【2021年版】子供向けプログラミング教育を行っているスクール12選


【2021年版】子供向けプログラミング教育を行っているスクール12選

“小学校でプログラミング教育必修化”。2017年3月に文部科学省から公示された新学習指導要領(参考)に、プログラミングの文字がありました。小学生くらいまでのお子さんをお持ちの方には、非常にインパクトのある内容だったのではないでしょうか? 大人でも難しく感じることがあるのに、子どもに続けられるのか、意味があるのか…親としてはいろいろ悩んでしまいますね。

ここ数年で、子ども向けのプログラミング教室が次々と誕生しています。プログラミングで何ができるか、親も一緒にチェックしてみてはいかがでしょうか? 子どもが通えるプログラミングスクールをご紹介します。夏休みをはじめ学校の長期休暇を利用して行われる集中講座もありますよ!

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目次
  1. プログラミングが習い事として注目されている理由は?
  2. プログラミングを学ぶと何ができるの?
  3. プログラミングを使った仕事は?
  4. 小学生~中学生向けのスクール
  5. CodeCampKIDS(コードキャンプキッズ)
  6. STAR Programming SCHOOL
  7. ロボ団
  8. D-SCHOOL
  9. TENTO
  10. 小学生~高校生向けのスクール
  11. LITALICO ワンダー
  12. CopderDojo Japan
  13. 小学生向けのスクール
  14. Tech Kids School
  15. Switch
  16. 長期休暇のプログラミングキャンプがあるスクール
  17. Life is Tech!
  18. G's ACADEMY YOUTH CAMP
  19. レゴ(R)スクール
  20. 【補足】プログラミング言語解説
  21. まとめ

プログラミングが習い事として注目されている理由は?

一言でいえば、「プログラミングを学んでおけば将来的に有利になるから」。

"小学校でプログラミング教育必修化"の背景にはIT系人材の不足があります。現在も不足しているのですが、将来的にはより一層の人材不足が懸念されています。IT系人材の不足の話なのになぜわざわざ義務教育にまで盛り込まれるのかというと、一般の人も困ってしまうから、というのが答えのひとつです。既に現代の日本では、電気ガス水道をはじめ社会インフラはIT(ひいてはプログラミング)によって動いている部分が大きい。極端な話、ITに精通していない人ばかりになってしまえば、物流が滞ったり産業の発展が望めなくなったりする可能性があるというわけです。

そこで未来の人材たる子どもたちの活躍が期待され、議論を経て2020年から、小学校でのプログラミング教育が行われることとなりました。(※女性やシニア、外国人の活躍も期待されています)学習の狙いとしては、論理的思考力を育むとともに、情報社会そのものの理解、コンピューターをはじめとする情報手段の操作を身につけることなどが挙げられています。

人材不足で売り手市場、今後も伸びるであろう業界、しかも小学校でのプログラミング必修化は目前。大人も子どもも、習い事としてプログラミングを選ぶ条件がそろっていると言えそうです。

ちなみに英国(イングランド)やフィンランドなど諸外国でも、プログラミング教育は既に初等教育に取り入れられています。

たとえば英国(イングランド)では、ナショナルカリキュラム(公立学校の教育過程)において、従来の教科「ICT」に代わって教科「Computing」が2014年9月より実施。5歳~16歳の児童・学生が対象となっています。初等教育の指導内容は、アルゴリズムの理解、プログラム作成とデバッグ、論理的推論による問題解決、ネットワークの理解、節度と責任を持った安全な情報技術の利用方法など。

各国とも初等教育におけるプログラミング教育はまだ始まったばかりで成果を発表するに至っていません。しかし各国がこぞって初等教育にプログラミングを取り入れているという世界の潮流は確実にありました。

<参考>

経済産業省『IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果を取りまとめました

文部科学省 『学習指導要領「生きる力」

プログラミングを学ぶと何ができるの?

プログラミングといっても言語を習得したり、アプリやゲームを開発する技術が身についたりするだけではありません。

まず、世の中のものがどれだけコンピュータで動いているかを知ることができます。テレビやインターネット、スマホばかりでなく、スーパーのレジ、ICカード乗車券、家電、文房具の工場の生産管理システムなど、自分たちの生活が裏でどれだけコンピュータプログラムに支えられているか、その数に驚くことでしょう。

そして実際にプログラミングを通じてものづくりをすることで、課題を解決するためにどうすればいいか、自らの力で、あるいはチームで協力しながら、論理的に考える力が身につきます。

まとめると、プログラミングを通して子どもたちには、

  • 世の中の仕組み
  • 論理的思考
  • チームで協力する重要性
  • ものづくりの楽しさ

などを学ぶことを期待したいところ。これらは社会に出ても通用する力ですね。

プログラミングを使った仕事は?

