企業(法人)向けプログラミング研修とは?種類や選び方、仕組みついて紹介
- 更新日: 2022年07月15日
- 公開日: 2022年07月11日
ITスキル・リテラシーは、社会人であれば持っていて当たり前の時代になりつつあります。 それだけにプログラミング研修はその価値を高めており、1人ひとりのレベルにあった研修カリキュラムが求められます。 このページではプログラミング研修の必要性や実施している企業を見ていきつつ、コードキャンプならどんな研修によってIT人材を育成するのかお伝えしていきます。
プログラミング研修とは
プログラミング研修とは、今後の業務に必要となる知識やスキルを習得するための準備段階になります。
さらに「社内研修」と「外部研修」に分けられますが、まずはその前に一般的なプログラミング研修について知っておきましょう。
- 入門 →ソフト・ハード・ネットワークといった全体の仕組みを学ぶ
- 基礎 →プログラミング言語を学びつつ、開発全体の流れやチームメンバーとの連携を取る
- 実践 →学んだことをベースに、実際にWebやアプリケーションのシステム開発を行う
ざっくりとした内容ではありますが、これを骨組みに「言語の難易度」や「対象者(新卒・未経験、中途、経験者)」に応じてカリキュラムを追加・変更していきます。
また知識やスキルはもちろんですが、欲を言えば現場に出た時に応用力のある人材を育てたいところでしょう。
求められていることをキャッチアップできる質問力、エラーなどの問題解決能力、こうした力を伸ばせるカリキュラムが組めると、研修後に即戦力として期待できるはずです。
企業にプログラミング研修が必要な理由
企業にプログラミング研修が必要な理由には、2つのことがあげられます。
- 業務への貢献
- IT化やDX化に向けたリカレントやリスキリング(働き方改革)
前者は、おそらくどこの研修担当者も共通認識として持っているでしょう。
ただ後者については企業の規模や業種に関係なく、多くの企業が"これから"を考えた時の課題とも言えます。
デジタル技術をもった企業(ディスラプター:破壊的企業)の出現によって、業界の地図を塗り替えてしまうというケースが至るところで起こっています。
今後こうした問題はさまざまな業界に飛び火していくことが考えられ、明日は我が身といっても過言ではありません。
それだけにエンジニア・プログラマーかどうか問わず、社内教育の一環としてプログラミング研修が求められる時代に突入していると言えるでしょう。
プログラミング研修を社員教育に取り入れている企業
プログラミング研修を社員教育として取り入れている企業をあげてみると、
<社内研修>
みずほ、トヨタ、、、etc…
<外部研修>
LINE、GungHo、レコチョク、ニトリ、BIZREACH、家庭教師のトライ、etc…
わかりやすいところで有名企業をいくつかピックアップしましたが、事業規模を問わずさまざまな企業がIT化に向けた取り組みをはじめています。
もちろん社内だけでプログラミング研修を完結させることも可能ですが、エンジニアやITリテラシーの高い人が在籍していない企業も多く存在します。
ノウハウを持たない中で研修成果を出すのは容易くはなく、また知識やスキルがあっても教えるのは別の話になってきます。
それだけにプログラミング研修をノウハウを持つ外部に委託すれば、コストに見合った成果を得られやすくなります。
これからを担うIT人材を育てる第一歩として、研修を外部委託することも検討してみてください。
研修を受けるプログラミングスクールの選び方
デジタル化、IT化、DX推進といったさまざまなことが叫ばれており、それに伴って企業向けの研修を謳うプログラミングスクールはいくつも登場してきています。
それだけにどこのスクールに研修をお願いすればいいのか、研修担当者の悩みの種になってくるでしょう。
気になるスクールすべてに相談するのも悪くはありませんが、業務の合間を縫うとなると効率が悪いだけに目星は付けておきたいところです。
スクール選びのコツは至ってシンプルです。
- 費用
- カリキュラム
- 実施期間
この3つのバランスが取れていると、自社にマッチしそうなプログラミングスクールがある程度は見えてきます。
そこからさらに絞り込むには、
- 自由度の高いカリキュラム
- マンツーマン指導
- チャットによる対応
- 研修の可視化
- 100人単位の大規模研修への対応
etc…
こうした柔軟な対応が期待できるのか見ていくと、最終的に求めるプログラミングスクールが自然と残ってくるはずです。
コードキャンプの法人向けプログラミング研修
