[Webデザイン未経験者必見]Webデザイナーに独学でも就職できるのか?


[Webデザイン未経験者必見]Webデザイナーに独学でも就職できるのか?

今やインターネットはパソコンやスマートフォンの普及によって欠かせない存在になっています。そのインターネット上で最も重要なコンテンツがWebサイト(ホームページ)です。

Webデザイナーといえば今人気の仕事の1つで、「Webデザイナーって何をする人?」と聞けば大体の人が「Webサイトを作る人」と答えるでしょう。それはそれで間違いではないのですが、Webサイトを作るにも様々な作業が必要です。

Webデザインの仕事というのは多岐にわたっており、Webデザイナーが担う役割というのも会社によって違ってきます。そこで今回はWebデザイナーとはどういう職業なのか、どうすればWebデザイナーになれるかなど、Webデザイナーについて、できるだ分かりやすく解説していきたいと思います!

目次
  1. Webデザイナーの仕事とは
  2. Webデザイナーに必要なスキル
  3. Webデザインの独学にオススメの本
  4. Webデザイナーの年収
  5. Webデザイナーの今後
  6. Webデザイナーの求人サイト
  7. まとめ

Webデザイナーの仕事とは

まずはじめに、WebデザイナーとはWebサイトを作る(デザインする)人ですが、Webサイトを作るのには様々な作業が必要で、会社によってもWebデザイナーが行う仕事の範囲が変わる場合があります。ここでは一般的なWebデザイナーの仕事について解説していきます。

Webサイトのデザインの決定

まずはWebサイトのデザインを考えます。コンテンツやバナー、ボタンなど様々なWebサイト構成や全体のボリュームを考え、レイアウトを決めていきます。 この段階では顧客との打ち合わせでイメージやコンセプトを話し合い、詳細を決定していくのですが、Webディレクターと言ってWebサイト製作を管理する職業の人がいればその人が顧客との打ち合わせを行い、デザイナーに指示を出します。

ただ、小規模のサイトなどの場合はデザイナーが顧客との打ち合わせを行ったり、ディレクターと一緒に顧客と打ち合わせを行ったりします。

Webサイトのデザインの作成

デザインが決まれば、実際にデザインを作っていくことになります。Webサイトは画像や文章などの「コンテンツ」とその画像や文章を表示したり、画面を移動させたりする「機能(動き)」が必要となり、ここでいうデザインとは画像などのコンテンツのことを指します。

具体的には、PhotoshopやIllustratorなどのグラフィックソフトを使用してWebサイトに必要なグラフィック部分、壁紙、ロゴ、アイコン、ボタンなど、目に見える様々なコンテンツを作成していきます。ここでもデザインはこういうものでよいか、など顧客と相談を行いながら進めます。

Webサイトの作成

実際の画像などのコンテンツが完成すれば、それをHTMLやJavascriptなどのプログラミング言語を使用して、ちゃんとしたWebサイトとして機能できるようプログラミングしていきます。ただし、プログラミングと言っても一般的なプログラマーが使用するようなプログラミング言語よりは簡単で、そこまで高いプログラミング技術が要求されるわけではありません。

ただし、ちゃんとコーディング(プログラミング言語でプログラムを記述すること)できないと、画像が変なところに表示されたり、クリックしても正しいページ遷移しなかったりとサイトとして機能しなくなるので、ある程度の技術は必要です。

Webデザイナーに必要なスキル

それでは次にWebデザイナーになるにはどういうスキルが必要か見ていきましょう。

デザインスキル

これはWebデザイナーには必須のスキルです。デザインスキルと言っても凄いグラフィックが描けるという意味ではありません。そういった能力もあった方がいいのかもしれませんが、それよりも訪れた人が「使いやすい」デザインを考えられる能力が必要になってきます。どんなに素晴らしいデザインでも使いにくいと人は去って行ってしまいます。

このスキルはセンスとは少し違い、デザインの知識を身に付けることで養うことができますし、使う人の気持ちになって考えることも重要です。また、自分が見やすい、使いやすいと思うようなサイトを研究することでも身に付けることができるスキルではないかと思います。

コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルはどの職業でも必要なスキルですが、Webディレクターがいないような現場やディレクターに同行して顧客との打ち合わせを行ったりする場合は特に必要となります。顧客から実現したいイメージを聞き出したりするにはヒアリング能力が必要ですし、出来ない機能などを注文された時に代替え案を提案するにはある程度の経験がないと提案もできません。

顧客とのコミュニケーションをきちんと行えていないと、あとで機能の追加やデザインの変更などを行うことになり、納期が遅れるなどの最悪の事態につながります。そうならないためにもコミュニケーションスキルは重要な能力なのです。

論理的思考

論理的思考というのは「なぜそうなるか」ということを突き詰めて考えることができる能力のことです。WebデザイナーはHTMLやJavascriptを使用してコーディングをする必要があり、このコーディングを行うには論理的思考が必要なのです。

コンピューターの世界では文字を1つ間違えるだけで動かなくなることもあります。何が悪かったのかを論理的に考え原因を突き止め、エラーを修正するということもWebサイトを作成するうえでは重要になってきます。

