- 公開日: 2021年02月15日
ワイヤーフレーム作成を簡単に!おすすめツール5選をご紹介!選び方のポイントも解説!
ワイヤーフレームとはWebサイトのレイアウトを決める設計図のことであり、Webサイト制作をスムーズに進めるための重要な工程です。
最適なツールを使ってワイヤーフレームを作成すれば、その後の共有やフィードバックが効率化されます。
しかしツールを使ってみたくても種類が多く、「どれを選んだらいいのかわからない!」という方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ワイヤーフレーム作成ツールの選び方や、おすすめのツールを5つご紹介します。
ぜひ最後までご覧いただき、あなたの制作にぴったりのツールを見つけてください!
ワイヤーフレーム作成ツールの選び方
ワイヤーフレーム作成ツールは、なにを使っても問題ありません。
しかしWebサイト製作を行う体制や環境、目的によって最適なツールが異なります。
個人で作成する場合、ワイヤーフレームの共有相手はクライアントです。
チームで作成する場合は、チーム内で共有して共通認識をもつことが大切なポイントになります。
それらを踏まえ、ワイヤーフレーム作成ツールを選ぶときのポイントは以下の3つです。
- 共有・共同編集しやすいもの
- 関係者が使いやすいもの
- 関係者が利用する端末で動作するもの
それぞれ詳しくご説明します。
共有・共同編集しやすいもの
ワイヤーフレーム作成ツールには大きく分けると2つのタイプがあります。
- パソコンにインストールして使用するインストール型
- ブラウザ上で作成できるクラウド型
インストール型の場合、ワイヤーフレームを共有するたびに毎回書き出しをしなければならないツールや、ブラウザ上で共有できるツールがあります。
一方クラウド型は、ブラウザ上でワイヤーフレームを作成・共有が可能です。
リアルタイムで共同編集ができるツールもあるので、書き出しの必要がなく素早いフィードバックが可能になります。
個人でWebサイトを製作する場合にも、クライアントとの共有にとても便利です。
関係者が使いやすいもの
作成したワイヤーフレームを共同編集や共有をする場合、チームメンバーや関係者が使いやすいツールを選びましょう。
複雑なツールは関係者全員に理解してもらう手間がかかるため、なるべく直感的に使えるツールが理想的です。
デザイン作成ツールに慣れていない方にもわかりやすいツールを選びましょう。
またクラウド型の場合、利用する際にネット環境が必要になるため注意が必要です。
関係者が利用する端末で動作するもの
ワイヤーフレーム作成や共有・確認において、関係者が利用する端末に対応しているかどうかも大切なポイントになります。
パソコンだけでなく、スマホやパッドといった様々な端末で共有できるツールがおすすめです。
クラウド型のツールをスマホやパッドで利用する場合、専用アプリをインストールしなければならないツールもあります。
その際、iOSやAndroidといったOSの違いによってアプリが利用できない場合もありますので注意が必要です。
インストール型でも同様に、macのみで使えるツールもあります。
Webサイト制作の関係者全員が共有できるツールを選びましょう!
おすすめのワイヤーフレーム作成ツール5選!
