- 公開日: 2017年05月18日
PHP初心者が見るべきオススメの入門書籍全10冊
PHPを学びたいのであれば、本を使って勉強するのも一つの手です。PHP関連の書籍は多数出版されており、十分な知識と情報を手に入れることができます。しかし、実際には、全ての本を読むことは不可能です。また、自分のレベルに合わない本を購入してしまって、結局読み終えることができなかったとなってしまったら本末転倒。
勉強の途中で躓いてしまうと、勉強を挫折することになりかねませんから、本の選択はとても重要です。そこで、今回は厳選したPHP初心者向けにオススメの入門書籍を紹介していきます。
PHP入門書探しの前に抑えておきたいこと
プログラミングをこれから勉強する方向けのPHP関連書籍はたくさんあります。しかし、PHPの勉強を始める前に、少しでもHTMLやCSSの知識を持っておくことをお勧めします。PHPは、言語自体HTMLに組み込まれて使用される言語なので、HTMLの知識がないと、躓きやすくなってしまうからです。HTML自体は、PHPよりも理解しやすい言語ですので、先にHTMLの基本を押さえておくと良いです。HTMLについてもっと知りたい方は「基礎からわかる!ゼロからのHTML入門講座」を読んでみてください。
また、書籍の選択の前にPHPについて知りたい場合は、PHPの連載記事も確認してみることをオススメします!
PHP初心者向けの本
ゼロからプログラミングの勉強を始める方向けの書籍を紹介していきます。PHPの学習では、「変数」や「関数」など、専門用語が多数出現します。また、ゼロからプログラミングを学習する上で、ただ言語を覚えるのではなく、考え方自体を理解することが重要になります。
初心者の方は、
- 1)イラストが多く、視覚的にも理解しやすい
- 2)詳しい説明が記述されている
- 3)難易度の上がり方がなだらか
といった基準を押さえた本を選ぶと良いでしょう。初心者向けの本でも、PHPに精通した著者が書いているので、急に難易度が上がったり、専門用語の説明が不足していたりすることがあるのです。
上記の点を押さえた、初心者向けの本が下記の通りです。
PHPの絵本
画像出典:PHPの絵本
PHPの絵本というタイトルの通り、本文中にはイラストが豊富に使用されています。初心者がつまずきやすい点をできるだけ、わかりやすく説明しています。イラストが、視覚的に難しい概念を理解するのを助けてくれるはずです。
PHPという言語の全体像を掴むためには、特にオススメな本です。
利用者レビュー
他の書籍では、 「簡単だけど中身が薄い」 「中身は濃いけど、わかりにくい」 ものが大多数ですが、この絵本シリーズに関しては、 「わかりやすくて中身が濃い」 珍しく貴重な本だと思います。 引用
よくわかるPHPの教科書
画像出典:よくわかるPHPの教科書
この本では、プログラミングの基礎から、アプリの開発までを網羅して書かれています。PHPのプログラムの例題が多数紹介されているので、実践をしながら学んでいくことができます。
また、PHPの学習では必須となるデータベースの基礎知識やMySQLの基本操作にも触れているので、PHPという言語の概要を知るための入門書籍としてはオススメです。
利用者レビュー
パーフェクトPHPを先に購入しましたが少し理解が難しかったのでこちらを購入。 PHPが何もわからない状態で、htmlをある程度知っている状態ならこれを買えばいいと思います。 引用
最初のキホンがやさしくわかる 絵で学ぶPHP入門
画像出典: 最初のキホンがやさしくわかる 絵で学ぶPHP入門
PHPに関する専門用語や、概念をイラストを使って優しく解説してくれているのが本著です。コードを書いたことがない人向けにわかりやすく説明されているので、この本を読んで、基本を抑えると良いでしょう。
利用者レビュー
全体として、PHP入門者(プログラミング未経験者)向けの初歩の解説書となっています。70ほどの項目を順序よく、理解しながら学べます。PHP学習の最初に読む本として、なかなかのお勧めです。 引用
いきなりはじめるPHP~ワクワク・ドキドキの入門教室~
画像出典:いきなりはじめるPHP~ワクワク・ドキドキの入門教室~
PHPの学習にはHTMLの知識があった方が良いと前述しましたが、こちらの本ではHTMLのコードの書き方から丁寧に解説してくれています。HTMLやCSSの勉強と同時にPHPを学びたいという初心者に向いている本です。
この本は、特に初心者に気遣った構成となっており、初心者がつまずきやすいポイントを重点的に解説しています。今まで他のプログラミング言語で挫折してしまった経験がある人や、他の書籍で挫折してしまったことがある人は、この本を手に取ってみてはいかがでしょうか。
一方、全くの初心者に優しい本となっていますので、HTMLの基礎はある人や、他のPHPの入門書籍を読んである程度理解できる人には物足りなく感じるかもしれません。
利用者レビュー
PHPの解説書は現在いくつも出ていますが、入門者・初心者の 方はとりあえずこの本を購入されたらいいと思います。 これほど入門者に配慮された本は今のところないと思います。
著者はスクールを運営しているらしく、生徒の質問が多かった 部分を本に反映させているようで理解しやすいものとなってます。
それでも、躓いたところがあったのでメールで質問をしてみた ところなんと当日に著者から回答を頂くことができました。 こうなったら星5つでも足りないぐらいです。 引用
最初に「読む」PHP
画像出典: 最初に「読む」PHP
こちらも、イラストと図版を駆使して、初心者がPHPの基本がしっかり理解できるように構成された本です。
また、本書で紹介されているプログラムは、出版社サイトよりダウンロードすることが可能です。プログラミングの勉強で大事なのは、実際にコードを書いてみること、手を動かすこと、です。しかし、自分が書いたコードが動かないことは多々あります。自分で入力して動かない時は、サンプルを使って、どこに問題があるのか確認することができます。自分で問題解決することが、プログラミングの勉強ではとても大事です。
利用者レビュー
少しずつ少しずつ合間を縫ってphpを勉強しています。 とてもわかりやすくてphpがどんどん楽しくなります。 いま第四章まで順調に来ることができました。
phpを頑張りたいと思った気持ちをまっすぐに伸ばしてくれる本当にいい本でした。 うちの大学もこういうのを教科書にしてくれたらもっと全体的な成績も上がると思います!
