は見逃せないと思いました。

thumbnail : wiki/Human vs robo

オシママサラ
ライター
オシママサラ

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