業界 職種
インターネット・Web業界でWebサイト制作やスマートフォンアプリ開発 Webプログラマー、アプリ開発者など
情報処理サービス業界でシステム開発 システム・エンジニア(SE)、プログラマー
家電や自動車などの製品に組み込みシステムを開発 組み込みエンジニア
ゲーム業界でゲーム開発 ゲームプログラマー、ゲームクリエイターなど
社内の情報システム部門 社内システム・エンジニア

など、プログラミングが関係する仕事は多岐に渡ります。

気になる収入面は、厚生労働省「平成28年賃金構造基本統計調査(一般労働者>職種)」にて定義されている「プログラマー」「システム・エンジニア」の年収を算出すると

  • プログラマー:約411万円~約534万円
  • システム・エンジニア:約527万円~約605万円

となっています。

プロジェクトリーダーやコンサルタントなどの立場になれば年収も比例して増えるようです。

反面、長時間労働が問題となることも。将来的に労働環境がどうなるかはわかりませんが、長時間労働と心身の健康管理の問題については、親としては頭の片隅に置いておく方がいいでしょう(と個人的に思っています)。

<参考> こころの耳 『事例紹介

それでは、子ども向けのスクールにはどんなものがあるのか、見ていきましょう。

小学生~中学生向けのスクール

CodeCampKIDS(コードキャンプキッズ)

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画像出典:CodeCampKIDS(コードキャンプキッズ)

公式サイト

  • 場所:大崎
  • 入会金:10,000円
  • 受講料:ロボットプログラミングコース:月額10,000円/Scratchプログラミングコース:月額15,000円/Unityプログラミングコース:月額15,000円 -機器レンタル料(PC、タブレット):月額2,000円
  • 対象年齢:ロボットプログラミングコース:小学1年生~小学3年生/Scratchプログラミングコース・Unityプログラミングコース:小学3年生〜中学3年生
  • 形式:通学

 CodeCampKIDSは、初めてでも楽しく学べるビジュアルプログラミングから、本格的なゲーム、Webサービスやアプリなどの開発を学ぶことのできる、小学生・中学生のためのプログラミングスクールです。

体験授業の予約受付中!

 東証一部上場のフューチャー株式会社のグループ会社であり、現役エンジニアによるプログラミング家庭教師を展開するコードキャンプ株式会社が運営しています。プログラミング教育の先端を行き、教育への情熱を持った本物の教育者が、子ども達一人ひとりの個性を伸ばす、最適化された最先端の学びを提供します。

 プログラミング教育を通してデジタル社会を生き抜く力を育てるーすべての子ども達の創造性を最大化し次世代のリーダーを育成する―をミッションに掲げています。

STAR Programming SCHOOL

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画像出典:STAR Programming SCHOOL

公式サイト

  • 場所:東京/神奈川/千葉/埼玉/静岡/大阪/兵庫/奈良/新潟/広島
  • 入会金:6,000円(税抜)
  • 受講料:月会費2,000円(税抜)、加えてコースごとの受講料 タブレットプログラミングコース:月額7,000円/Scratchプログラミングコース:月額11,000円/ロボットプログラミングコース:月額10,000円/Webプログラミングコース:月額12,000円
  • 対象年齢:年長~中学3年生
  • 形式:通学

このスクールで身につくチカラとして、「自分で設定した目標を実現するチカラ」「困難を乗り越えるチカラ」「自他を尊重し、共創するチカラ」「自分の想いや考えを伝えるチカラ」が挙げられています。

低価格路線で主にイトーヨーカドーやイオンモールといった場所に教室を構えており、アクセスのしやすさも魅力です。

ロボ団

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画像出典:ロボ団

公式サイト

  • 場所:東京/奈良/大阪/兵庫
  • 入会金:10,000円
  • 受講料:STARTERコース月額11,550円/BASICコース月額14,490円 他別途テキスト代、教材費
  • 対象年齢:STARTERコース:年長(秋)〜小学2年生(春)/BASICコース:小学2年生(秋)〜
  • 形式:通学 3時間クラス、90分クラス

ロボット制作とともにプログラミングも学ぶスクールです。 アメリカで積極的に導入されている最先端の教育システムである、STEM教育(※)を採用しているとのこと。 ※STEM教育:Sinence(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)で、イノベーションを生み出す人材育成を目的としています。