職場によってはデザインはデザイナー、コーディングはコーダーというコーディングを専門に行う人が行う場合があり、そういう時はそこまで必要ではありませんが、論理的思考はできることに越したことはありませんので、身に付けておくと良いでしょう。

Webデザインの独学にオススメの本

Webデザインを独学で学ぶとなれば、学習本を購入して学習するのが一番です。ここではWebデザイナーになりたい人にオススメの学習本をご紹介します。

デザイン重視

誰にでも見やすく使いやすいデザインを考たい、充実したポートフォリオを作成したいと思っている方にオススメ。

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デザイナーになる! 伝えるレイアウト・色・文字の大切な基本と生かし方
価格 1800円(税別)
発売日 2019/5/27
出版 エムディエヌコーポレーション
購入 Amazon

この本はデザイナーを目指す人のためのデザイン入門書です。WebデザイナーはWebサイトのデザインをすることが仕事です。見る人使う人のために、見やすい使いやすいサイトをデザインすることができれば重宝されること間違いありません。

この本にはそんなデザインのアイデアが分かりやすくたくさん記載されています。また、デザイナーとしての心構えも教えてくれるのではじめてのデザインで自身がないという人にもオススメできます。全3章構成で1章はデザイナーの心構え、2章はデザイン手法の基礎知識、3章はデザイン事例から学ぶ、という構成ですので、初心者も無理なく入っていけます。

非常にポップで読みやすいですが、Photoshopやillustratorなどの使い方などは乗っていませんので注意が必要です。あくまで「デザイナー」になるためにはどうすれば良いかという内容です。

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デザイン入門教室[特別講義]
価格 1,850(税別)
発売日 2015/7/1
出版 SBクリエイティブ
購入 Amazon

この本はデザインセンスがないと感じる人でも分かりやすく、伝わるデザインができるようになる、そういったテクニックがたくさん詰まった本です。感覚ではなく、知識と技術でデザイン力を高めていくという内容です。

内容はデザインをはじめる前に気を付けておくポイントからレイアウトの基本ルール、配色、文字、などの選び方、最後に実践演習となっており、これ1冊でデザインの基礎から実践力までカバーできる内容となっています。

先ほど紹介した「デザイナーになる!」よりは文章量も多く、少し硬い印象ですが、その分幅広い技術、知識などを得られそうです。

コーディング重視

確かな技術力で安定かつ高速なサイトを作りたい、様々な動きを持たせた楽しいサイトを作りたいと思っている方にオススメ。

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世界一わかりやすい HTML5&CSS3コーディングとサイト制作の教科書
価格 2,680円(税別)
発売日 2019/3/1
出版 技術評論社
購入 Amazon

この本はWebデザイナーを目指す人が必ず習得しなければならないプログラミング言語「HTMLとCSS」の使い方と、サイト制作の基礎知識から公開・管理方法までを15レッスンで解説してくれます。HTML、CSSができます!と言えるだけの力を身に付けることを目的としています。

HTMLはコーディングの基本から画像とリンクやテーブルなど、CSSは文字のスタイリングからレイアウト手法までを丁寧に解説してくれますので、プログラミングははじめてで難しそうと感じている方にはオススメです。

プログラミングだけではなく、サイトの公開までカバーしているので自分で作成して公開し、サイトを確認するといった一連の流れを試してみることで、Webサイト構築の力を付けることができそうです。

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これからWebをはじめる人のHTML&CSS、JavaScriptのきほんのきほん
価格 2,580円(税別)
発売日 2017/3/27
出版 マイナビ出版
購入 Amazon

この本はHTMLとCSS、JavaScriptの3つの技術に焦点をあて、1冊で「現在のWeb」の基本を総合的に学べるようになっています。

内容は、Webの開発環境構築からはじまり、HTMLとCSS、JavaScriptの基本、スマートフォン対応方法、Ajaxと呼ばれる地図サイトなどで使われている技術なども丁寧にサンプルコード付きで学ぶことができますので、コーディングに不安を感じている人にはピッタリの入門書ではないでしょうか。

HTML/CSS/JavaScriptなどの解説が充実している反面、Webサイトの設計・画面設計手法、Webサイトの公開方法やメンテナンス方法などは説明されていませんので、あくまでコーディングを学びたい人向けの本です。

オールマイティ

1冊でデザインからコーディングまでWebサイト作成の全てを学びたいと思っている方にオススメ。

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初心者からちゃんとしたプロになる Webデザイン基礎入門
価格 2,500円(税別)
発売日 2019/9/25
出版 エムディエヌコーポレーション
購入 Amazon

この本はWebデザインやHTMLとCSSの技術を「1日30分からはじめる」をテーマに、丁寧に解説している本です。初心者の方が、Webデザイナーを目指す上で必要となる基本的なコーディングやデザインの知識と技術を総合的に学ぶことができます。

内容は知識を読んで覚える論理パートと実際にWebサイトを作って学んでいく実践パートがありますのでどちらかだけに偏ることなくバランスよく学べます。また、大学や専門学校で教えている現役の先生たちが、かみ砕いて解説しているので分かりやすいのも特徴です。

