アプリ開発を強力サポート!BaaSの基礎とおすすめサービス10選

アプリ開発を強力サポート!BaaSの基礎とおすすめサービス10選

さぁ、がんばってアプリを開発するぞ!と意気んでも、頭の中で思い描いていた構想をカタチに変えていく難しさに直面している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

特にデータベースを活用するアプリ開発は、開発初心者にとって大きなストレスとなってきます。スマホに表示するボタンや画像、文言だけでも大変なのに、データベースの準備・開発となると大変です。そんな時に役立つツールが「BaaS」です。ユーザー登録や写真などのデータ管理機能をスムーズにアプリに搭載することができ、開発初心者でも本格的なアプリ制作を楽しむことができます。

そんなスゴイBaaSについて紹介していきたいと思います。

目次
  1. アプリ開発初心者でもデキル!バックエンド開発のBaaS
  2. BaaSとは
  3. BaaSでできること
  4. BaaSのメリット・デメリット
  5. BaaSの利用手順
  6. BaaS提供会社の選定方法
  7. アプリ開発初心者向けBaaSリスト
  8. アピアリーズ(apiaries)
  9. Kii
  10. NIFTY Cloud mobile backend
  11. milkcocoa
  12. baasday
  13. パスモバ
  14. Microsoft Azure
  15. Google Cloud Endpoints
  16. Parse
  17. ShepHertz
  18. まとめ

アプリ開発初心者でもデキル!バックエンド開発のBaaS

BaaSとは

参考動画 : アピアリーズ

BaaSは、正式名称Mobile Backend as a service(MBaaS)といい、通称「バース」と呼ばれています。このBaaSシステム自体は2011年末から開始されて、日本では2012年にappiaries(アピアリーズ)というBaaSサービスが提供され、現在国内外合わせると15以上の会社がBaaSサービスを提供しています。

BaaSは名称の通りアプリケーションのバックエンド・プログラミングをサポートしてくれるパッケージになります。WordPressなどのCMSを利用したことのある方はバックエンドと聞くと、PHPやMySQLなどある程度イメージがつくと思います。

アプリの場合もSQLiteなどのデータベースを利用できますが、各種設定や応用については複雑でアプリ開発初心者にとってバックエンドの開発は敬遠されがちでした。しかし、BaaSを利用することによって簡単にバックエンド開発ができ、ユーザー管理やプッシュ通知などのアプリ管理が楽になりました。

BaaSを利用すると、ログインが伴うショッピング系アプリやチャットなどのSNSアプリ開発をバックアップしてくれます。下記画像の様な「双方向通信」アプリを実現できます。 イラストbaas

BaaSでできること

  • プッシュ通知
  • ユーザー管理
  • 写真などのファイル管理
  • SNSとの連携
  • GPSサービスとの連携
  • ユーザー分析
  • ユーザーグループ作成など

BaaSのメリット・デメリット

メリット

  • アプリ開発初心者でも本格的なアプリ開発に挑戦できる
  • アプリのバックエンド開発のスピードアップ
  • アプリのバックエンドに関する知識がなくてもバックエンド機能利用可能
  • データベース(ユーザーなど)の管理が簡単

デメリット

  • バックエンドサーバが不定期で落ちることがある
  • 機能応用性の欠如
  • 経済的負担

BaaSの利用手順

baas-setup

photo : Kony

  • アプリの準備
  • BaaS提供会社の選定、登録
  • 提携先BaaSのSDKをダウンロード、セットアップ
  • 提携先のBaaSサイトのダッシュボードを開く
  • プッシュ通知など利用するサービスを選択
  • BaaS提供会社が紹介しているコードを開発中アプリに追記**プッシュ通知機能を利用する場合は、下記の様な事前準備物が必要となります。
    iOS 向けアプリの場合は、P12 証明書を用意(参考記事
    Android の場合は、Google Developer Console から API キーを習得(
    参考記事
  • プッシュ通知する文章を記述し、送信
  • 通知の開封状況などを確認(BaaSにより異なる)

BaaS提供会社の選定方法

アプリ開発初心者にとってBaaSを利用する場合、アプリとBaaSを接続するコードの記述がストレスとなる場合があります。思い通りの機能をスムーズにアプリで利用するために、扱いやすいBaaSサービスである必要があります。扱いやすいBaaSかどうかのポイントとしては、

  • 日本語のガイド
  • 利用者が多いこと
  • コミュニティーが充実していること
  • サポートが運営されていること

などが挙げられます。Kiiやアピアリーズ等のように初心者でも扱いやすいような専用ドキュメントを作成されていると、安心して検討することができますね。
ドキュメント例/Kiiアピアリーズ
あとは、提供されているサービスの種類や料金体系が開発中のアプリとマッチしているかどうかが挙げられます。それでは以下に開発初心者でも使いやすそうな BaaS をピックアップしてみました。ご参照頂ければ幸いです。

アプリ開発初心者向けBaaSリスト

アピアリーズ(apiaries)

アピアリーズアピアリーズ(apiaries)

プッシュ通知/○  ファイル管理/○
ロケーション機能/○  ユーザー登録機能/○
その他/アクセス制限機能
無料利用枠/データ容量 100 MB、API リクエスト数 10,000/月、プッシュ通知 500/月

アピアリーズは国内初のBaaSになります。ヤマハやテレビ東京、ライオンなど大手企業も採用している安心のBaaS になります。

Kii

kiiKii

プッシュ通知/○  ファイル管理/○
ロケーション機能/○  ユーザー登録機能/○
その他/アプリ分析、A/Bテスト、モノ管理、Kii Game
無料利用枠/データ容量 1 GB、API リクエスト数 100万/月、プッシュ通知 100万/月
商用アプリにとって強力なツールとなる「A/Bテスト」や BaaS では珍しい「IoT のモノ管理」を利用することができます。無料利用枠も広く、守備範囲の広い BaaS ですが、有料プランは要問合せとなっていますので、無料枠を超える可能性がある場合は予算などを計画しておく必要がありそうです。