コードキャンプではパソコン初心者、未経験を問わず、50,000人以上をエンジニア・プログラマーとして輩出してきたプログラミングスクールになります。
これまでのノウハウを法人向けのプログラミング研修にも活かし、ただコードをかける、ITについて少し知っているといった人材ではなく、企業の即戦力として活躍できる人材の育成をサポートします。
またレベルに応じて1人ひとりのスキルを着実に伸ばせるため、「データ入力程度しかパソコンを触らないけど…」といった企業様でも心配はいりません。
わからないをわかるに変え、IT化に向けて社内を引っ張っていける人材へと導きます。
ここからもう少し詳しく、コードキャンプがどんなスクールかご紹介させていただきます。
プログラミング研修の対象者
まずはプログラミング研修の対象者についてですが、コードキャンプは学ぶ人や業種を選びません。
- 内定者
- 新卒社員
- 既存社員
さらに福利厚生の一環として、キャリアプラン形成を考える人も対象になります。
またプログラミングスキルや知識がすでにある既存社員であっても、学び直しや新しい技術を身につける場として研修を活用できます。
プログラミングスクールによっては、対象者や受講者数に足切りを設けているところもあります。
ただそれでは新しい芽を摘むことになってしまい、これからを考える企業の成長は望めません。
それだけに1人でも多くのIT人材が増え、なにより活躍できるよう、コードキャンプがスキルアップを後押しします。
コードキャンプを選ぶメリット
コードキャンプを選ぶメリットはプログラミングスキルを身につけられるだけでなく、
現役エンジニアによる指導 ⇨ 教科書をただなぞるのではなく、現場で求められる実践スキルが身に付く
フォローアップ ⇨ 1人ひとりのわからないを解消し、挫折や脱落せずに最後までやり抜く力が身に付く
論理的思考 ⇨ ロジカルに物事を考え・捉えられるようになることで、今後の課題解決に活かせる
プログラミング的思考 ⇨ プログラミングを通じて、目的を達成するための最適解を考えられるようになる
デジタル・シティズンシップ ⇨ デジタル技術を通じて社会に積極的に関わり、参加する能力が身に付く
プログラミング研修は、受けて終わりではありません。
身につけたスキルと知識を活かし、新しいアイディアによって業務の効率化やビジネスの拡大を図るのがゴールです。
だからこそコードキャンプの研修カリキュラムは、プログラミングだけでなく、研修後に活かせる力が育つのもメリットになってきます。
コードキャンプならではの強み
プログラミング研修を実施しているプログラミングスクールはいくつもありますが、コードキャンプならではの強みとしてあげられるのが次のようなことです。
企業に合わせた学習カリキュラム ⇨ 独自の学習ロードマップを用いて、「入門」「標準」「応用」からカリキュラムをカスタマイズ
100人単位でも同時対応 ⇨ 少人数制ではないので、大規模研修にも対応
バックアップ ⇨ 補習・補講の実施により、スキルに差が出る心配がない
またプログラミング研修の実施方法も「オンライン」「オフライン」と選べ、もちろん状況に応じて2つの実施方法を組み合わせながら研修を進めていくことも可能です。
求める人材や、どこまで成長させたいか、こうしたことは企業の数だけあると考えています。
それだけにさまざまなニーズに応えられる"柔軟性"が、他のスクールにはないコードキャンプならではの強みとなっています。
プログラミング研修の流れ
プログラミング研修の流れは、次のようになっています。
①ヒアリング ⇨ 課題や目標について専任のプランナーが詳しくヒアリング
②研修プラン ⇨ ヒアリングを元に、研修目標を達成するための最適なプランの作成・提案
③研修実施 ⇨ 個々の理解度に応じたカスタマイズ研修を実施
④学習成果のレポート ⇨ 学習の進捗・講師からの評価から、研修到達度のレポート報告
企業に最適なカリキュラムをカスタマイズする上で、①のヒアリングには特に重きを置いています。
ささいなことが研修のヒントになることもあるので、どんな悩みや課題でも専任プランナーにご相談ください。
また研修期間中は、独自のオンラインシステムによって受講状況を可視化しています。
受講状況をはじめ、1人ひとりの理解度、講師からのフィードバック、etc…、一目で状況がわかるので、研修後の効果測定や評価にも役立てられます。
プログラミング研修を申し込む前に考えておくべきこと
プログラミング研修を申し込む前に考えておくべきなのが、「目的」になります。
これは研修が手段であって目的ではないためで、なぜ自社にプログラミング研修が必要なのかは事前に明確にしておく必要があります。
- なんのための研修なのか
- 求める理想のIT人材