PHP入門者向けの本
全くPHPに触れたことがない初心者向けの書籍を上記で紹介しました。上記の本を読んでもらえれば、PHPの基本を抑えることができるはずです。基本を抑えることができたら、次は実践要素を加えた本を手に取ってみましょう。
PHP+MySQLマスターブック
画像出典: PHP+MySQLマスターブック
こちらの本では、データベースの基本もしっかりと押さえられており、Webアプリケーション構築について学習できるつくりとなっています。
実際にか活用できるアプリケーションを作成しながら、プログラム構築法から、セキュリティ技術まで詳しく解説されています。PHPの基本を押さえて、仕事に使えるようにレベルアップしていきたい人にとっては、学べる点が多いはずです。
利用者レビュー
クラス、フレームワーク、MVC プログラムが複雑になるほど欠かせない概念で 自分の場合独学で理解するのに非常に苦しんでいたが その基礎部分をはじめてしっかりと理解できた。
特に、chapter9からのテンプレートエンジンをからめた サイトの構築法はとても参考になります。
気づけばプロ並みPHP~ショッピングカート作りにチャレンジ!
画像出典:気づけばプロ並みPHP~ショッピングカート作りにチャレンジ!
初心者向けのカテゴリーで紹介した「いきなりはじめるPHP~ワクワク・ドキドキの入門教室~」の関連書籍です。本書では、ショッピングカート作りについて紹介していきながら、PHPの実際のプログラム開発ができるように仕上げられています。ソースコードもダウンロードできるので、自分でコードしながら、実践的に勉強を進めることができます。
初心者卒業を目指す人にはオススメの一冊です。
利用者レビュー
「いきなりはじめるPHP」を読み、これだと思ってから こちらの本に行くかどうか迷っていたのですが 読んで正解でした。自分の作りたいウェブサイトの構想を かなり補助してくれました。
基礎からのWordPress (BASIC LESSON For Web Engineers)
画像出典:基礎からのWordPress (BASIC LESSON For Web Engineers)
PHPを勉強したい人の中には、WordPressで使用するためにPHPを勉強したいと思っている人も少なくはないと思います。初心者向けの基礎を押さえたら、WordPress向けの知識も学んでいきたいところですよね。
そこでオススメなのが、「基礎からのWordPress」。タイトル通り、基本を押さえた解説をしてくれています。PHPの知識を元にWordPressのカスタマイズに臨ことができます。
利用者レビュー
WordPress独特のテンプレートタグの説明もその都度丁寧だし、既存のテンプレートタグについても「◯◯ページでやったように」などとしていてとても親切です。 ただし、半分くらい進んだくらいから結構難易度が上がり、一度ですっと理解するのが難しくなってきました。 それでも、何度かやっていくうちに繰り返し使う内容も出てきて徐々に覚えていくので、完璧に消化してから進むよりは、80%くらい理解したらどんどん次に進んでいくのがいいかと思います。 とても良い本だと思います。
Webサイト制作者のための PHP入門講座
WordPressに限らず、実践的にWebアプリケーションの作り方を学んでいきたいという人にはこちらの本がオススメです。サンプルが中心の構成となっており、フォームの作成、フレームワークの利用、Web APIの利用法などが学ぶことができます。本書を読めば、Web制作に必要な知識を身につけることができるはずです。
利用者レビュー
全ページ2色刷りのソースコード、図解が多く記載された本です。
完全な初心者ではなく、ちょっとPHPのことが分かり始めた初級者に向く本です。 基本的な記述方法から、上級者が扱うフレームワークまで掲載されています。
PHP逆引きハンドブック
画像出典: PHP逆引きハンドブック
PHPの学習を始めて、実際にコードを書き始めるようになると、わからないことを調べたくなることが多々あります。自分で情報を調べなくてはなりません。そんな時に役立つのが、牽引機能が充実した実用書です。
本書は、タイトルの「PHP逆引きハンドブック」といった通り、優れた牽引機能が付いています。解説は、初心者向けとなっているので、PHP初心者にもとっつきやすい内容となっています。プログラミングする際の辞書として活用すると良いでしょう。
利用者レビュー
逆引きは青いほうももっていますが、こちらのほうが好みです。 phpの基本を学んだ後にこの本を文字列、配列、ファイル操作あたりを読んで phpで使える道具は何があるのかを把握しておけば、いざ何かphpでやりたいときに そういえばアレとアレ使えば…と目的のことがだいたいできるようになります。
\Webサイト担当者としてのスキルが身に付く/
まとめ
PHPを書籍で勉強したい場合、書籍の選択は非常に重要です。今回紹介した書籍も、全ては購入することは難しいかもしれません。amazonでは、レビューや試し読みができますし、本屋でも内容を一部確認することができます。購入前に中身を確認して、自分のレベルや目的に合う書籍を選んで利用してみてください。自分に合ったレベルの書籍を利用することで学習効率もあげることができるはずです!
- この記事を書いた人
- Ayumi