ロボット制作やプログラミング、プレゼンテーションを学び、ロボットの大会の出場も目標となっています。

D-SCHOOL

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画像出典:D-SCHOOL

公式サイト

  • 場所:オンラインでどこでも
  • 入会金:なし
  • 受講料:全コース共通月額3,980円(年額32,835円)
  • 対象年齢:マイクラッチJrコース:小学校1年生〜/マイクラッチコース・英語&プログラミングコース・ロボットプログラミングコース:小学校3年生〜/ゲーム制作コース:小学校2年生〜
  • 形式:オンライン学習、毎月課題あり

英語とプログラミングを同時に学ぶコースが特徴的なD-SCHOOL。子ども向けとしては数少ないオンラインでの学習となります。

実スクール運営経験を活かした、解説動画やテキストなどの教材にこだわっているとのこと。オンラインなので保護者のフォローが必要となる場面があるかもしれませんが、親も共に学べそうです。

TENTO

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画像出典:TENTO

公式サイト

  • 場所:東京/埼玉/神奈川/千葉/大阪/佐賀
  • 入会金:15,000円
  • 受講料:月4回コース:月額15,000〜20,000円/隔週(月2回)コース:8,600〜11,000円
  • 対象年齢:小学生~中学生
  • 形式:通学 講座授業と個別授業をくみあわせた"寺子屋方式"

10個以上のプログラミング言語の中から選択。プログラミング言語を学びつつ、ネットの危険性を回避するためのITリテラシーや、グラフィックソフトの使い方、一般的なICT(IT)スキルも身につくとのことです。

ビスケットなどの教育用の言語だけでなく、大人も使う本格的なプログラミング言語も学習内容に含まれています。プログラミングに興味を持った子どもたちが、もっと学びたいと考えたときに移行しやすそうな印象を受けます。

小学生~高校生向けのスクール

LITALICO ワンダー

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画像出典:LITALICO ワンダー

公式サイト

  • 場所:東京/神奈川
  • 入会金:15,000円
  • 受講料:月2回:12,000円/月4回20,000円 ※ゲーム&アプリエキスパートコースのみ月4回24,000円

  • 対象年齢:ゲーム&アプリプログラミングコース:年長~高校生/ゲーム&アプリエキスパートコース:小学校3年生〜高校生/ロボットクリエイトコース:年長〜小学校3年生/ロボットテクニカルコース:小学校3年生〜高校生/デジタルファブリケーションコース:小学校1年生〜高校生

  • 形式:通学(90分授業)

「IT×ものづくり」を通して、学びと遊びを体験し想像力を培う教室。プログラミング、ロボット、デジタル工作機器(3Dプリンタ・レーザーカッターなど)を使ったものづくり等の複数のコースがあります。

ものづくりの楽しさを子どもたちに伝え、試行錯誤の時間を大切にしているとのことです。

CopderDojo Japan

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画像出典:CopderDojoJapan

公式サイト

  • 場所:全国86箇所以上
  • 入会金:なし
  • 受講料:基本的に無料
  • 主なコース:Scratch、HTML、CSS、JavaScript、Ruby他
  • 対象年齢:7~17歳
  • 形式:通学、開催日は道場による

ボランティアによる子ども向けのプログラミング"道場"。2011年にアイルランドで始まり、世界では69カ国・1,200箇所の道場、日本では全国に86箇所以上の道場があるとのことです。

学べる内容は道場ごとに異なり、ScratchやHTML、Rubyや電子工作などさまざま。ボランティアによって運営されているので、不定期開催としている道場もあります。

小学生向けのスクール

Tech Kids School

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画像出典:Tech Kids School

公式サイト

  • 場所:東京/神奈川/愛知/大阪/兵庫/沖縄 他
  • 入会金:0円
  • 受講料:月額:19,000円/教材費:月額2,000円/PCレンタル:月額4,000円
  • 対象年齢:小学生
  • 形式:通学

インターネットメディア「Ameba」でおなじみのIT企業サイバーエージェントが運営。「プログラミングを通じて"知識"、"設計力"、"表現力"、"主体性"を身につけていく」ことを目的として掲げています。

独自のWeb教材を用いて、一斉授業形式ではなく一人ひとりの進捗に合わせて講師がフォローします。First StageとSecond Stageに分けられており、First StageではScratchを用いてプログラミングの基本的知識や概念などを学習。Second StageではiPhoneアプリ開発、Androidアプリ開発、3Dゲーム開発コースのいずれかを選び、世の中で実際に広く活用されているプログラミング言語を用いてアプリケーションやゲームの開発を行います。授業のカリキュラムの中にプレゼンテーション(発表)を学ぶ機会もあるのが、一般的な塾とは違う点ですね。

Switch

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画像出典:Switch

公式サイト

  • 場所:東京/神奈川/愛知/大阪
  • 入会金:15,000円(税抜)
  • 受講料:隔週[90分×2回]10,000円、毎週[90分×4回]14,000円
  • 対象年齢:小学1年生~6年生
  • 形式:通学(90分授業)

「つくりたい!」を見つける創造力、「できた!」を自信にする問題解決力、「つたえたい!」を楽しむコミュニケーション能力の、3つの力を身につけることをコンセプトとしているキッズ専門のスクール。

スクラッチコースとマインクラフトコースがあり、遊びを通じて自分で考え、作り、定期的に発表会を催し、達成感と伝える力を育んでいくとのことです。

長期休暇のプログラミングキャンプがあるスクール

Life is Tech!

