- 更新日: 2017年02月27日
- 公開日: 2016年09月01日
知っているだけで効率アップ!目から鱗のExcel小技集
Excelは機能がかなり充実している反面、細かいところで仕様や操作がわからなくなるときがあります。例えば、大きな表を見比べたり、条件付き書式が設定されているセルだけを選択したりするには、どうしたらよいのでしょう?大丈夫、ちゃんと効率的に作業する方法があります。
覚えておくと便利な小技をご紹介します。
※Excelで使えるショートカットについてはこちらの記事
書式設定で曜日を表示
- セルを選択し、右クリックで「セルの書式設定」を選択- 表示される「セルの書式設定」ダイアログで、「表示形式」タブをクリックし、「分類」の一覧から、「ユーザー定義」を選択- 種類欄にaaaまたはaaaaと入力
aaaの場合は「木」というように一文字で、aaaaの場合は○曜日(例:木曜日)と表示されます。好きな書式を選んだ後、追加することもできます。
(例:yyyy/mm/dd(aaa)→2016/7/10(日))
セル内の改行
Altキー+Enterキーでセル内に改行を入れることができます。
Enterキーを押したときの移動方向を変更
Enterキーを押すと標準では下に移動しますが、右、上、左にも変更することができます。
- ファイル>オプションを選択し、「Excelのオプション」ダイアログを表示- 詳細設定を選択し、「Enterキーを押したら、セルを移動する」の「方向」を変更する
空白セルをすべて選択
空白セルをまとめて変更したい…そんな場合には「ジャンプ」ダイアログを使います。
- ホーム>検索と選択>ジャンプを選択もしくはCtrl+Gで「ジャンプ」ダイアログを表示- 「セル選択」をクリックすると、選択オプションダイアログが表示されます。ホーム>検索と選択>条件を指定してジャンプを選択しても同じ画面が表示されます- 空白セルを選択し、OKをクリック
セル範囲のすべての空白セルが選択されます。背景色や書式をまとめて変更するのに便利です。空白セルだけでなく、条件付き書式を含むセルやデータの入力規則を設定しているセルを複数選択することも可能です。
シート全体を選択
上記の赤で囲まれた部分をクリックすると、シート全体が選択されます。シート全体の設定を変えたいときに。
シートを複数選択
シートを選択している状態で、
形式を選択して貼り付け
セルをコピーした後、右クリックのメニューから「貼り付けのオプション」に表示されているアイコン、または「形式を選択して貼り付け」を選択し、様々な貼り付け方ができます。アイコンを選択できるほか、「形式を選択して貼り付け」ダイアログからも選ぶことができます。
値:数式が入っているセルをコピーしている場合は、数式結果の値のみが貼り付けられます。形式の例形式の例
図形の位置を揃える
図形を多く使う場合は、左端や上端など基準を決めて位置を整えると美しく見えます。
複数の図形を選択した状態で、ページレイアウト>配置で表示されるメニューから、合わせたい方向を選択します。
上記では左揃えを選択しました。最も左に位置していた図形の左端を基準に揃えられています。
セル範囲を管理しやすくしたい…名前の定義
とあるセルで別のシートのセル範囲を参照しているけれど、何の意味がある範囲かよくわからない…そんなときは、名前を定義しましょう。セル範囲、関数、定数、またはテーブルの名前を定義できます。例えば関数で定義された名前を使えるので、何の範囲を示すかが一目でわかるようになります。
- 数式>名前の定義を選択もしくは名前をつけたいセル範囲を選択し、右クリックで「名前の定義」を選択- 「新しい名前」ダイアログで、名前や参照範囲を入力し、OKをクリック
特定のセルを強調…条件付き書式
重複しているセルや上位10件のセルを強調して見せたい…そんなときは条件付き書式を使います。
ここで数値や書式を変更します。上記の例では、11より大きいセルに対して書式が設定されました。
ルールを新規作成することも可能。ホーム>条件付き書式から、「新しい書式ルール」を選択します。
用意されている条件のほか、数式を使ってカスタマイズする方法もあります。
入力する値を制限したい…入力規則
入力する値を制限したい…そんな場合は、入力規則を使います。
- データ>データの入力規則を選択し、ダイアログを表示します- 設定タブの条件の設定-入力値の設定から、希望の条件を選択し、設定します
値の範囲や文字数などの設定ができます。特定のセル範囲や関数を指定することも可能です。
ウインドウ枠の固定
スクロールしても見出しが見えるようにしたい場合は、ウインドウ枠の固定を行います。先頭行、先頭列、もしくは指定の行や列を固定します。
ウインドウの分割
\Webサイト担当者としてのスキルが身に付く/
おわりに
1つ便利な機能を発見すると、他の機能との組み合わせで幅広い使い方ができる点がExcelの面白いところ。マクロを組む必要なくご希望の機能を実現できるかもしれません。ここに記載したのは、ほんの一例の小技。これまで習得してきたことと合わせて、ぜひいろいろ試してみてください。
- この記事を書いた人
- murase miho