- プログラミングを使ってどんなことをしたいか
- どのくらいの期間で人材を育てたいか
etc…
研修に求めるイメージが湧いてくると、無駄を削ぎ落とした効率的なプログラミング研修の実施が可能になります。
プログラミング研修にかかる費用と期間
研修期間 | 3ヶ月〜 |
---|---|
1人あたりの費用(目安) | 約40万円 |
※研修内容によって変動があります。詳しくはお問合せください。
プログラミング研修は決して安いものではありませんが、次のようなメリットがあります。
- 自社内のリソースを取られない
- 短期集中でスキルを身につけられる
- 教科書にはない現場で活かせる知識が学べる
など
そうはいっても、「独学でも」と考えられる研修担当者もいるとは思います。
確かにプログラミングは、独学でも習得可能です。
ただ業務の合間や休日を返上してスキルを磨いてくれるのかを考えると、おそらく多くはないのではないでしょうか。
スキルに差を出さず、求められる研修成果を最大限に高めるのであれば、短期間で即戦力の人材を育てるコードキャンプにおまかせください。
法人向けプログラミング研修に適用される助成金について
法人向けのプログラミング研修は、一定の条件を満たすことで助成金の対象となります。
「人材開発支援援助金」と呼ばれるもので、助成メニューは全部で7種類あり、その中で法人を対象とするのが次の4つです。
- 特定訓練コース
- 一般訓練コース
- 教育訓練休暇付与コース
- 特別育成訓練コース
助成金の申請先はプログラミングスクールではなく「労働局」または「ハローワーク」になっています。 詳しい申請方法については厚生労働省のホームページをご確認ください。
人材開発支援助成金(特定訓練コース、一般訓練コース、教育訓練休暇等付与コース、特別育成訓練コース、人への投資促進コース),厚生労働省
コードキャンプが提供する法人向けプログラミング研修メニュー
コードキャンプでは、9つの法人向けプログラミング研修メニューをご用意。 それぞれの研修メニューを柱として、
- 研修レベル
- 演習テーマ
- 期間
- 受講方法
- 対象人数
- 予算
など
自由なカスタマイズによって、未経験者からでも即戦力となれる企業ごとオリジナルのプログラミング研修を創り上げられます。
ここからは9つの研修メニューを1つずつ簡単に見ていきましょう。
新入社員研修
新入社員研修は、
フロントエンド ⇨ HTML/CSS、JavaScript など
バックエンド ⇨ Python、PHP、Ruby など
インフラ・開発環境・その他 ⇨ AWS、Git、Photoshop、IIIustrator など
未経験、中途(経験者)、さまざまスキルレベルが想定されるだけに、9つの研修メニューの中でも豊富なカリキュラムから選べるのが特徴です。
またスキルや知識だけでなく、研修後に即戦力として活躍できるよう、実践的な演習テーマをいくつも用意。 知ったことを活かすための演習が、研修効果を最大限にまで高めてくれます。
フロントエンド研修
フロントエンド研修では、
- HTML / CSS
- JavaScript
こうしたWebサイトや人気のWebアプリ制作が可能になる言語が習得できる研修メニューです。
ホームページは会社の顔とも言え、企業のイメージにも関わってくる重要な部分です。 BtoC(一般消費者向け)はもちろん、BtoB(法人取引)とのビジネスチャンスともなるだけに、使いにくさは機会損失を招いてしまうことも。
企業のブランドイメージUPはもちろん、顧客を惹きつけるWebサイト・アプリ制作のスキル習得を必要としているならプロントエンド研修がおすすめです。
HTML5/CSS3/JavaScriptなどフロントエンド研修
PHP研修
PHP研修は、Webサービスの利便性をより高めるための研修です。 PHPの技術を身につけた人材が増えれば、さまざまシーンで業務効率化を図れます。
ECサイト ⇨ ネットショップの作成・拡大、顧客管理 など
予約システム ⇨ 予約を24時間自動で受け付けることでビジネスチャンスにつなげる
社内管理システム ⇨ 外注コストを削減し、社内の意見を反映させた使いやすいツールの開発
など
プログラミングの世界の入り口とも言われるPHPを深く知ることで、これまで難しいと考えていた自社のWeb開発の可能性を一気に広げられます。
またPHP研修は「Webマスター研修」というのもあり、ホームページ制作からシステム開発までを一気通貫で研修することも可能なので検討してみてください。
Java研修
Java研修は難易度が高いため、目的や状況に合わせたきめ細かい研修内容をご用意しています。
