ITコーディネータってどんな資格?概要から使い道まで徹底解説

   

Code部

ITコーディネータという資格を知っていますか?2001年に通商産業省(現・経済産業省)によって設けられた資格制度であるITコーディネータは、今では経済産業省の推進資格として、その資格保有者が全国各地に約6500名います。

「経営とITの橋渡し役」として、経営とIT両方に関する幅広い知識を持ち、かつ実践に強いスキルであるというのがその大きな特徴です。

 

そもそもどんな資格なのかという概要から、その使い道や持っていることで得られるメリットなどを解説していきます。

 

ITコーディネータとは

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冒頭でも説明したように、2001年に通商産業省(現・経済産業省)によって設けられた資格制度であるITコーディネータ。ITと企業経営の両方における知識を使うことによって、経営のIT化を支援する専門家、そしてその資格名のことを指して呼びます。

 

そして、「ITコーディネータ制度」と同時に、推進機構としての特定非営利活動法人ITコーディネータ協会が2001年2月に創設されました。また、ITコーディネータはその頭文字をとって”ITC”と略されることもあります。

 

ITコーディネータの現状(2015年末現在)

ITコーディネータは全国各地に約6500名おり、その中でも独立系ITCは2割程度で、残りはベンダーや一般企業に属してその企業の中で活躍しています。

 

ただし、女性は5%程度で、つまるところ有資格者のほとんどが男性ということになりますね。また、資格保有者の約半数が他の資格を併せ持っていて、高度情報処理技術者・中小企業診断士・税理士・公認会計士などを持った有資格者がいます。

 

ITコーディネータの使い道

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ITコーディネータを取得することで得られるメリットや、その使い道についてご紹介します。簡単にいうと、経営とITの両方について知識がある人材であることの証明になるのが大きなメリットですね。

中でも、相性が良いとされている他の資格は、以下のようなものです。経営系のものと、IT系のものをわけてご紹介していきます。

ITコーディネータと相性が良い経営系資格

ITコーディネータとあわせて持っていると、相乗効果が得られやすいのはこのような資格です。

・経営者/経営指導者
・公認会計士
・税理士
・中小企業診断士
・日本経営品質協議会認定セルフアセッサー
・金融機関で働く方 など

ITコーディネータと相性が良いIT系資格

また、IT系資格でいえばこのような資格がITコーディネータと相性がよいと言われています。

・ITコンサルタント
・IT技術者(PM、SE、情報セキュリティ担当、システム監査等)
・社内のユーザ部門/情報システム部門担当者
・ベンダー企業で働く方 など

出題範囲や試験の内容

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ITコーディネータの試験において、どんな範囲の問題が出され、その形式はどのようになっているのでしょうか。

 

出題範囲

問題の主題範囲については、公式ホームページには以下のように記載されています。IT経営に関する認識、そして実際にIT経営を実現していく上での知識をおもに問われるようですね。

ITコーディネータプロセスガイドラインおよびITコーディネータ実践力ガイドラインに示す、下記の領域を出題範囲とします。
1 IT経営の認識に関する3つの認識フェーズ
(変革認識/是正認識/持続的成長認識)
2 IT経営を実現するプロセスの5つの活動フェーズ
(経営戦略/IT戦略策定/IT資源調達/IT導入/ITサービス活用)
3 IT経営実現プロセスが適切に実行されるための共通に求められるマネジメント方法
(プロセス&プロジェクトマネジメント/モニタリング&コントロール/コミュニケーション)

詳細な出題項目については、以下の通りです。ITや経営戦略についての知識から、実際にIT経営を実現していくプロセスの全てについて聞かれると思っていて間違いなさそうですね。

1 IT経営認識プロセスに関すること
①変革認識における概要/基本原則/プロセス など
②是正認識における概要/基本原則/プロセス など
③持続的成長認識における概要/基本原則/プロセス など

2 経営戦略に関すること
①全体概要と基本原則/②経営の成熟度/③事業環境分析/④戦略/⑤プロセス改革
⑥顧客(満足とマーケティング)/⑦知の経営/⑧財務マネジメント
⑨リスクマネジメント など

3 IT戦略策定に関すること
①全体概要と基本原則/②IT化の成熟度/③IT経営の意義/④業務プロセス最適化
⑤内外IT環境評価/⑥IT戦略の策定・展開/⑦セキュリティ&リスクマネジメント など

4 IT資源調達に関すること
①全体概要と基本原則/②IT資源調達の成熟度/③IT資源調達計画/④RFPの作成と発行
⑤調達先の決定・契約/⑥IT導入計画策定 など

5 IT導入に関すること
①全体概要と基本原則/②IT導入の成熟度/③IT導入
④業務プロセス改革とチェンジマネジメント/⑤総合テスト・移行 など

6 ITサービス活用に関すること
①全体概要と基本原則/②ITサービス活用の成熟度/③ITサービス提供/④IT戦略達成度評価
⑤IT環境の改革/⑥業務プロセス改革の提言 など

7 プロセス&プロジェクトマネジメントに関すること
①プロセスマネジメントにおけるプロセスおよび主要要件
②プロジェクトマネジメントにおけるプロセスおよび主要要件

8 モニタリング&コントロールに関すること
①全体概要と基本原則/②ビジネス活動・成果におけるモニタリング&コントロール
③IT活動・成果におけるモニタリング&コントロール など

9 コミュニケーションに関すること
①コミュニケーションにおけるプロセスプランニング/②リーダーシップ/③リレーション形成
④合意形成/⑤関係維持・調整/⑥ダイアローグ・デシジョン・プロセス など

試験の内容

問題形式については、2つ以上の選択肢から選ぶ多肢選択式を採用しています。また、その問題数は100問となっており、必ず回答する問題が60問、2つのうちから選択で回答する問題が40問です。

 

全体の試験時間は120分となっており、じっくりと熟考する時間はないと言えます。素早く、かつ正確に答えていく必要があるでしょう。試験問題の詳しい構成については、以下の通りです。

経営戦略からIT戦略策定までのフェーズをITCに求められる経営系の応用問題(C)、IT戦略策定からITサービス活用までのフェーズをITCに求められる情報系の応用問題(D)として2系列化。受験者は、試験予約時に「ITコーディネータ試験(経営系)」または、「ITコーディネータ試験(情報系)」を選択して頂き、(A)+(B)+(C)あるいは、(A)+(B)+(D)のいずれか100問を選択解答して頂きます。

試験の合格率は年によって多少差がありますが50〜70%程度となっています。また、資格認定されるにはケース研修を受ける必要があります。この研修については、ITコーディネータ試験の前でも後でも大丈夫ですが、研修もしくは試験のうち先に取得したほうの年度を含めて4年度以内にもう一方を取得する必要があります。

 

年度はじめは4月で、終わりが翌年の3月末なので、平成28年度の2月にITコーディネータ試験を合格したとすると、平成31年度までに研修を修了している必要があります。

 

まとめ

今後のビジネス全体の流れとして、ITを活用した経営をしていく必要性が高まっている中、ITコーディネータという資格の需要は高まっていくことが予想されます。

ITと経営、両方の知識をあわせ持っている人材であるという証明になるので、興味のある方は取得を検討してはいかがでしょうか。

 

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参考サイト:ITコーディネータ協会(ITCA)

 - IT, ビジネススキル