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画像出典:Life is Tech!

公式サイト

  • 場所:東京/神奈川/愛知/大阪
  • 入会金:20,000円
  • 受講料:1コマ5,000円
  • 対象年齢:iPhoneアプリプログラミングコース・、Androidアプリプログラミングコース・Unity(R)ゲームプログラミングコース(2D・3D)・Webデザインコース:中学1年生〜高校3年生/Webサービスプログラミングコース(Ruby):高校生のみ
  • 形式:通学、オンライン、プログラミングキャンプ

中高生に特化した教育プログラムを扱うLife is Tech。最初にご紹介したTech Kids Schoolの姉妹校という位置づけで、現在は主にスクールでの授業、夏休みや冬休みに大学で集中して学ぶプログラミングキャンプと呼ばれる形式の授業があります(プログラミングキャンプは宿泊もアリ)。

スクールの構成や教材も中高生向けに作られているそうですが、プログラミング未経験者でも大丈夫とのことです。

G's ACADEMY YOUTH CAMP

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画像出典: G's ACADEMY YOUTH CAMP

公式サイト

  • 場所:東京
  • 入会金:なし
  • 受講料:PC持込の場合29,800円(PCレンタル料:7,500円)
  • 主なコース:
  • 対象年齢:中学生~高校生
  • 形式:5日間集中プログラミングキャンプ

社会人向けエンジニア教育に携わる会社「G's ACADEMY(ジーズアカデミー) TOKYO」が主催する、中学生・高校生向けの5日間集中プログラミングキャンプ。

レゴ(R)スクール

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画像出典:レゴ(R)スクール

公式サイト

  • 場所:東京/神奈川/埼玉/千葉/北海道/宮城/愛知/三重/石川/大阪/兵庫/京都/奈良/沖縄
  • 入会金:各スクールに問い合わせ
  • 受講料:各スクールに問い合わせ
  • 対象年齢:エクスプローラーコース:年少/クリエイターコース:年中/イベンターコース:年長/イノベイターコース:小学1年生/コード クリエイターコース/小学1・2年生/ワールド・サイエンスコース:小学2・3年生/ワールド・ロボティクスコース:小学3・4・5年生
  • 形式:通学

レゴ(R)を教えてくれるスクールです。「コードクリエイター(プログラミング)」「ワールド・ロボティクス」というプログラミングに関係するコースがあります。

「コードクリエイター(プログラミング)」で学ぶのはモデルの製作と、「WeDo2.0」というレゴ(R)オリジナル教材でモデルを動かすためのプログラミング。「ワールド・ロボティクス」ではコンピュータープログラミングやロボットデザインのスキルを習得します。

夏休みの集中講座も行っていますよ。

【補足】プログラミング言語解説

子ども向けスクールでよく採用されているプログラミング言語を簡単にご紹介します。

<教育用プログラミング言語>

  • Scratch(スクラッチ):マサチューセッツ工科大学が開発した、子ども向けのプログラミング言語およびツールのこと。プログラムを打ち込むのではなく用意されたブロックを組み合わせることでプログラミングを行う
  • Minecraft(マインクラフト):元はサンドボックスゲームと呼ばれる、ブロックを地面や空中に配置し、自由な形の建造物等を作っていくゲーム。略してマイクラ。このMinecraftを元にした子ども向けのプログラミング教材を指すこともある。
  • Viscuit(ビスケット):「誰でもプログラミングを体験してコンピュータの本質が理解できること」をコンセプトにしたプログラミング言語
  • プログラミン:文部科学省が開発した子ども向けサービス

<一般的なプログラミング言語>

  • Swift:iOS向けのアプリ開発に使う言語
  • Java:Androidアプリを始め、幅広い分野で使われているオブジェクト指向言語
  • HTML:Webページを作るために必要なマークアップ言語(厳密に言うとプログラミング言語ではありません)
  • Python:さまざまな分野で使われている、今注目のプログラミング言語

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まとめ

首都圏や都市部ではこのほかにもスクールがあります。スクールのなかには無料体験を行っているところもあるので、お子さんが興味をお持ちであれば、問い合わせをしてみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人
murase miho
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