バージョン管理システムの Git と Mercurial の管理・操作を手伝ってくれる Source Tree。今回は Windows 10 に Source Tree をインストールする様子をまとめてみました。
インストールする前に一読頂ければ幸いです。
Git初心者向け! Source Tree のインストール【Windows】
インストールの前に
今回のインストール環境
- Windows 10
- 所要時間 30分から 1時間
- 必要に応じて事前に GitHub アカウント必要(Git は事前にインストールしていなくても動作可能)
事前準備
Source Tree は GitHub のリポジトリを読み込めます。GitHub で公開されているプロジェクトにコミットしたい時は、事前に GitHub 上でリポジトリ設定しておくと設定が簡単になります。

注意点
インストールの際に「やっぱりあそこの設定はこっちにしておきたいな」という時もあると思います。そういったやり直しを行いたい際は、アンインストール&再インストールを行うのも一つの方法ですが、Source Tree を再インストールしてみるとパソコンにログが残るかなにかで最初のような細かい案内は表示されず。
そのため最初のインストール時に表示されたような GitHub や Bitbucket などの設定は、個別設定で対処していく必要があり、若干手間になります。
PC 環境によって再インストールの様子は異なるかもしれませんが、一応注意喚起しておきます。
Source Tree のインストール

まずは Source Tree を公式ページよりダウンロードします。
Mac/バージョン 2.3.1 約 50MB
Windows/バージョン 1.9.5 約 17MB
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ダウンロードしたファイルを展開し、インストールを進めます。
利用規約の同意や Souse Tree を提供している Atlassian 社へのユーザー登録を求められます。

今回は Google のアカウントで Atlassian にログインしました。

リモート接続の設定
次に Source Tree を何と接続するか?という項目を選択する必要があります。
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Bitbucket/Source Tree を管理している アトラシアン社が提供するアジャイル開発に適した Git サポート・サービスです。
Bitbucket Server/サーバー上の Bitbucket と接続する場合
GitHub/GitHub と接続する場合
スキップ/ローカル環境で利用する場合
これらは後で設定変更可能です。とりあえずプライベートな感覚で使う場合は、GitHub もしくはスキップでいいでしょう。
今回は、GitHub のマークをクリックし、GitHub のユーザー名とパスワードを入力してみました。
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Source Tree と GitHub の接続準備が始まり、GitHub のリポジトリと接続できるようになります。

GitHub アカウントにある自分のリポジトリと接続することが可能です。

ssh キー/ GitHub とSourceTree を接続する際などに必要となってくる設定です。リモート接続は、ssh 以外に https もサポートしています。後で編集可能なのでとりあえずキャンセルします。
ちなみに GitHub 側は、https の接続を推奨しています*。
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アップデート
Windows 版は少し古いためか、インストールして直ぐに更新のお知らせが表示されます。
せっかくなので最新版にアップグレードします。

見事 GitHub上のリポジトリを Sourse Tree にクローンできました。
GitHub 上には、10GB 20GB など大きなリポジトリも存在します。そのような容量の大きいデータは、Source Tree の標準機能ではクローンできないことが多く、コマンドラインからデータを分割してクローンする必要があります。
補足情報
今回は、 Source Tree のインストールを何度か試しましたが、何回か以下のようなインストール画面が先に表示されるケースがありました。
基本的な流れは同じ要領になります。
インストール完了後、デフォルトの画面が表示されます。
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Git がない場合
自分のパソコンに Git がインストールされていない場合は、インストール途中に以下のような画像が表示されます。
Source Tree をインストールすることによって、Source Tree内のみで Git が利用可能となります。

Mercurial のインストールも伴います。

Mercurial は、Git と同じ分散型バージョン管理システムになります。
Sorce Tree は、Mercurial もサポートしているためにこの画面が表示されます。一応ダウンロードしておきます。
コミットのスタンバイ
インストールが終わったら、画面上部の ツール → オプション → デフォルトユーザー情報 を入力しておきます。
これでコミットが実行できるようになります。

まとめ
実際に Source Tree をインストールして試していますが、間違いなく Git がおもしろくなりますし、Web サイトの管理や改修も楽になります。
就活生やエンジニア転職希望者はもちろんですが、趣味で Web やアプリ開発をやってる方もSource Treeを抑えておきたいですね。