- Javaマスター研修
- Java基礎研修
- Java応用研修
- Javaサーブレット研修
- Java SpringFramework研修
基礎からオブジェクト指向の概念、APIなどを学び、最終的にはJavaによるアプリケーションの開発ができる人材へと育てることを目的としています。
主にJavaはAIや大規模開発に用いられる言語なだけに必要となる企業は限定的ですが、汎用性が高いだけに習得できればAndroidアプリの開発なども可能です。
Ruby研修
Ruby研修では、Rubyの基礎からフレームワーク(Ruby on Rails)の使い方までの理解・習得を目指します。
カリキュラム例をあげると、
- Ruby基礎
- Ruby on Rails基礎
- データベース連携
- Ruby on Rails実践
- 課題制作
開発環境の構築から、データの出し入れ、最終的にはフレームワークを用いてフリマサイトの制作を行っていきます。
Rubyを使えばWebサイトはもちろん、Webサービス、アプリケーション開発など幅広い分野での開発が行えます。
そのため、ベンチャー企業やスタートアップ企業から特に人気の高い研修となっています。
アプリ研修
iPhone・アンドロイドを問わず、アプリケーション開発を進める企業向けに用意したのが「アプリ研修」です。 研修例を簡単にご紹介しておくと、
アプリマスター研修 ⇨ iOSアプリ/Androidアプリの両方の開発を目的とした研修
iPhoneアプリ研修 ⇨ Swiftを基礎から学び、ユーザー数の多いiPhone用アプリの開発を目的とした研修
Androidアプリ応用研修 ⇨ Javaの基礎から学び、最終的にはAndroidアプリ開発を目的とした研修
スマホ端末に合わせた開発に必要な言語の基礎から、データベースに連携するまでの開発手法を幅広く研修していきます。
アプリ需要は高く、ゲームを筆頭に、店舗アプリ、SNS、etc…、アプリを通じた消費者行動は拡大しつつあります。 顧客集客の1つとしても効果的でもあるだけに、今後事業拡大を狙う企業にもおすすめできる研修となっています。
デザイン研修
デザイン研修では、思いついたアイデアを可視化し、さらに実現する力を磨いていきます。 人の目に触れる部分のスキルを高める研修のため、
- 成果の出るWebサイト
- ユーザーにサービスを選んでもらえる
こうしたUI(ユーザーインターフェース)を意識した、Webサイト作りを学んでいきます。
デザインは人それぞれの好みがあるだけに、ユーザー視点で考えることをつい忘れてしまいがちです。
おしゃれ、かっこいい、理想は色々あると思いますが、この研修では"使いやすさ"をベースにデザインを学びます。
また日本ユーザーのWeb検索は、今やスマホが主流です。 - PC検索:24.9% - モバイル(スマホ)検索:75.1%
こうしたデータからも、デザイン研修ではスマホに対応できるレスポンシブルデザインに重きを置いて研修を実施していきます。
デジタル変革研修
デジタル変革研修は、テクノロジーを活かしたサービス・事業開発のための人材育成プログラムとなっています。
テクノロジー・リテラシー研修 ⇨ AI、IoT、ブロックチェーン など
デジタルマーケティング ⇨ デジタル領域におけるマーケティング実践の基礎講座
プログラミング基礎・応用 ⇨ システムの成り立ちを理解し、プログラミング思考を身につける実践講座
など
今やあらゆるものがデジタルに置き換えられ、医療、教育、交友関係、購買、趣味・娯楽、etc…すべてがデータでつながる時代です。
テクノロジー業務の最適化が迫られており、ビジネスだけでなく、テクノロジーも理解した人材が必要になってきています。
これからの時代を優位に立ち回るためにも、テクノロジーを活かした組織変革の実現をサポートします。
企業も社員も満足できるプログラミング研修を実現するために
企業も社員も満足できるプログラミング研修を実現するためには、今の研修体制を振り返ってみると良いかもしれません。
- 研修担当者にまかせっきり
- 見て覚えろ(社内風潮)
- プログラミング研修についていけない
- カリキュラムのつめこみすぎ
など
こうしたことをいくら続けても研修成果が出ないことはもちろん、「この研修は必要?」と研修生が疑問や不安を抱くことにもなりかねません。
プログラミングは現場に出ればさらなる勉強が必要になるだけに、そのスタートラインに導くのが研修の大きな意義と言えるでしょう。
もし上記に1つでも当てはまるのなら、コードキャンプをはじめとする外部研修に任せてみると満足度や成果にもつながりやすくなるはずです。
- この記事を書いた人
- AKI