それでは、おすすめのワイヤーフレーム作成ツールを5つご紹介します。
1.cacoo
【無料でも利用できる万能なクラウド型ツール】
➡️ cacoo
Cacooはブラウザ上でワイヤーフレームやフローチャート、プレゼン資料といった様々な資料を作成し、オンラインで共有・共同編集ができるツールです。
共有する際にユーザーごとに権限を設定できるため、共同編集したい・確認だけをしてもらいたい、といった状況に応じて使い分けられます。
非デザイナーの方にも使いやすい、シンプルで直感的な作成画面です。
各種テンプレートが豊富に用意されており、パソコン用・スマホ用のワイヤフレームのテンプレートを利用して手早く作成できます。
ビデオ通話やチャットも利用できるため、cacooひとつで手早くフィードバックとブラッシュアップができるでしょう。
無料プランでもユーザー数無制限で利用できるため、導入しやすくチームにおすすめのツールです。
2.Adobe XD
【デザインツールの王道!Adobeの多機能ツール】
➡️ Adobe XD
Adobe XDはワイヤーフレームやプロトタイプといったUI/UXデザインを作成するインストール型のツールです。
Adobe XDは、アカウントを登録してツールをインストールすると利用でます。
ワイヤーフレームから画面遷移やアニメーションのイメージを手軽に作成し、共有できるおすすめのツールです。
各種テンプレートをAdobeの関連サービスで配布しており、手早くワイヤーフレームを作成できます。
すっきりとわかりやすい作成画面で、非デザイナーでも直感的に作成できる多機能ツールです。
ツールをインストールしたパソコン以外では編集できません。
Adobe XDのアカウントを持っていなくてもブラウザ上で確認やコメントができるため、チームでの導入にもおすすめです。
3.Prott
【いつでもどこでも使えるプロトタイプツール】
➡️ Prott - Prototyping tool for Web iOS Android apps
Prottは、ブラウザ上で手軽にワイヤーフレームやプロトタイプを作成できるサービスです。
作成画面左に掲載されている豊富なシェイプやパーツの中から、ドラッグ&ドロップで配置するだけでワイヤーフレームを作成できます。
デザインツールに慣れていない方でもわかりやすく、直感的に利用できるツールです。
複数人で同時に共同編集ができますので、作成したワイヤーフレームのフィードバックや修正にかかる時間を短縮できます。
共有したワイヤーフレームには、ブラウザ上でコメントを入れることが可能です。
チーム内で共同編集、クライアント間とはオンラインで確認、という使い分けができます。
バージョン管理機能が付いており、うっかり他のメンバーが更新してしまったというときにも元のバージョンに戻せるので安心です。
スマホアプリからも利用できますので、チームの体制や環境に合わせて柔軟な使い方ができます。
4.POP
【手書きのワイヤーフレームを生かしたいならこれ!】
➡️ POP by Marvel - Turn sketches into iOS and Android prototypes
POPは手書きのワイヤーフレームをスマホで撮影したものを利用し、ページ遷移などの設定を追加できるスマホアプリです。
iOSとAndroidのアプリが公開されていますので、多くの方が利用できます。
「デザイン作成」からはテキスト・シェイプ・画像・フリーハンドでワイヤーを作成できるため、指先一つでスマホ画面のワイヤーフレームが作成可能です。
チームメンバー間で共有してコメントを入れられますので、スマホひとつで手早くブラッシュアップできます。
気軽に利用できる無料プランから、チームで共有できる有料プランまで提供されています。
とにかく製作のスピード重視の方や、手書き派の方におすすめのアプリです。
5.Excel・Powerpoint
【マイクロソフトの定番ソフト】
ExcelやPowerpointは、多くのWindowsパソコンに搭載されているので、使い慣れた方も多い定番ソフトです。
本来Excelは表計算ソフトであり、Powerpointはプレゼン資料作成ソフトです。
一見デザインとは関係のないツールなのですが、図形やテキストを利用することでワイヤーフレームを作成可能であり、非デザイナーの方にも抵抗なく使えます。
また、ブラウザ上で利用できる『Microsoft 365 Personal』というクラウド型のサービスがあります。
クラウド型であればパソコンのWindows・Mac、スマホのiOS・Androidといった端末を気にせずに利用可能です。
オンラインで同時に閲覧可能であり、クラウドでのデータ共有・スマホでの確認もできます。
ただし本来の用途とは違った利用方法となりますので、複雑なワイヤーフレームやページ遷移やリンクの設定はできません。
手慣れたツールで手早く作成したい方にはおすすめです。
\一流デザイナーのスキルが身に付く/
製作現場に合ったツールを使いましょう
ワイヤーフレームはWebサイト製作において、情報整理をして設計するための重要な工程です。
ワイヤーフレームについてさらに知識を深めたいという方は、こちらの記事をご覧ください。
➡️ はじめてのワイヤーフレーム!基礎知識から作り方の流れまで解説! | CodeCampus
個人でWebサイト製作をするなら、自分が使いやすくクライアントと共有しやすいツールを選びましょう。
チームで利用するなら、チームメンバーにとって使いやすく、共有・共同編集しやすいツールがおすすめです。
製作現場に合ったツールを使い、効率的にワイヤーフレームを作成しましょう!
- この記事を書いた人
- 今村真理子