NIFTY Cloud mobile backend

ニフティ裏ウドNIFTY Cloud mobile backend

プッシュ通知/○  ファイル管理/○
ロケーション機能/○  ユーザー登録機能/○
その他/SNS 連携
無料利用枠/データ容量 5 GB、API リクエスト数 200万/月、プッシュ通知 200万/月
運営母体がシッカリとしているので、安心してサービスを検討することができます。個人アプリビルダーでも十分使える無料利用枠となっています。

milkcocoa

milkcocoamilkcocoa

プッシュ通知/×  ファイル管理/×
ロケーション機能/×  ユーザー登録機能/○
その他/チャット機能
無料利用枠/データ容量 10万メッセージまで
チャット機能を簡単に装備したいアプリにむいている BaaS になります。Milkcocoa のサイト上ではチャット機能を活用したサンプルも紹介されていて、アプリ開発初心者にとってはとっても参考になる BaaS です。ただし、SDK が JS と Android ベータ版しか用意されていないので、初期設定で少し戸惑うかもしれません。

baasday

baasdaybaasday

プッシュ通知/開発中  ファイル管理/○
ロケーション機能/開発中  ユーザー登録機能/○
その他/ゲームスコア・ランキング、リアルタイム通信(チャット)
無料利用枠/データ容量 0.1 GB、API リクエスト数 100万/月

現在ベータ版がリリースされている baasday。より簡単に BaaS が使えるように開発されているサービスになります。

パスモバ

パスモバパスモバ

プッシュ通知/○  ファイル管理/×
ロケーション機能/○  ユーザー登録機能/○
その他/ビーコン管理、コンテンツ配信(クーポン、お知らせ、チラシ)
無料利用枠/プッシュ通知 50万/月、ユーザー登録100まで

商用向けアプリ開発の力強いBaaSとなってくれるのが「パスモバ」になります。アプリで売り上げアップを狙いたい開発者は必見でしょう。

Microsoft Azure

MicrosoftAzureMicrosoftAzure

プッシュ通知/○  ファイル管理/○
ロケーション機能/×  ユーザー登録機能/○
その他/Google や Microsoft などのアカウントを使ったユーザー登録機能
無料利用枠/1か月の体験版を利用可能

Microsoftが2012年にリリースしたBaaSになります。一流ブランドが提供するサービスだけあって、信頼性は抜群です。アプリ開発以外にwebアプリの開発も検討されている方には利用範囲が広く、使いやすそうです。Webサイト自体は完全に日本語化されていませんが、ネット上では既にMicrosoftAzureを試した方のブログなども公開されていますので、参考にすることができます。無料利用枠は存在せずに、1カ月の体験版を終えた後は、利用規模に合わせた支払いが必要となります。こちらから試算することができます。

Google Cloud Endpoints

Google Cloud Endpoints

プッシュ通知/○  ファイル管理/○
ロケーション機能/○  ユーザー登録機能/○
無料利用枠/基本的に無料

高品質なBaaSを提供しているGoogle Cloud Endpoints。魅力的なサービスになりますが、ガイドの多くが英語で若干敷居の高い感じがあります。英語に提供のない方はお勧めです。また各種機能をアプリに搭載する作業がマニュアリーな感じなので、費用を節約してアプリ開発を勉強したい方にお勧めです。少し前の動画ですが、ご興味ある方はEndpointsの設定動画をご参照ください。appengine.google.com のプラットフォームを利用しています。

Parse

parseParse

プッシュ通知/○  ファイル管理/○
ロケーション機能/○  ユーザー登録機能/○
その他/A/B テスト、アクセス解析
無料利用枠/データ容量 20 GB、API リクエスト数 30/秒、プッシュ通知 100万/月

国内でも利用者の多い「Parse」。充実の無料利用枠と有償利用の際もプランをカスタマイズでき、世界中のアプリ開発者に利用されている BaaS になります。ネックな点としては、サービスが英語で提供されている点でしょう。

ShepHertz

42cloudShepHertz

プッシュ通知/○  ファイル管理/○
ロケーション機能/○  ユーザー登録機能/○
その他/アプリ分析、A/Bテスト、facebook と連携したログイン機能、ゲームスコア管理機能
無料利用枠/API リクエスト数 100万/月、プッシュ通知 100万/月、データ容量 1 GB

アメリカとインドにオフィスを構えてグローバルにBaaSを提供する「ShepHertz」。部分的に日本語表示されていますが、BaaSの設定方法などは英語となっています。こちらの特徴としては、グループを任意に作成・管理できる「Buudy Management」という機能でしょう。WordPress のプラグイン BuddyPress のようなイメージでグループ内で交流できる機能となっています。

まとめ

いかかでしたでしょうか?BaaSを活用することによって、個人アプリ・クリエイターでも本格的なアプリ開発・管理が可能になることが分かります。

百閒は一見に如かず、ということでまずは一つの BaaS を試してみることをお勧めします。BaaS によってはサンプル集も用意されていますので、はじめての BaaS も分かり易く技術を習得することができます。Kii のサンプル集などは丁寧に説明されていて分かりやすいと思います。 どうしても時間的・技術的に BaaS の習得が難しい場合は、アプスタなどのアプリ開発支援サービス(有償)を利用することが賢明と考えられます。

参考記事/プログラミング不要!スマホアプリが開発できるツール10選

オシママサラ
ライター
オシママサラ

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