とりあえず、1冊でWebデザイナーとしての仕事の基礎を学びたいと考えている方には良い参考書となるのではないでしょうか。

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1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座
価格 2,260円(税別)
発売日 2019/3/16
出版 SBクリエイティブ
購入 Amazon

この本はWeb関連の情報やデザインについて学べるブログ『Webクリエイターボックス』のManaさんがHTML、CSSとWebデザインを分かりやすく教えてくれるという内容になっています。

内容はブラウザーやテキストエディタの種類といった一般的なIT知識から丁寧に解説されています。もちろん、Webサイト制作の基本からスマーフォン対応、フルスクリーンのサイト作成からFlexbox、CSSグリッドなどの最新技術などにも触れらています。

実際に活躍する人の生の技術が学べますのでManaさんのホームページを見てみて気に入った人は購入してみてはいかがでしょうか。

Webデザイナーの年収

それでは次は、仕事をするうえで気になる年収を見ていきましょう。以下にクリエイティブ関係の職業年収をまとめてみました。

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参考:DODA 平均年収ランキング 最新版
WebディレクターはWebプロデューサーも含みます。グラフィックデザイナーはイラストレーターを含みます。

上図から見ても分かるように、Webデザイナーはクリエイティブ関係の年収の中でも平均より少し下、というのが現実です。年代別に見てみると、20代平均が319万円、30代平均が378万円、40代が425万円となっています。

業種全体で見ても、ほとんどの業種の平均が400万を超えている中、クリエイティブ関係の平均が379万円と他の業種に比べ低くなっているのも特徴です。Webディレクターになるとクリエイティブ関係の職業平均より高くなっているため、年収のアップを図りたい方はWebディレクターへの道を探すのも1つの手でしょう。

または、Webデザイナーはフリーランスで行っている人も多く、他の人にない技術など身に付けフリーランスになることで年収アップを目指すという方法もあります。

関連記事:[初心者向け]webデザインフリーランスになるために必要なスキルとは

Webデザイナーの今後

Webデザイナーの仕事はWebサイトを作成することです。Webサイトはインターネットには欠かせないコンテンツで今後、インターネットが衰退するとはあまり考えられないためWebサイトを作成する仕事というのはなくならないと思います。

ただし、技術が発展し、だれでも簡単にWebサイトを作れる未来などが来た場合、Webデザイナーの意義とはどういうものになるのでしょうか。昔ではWebサイトを作れるだけで重宝されたかもしれませんが、今では個人でサイトを持っている人もたくさんいます。

今やインターネットの普及とともにフリーランスも含めるとWebデザイナーの数も増えてきて、競争なども激しくなっています。その結果、仕事の単価が安くなって年収が下がっているのかもしれません。

そういう時代を生き抜くためには、やはりデザイン能力、管理能力、コーディング能力など、ほかの人にはない自分だけの武器を身に付ける必要があるのではないでしょうか。

Webデザイナーの求人サイト

グラフィカルジョブ

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グラフィカルジョブ
サイトリンク https://www.d3d.jp
掲載情報 新卒、転職、アルバイト
求人数 526件

注意:求人数は2019/10/9日現在のものです

グラフィカルジョブはデザイナーやクリエイター関係職業専門の求人サイトです。応募のバロメーターが見れたり、採用決定でお祝い金が出たりすることもあります。専門だけあり、他のサイトより求人数は多めとなっています。

リクナビ

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リクナビ
サイトリンク https://job.rikunabi.com/2020/
掲載情報 新卒向け
求人数 155件

注意:求人数は2019/10/9日現在のものです

リクナビは新卒採用の求人サイトで掲載企業数4年連続No1を誇っています。企業の情報からエントリーシートの書き方、最低限のマナー、会社採用の裏側など、就職を控えた学生に嬉しい情報などもたくさん用意されています。

DODA

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DODA
サイトリンク https://doda.jp/
掲載情報 転職向け
求人数 322件

注意:求人数は2019/10/9日現在のものです

DODAは転職専門の求人サイトです。Webデザイナーでは322件程度ですが、Web、モバイル関係だと1000件を超える求人数があり、さすがの大手といった所でしょうか。転職のノウハウやQ&A、エピソード紹介など転職に役立つ情報も掲載されています。

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まとめ

Webデザイナーは今をときめく職業の1つだと思います。ですがその分競争も多く、年収も十分とは言えないというのが現状です。他の職業でも言えることですが、常に成長することを意識し、これは人に負けないという分野を見つけないと生き残れないような世の中になってくるかもしれません。

自分のデザインしたサイトを大勢の人が見て、使ってくれるというのは非常に素晴らしいことでやりがいにもつながります。また、WebディレクターからフリーランスやWebディレクターに方向性を変えるたりと多彩な働き方ができるのも魅力の1つです。

独学からWebデザイナーになることもある程度の知識を身に付ければ不可能なことではないので、興味のある方は是非チャレンジしてみてください。


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ふろっく
この記事を書いた人
ふろっく
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