- 更新日: 2017年03月30日
- 公開日: 2015年12月06日
ゼロから始めるJavaScript講座Vol21 jQueryの基礎と使い方
ゼロから始めるJavaScript講座jQueryの基礎と使い方
jQuery
JavaScriptでプログラムを書いていると、「メソッドの名前が長くて覚えづらい」とか、「目的の処理を作るのに必要なコードが多い」と思ったことがあるかと思います。またブラウザによって使えるメソッドが異なったりすることがあり、「Google Chromeだと正常に動作するが、Internet Explorerだと動作しない」という問題が発生することがあります。
jQuery(ジェイクエリー)はJavaScriptのコードをより簡単に記述できるようにするために設計されたライブラリで、このような問題を解決することができます。ライブラリとは、よく使われる機能や処理を関数としてまとめたようなものです。
jQueryは「著作権表示だけしておけば、無償で自由に扱っても構わない」という形で公開されており(MITライセンス)、jQueryのサイトからダウンロードすれば、誰でも簡単に利用する事ができます。
非常に便利かつ自由に扱うことができるため、「JavaScript+jQuery」とセットで扱うのがJavaScriptの基礎となるほど、広く使われています。
jQueryの使い方
まずはjQueryを公式サイトからダウンロードしてきましょう。
トップページよりjQueryダウンロードページへ進みましょう。
ダウンロードページへ進むと、[jQuery1.x][jQuery2.x]という2つが出てきます。
jQueryには1.x系と2.x系と呼ばれる2種類のバージョンがあります。1.x系はInternetExplorer8以前の古いブラウザも対応しており、2.x系はInternetExplorer8以前のサポートを廃止することで、より速く、安定した動作を行うことができます。
どのバージョンを利用するかは要件に合わせて選択しましょう。
ダウンロードしたjQueryを利用するには、外部ファイルとして読み込む指定を行います。ダウンロードしたバージョンに合わせファイル名を指定してください。
本講義では執筆時点で1.x系の最新バージョンである1.11.0をダウンロードし、使用します。
またダウンロードしなくてもjQueryがCDN(Contents Delivery Network)で用意しているjQueryを利用することもできます。
CDNとは、あらかじめライブラリファイルを特定のサーバに設置しておくことで、利用者はそのサーバからファイルを読み込んで利用できるサービスです。jQueryに関してはその他にGoogleやMicrosoftなど多数の企業が提供しています。
CDNは手軽に利用できるため便利ですが、その管理を外部に任せていることになるため、実際のサービスではダウンロードして利用することを推奨します。
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- この記事を書いた人
- CodeCampus編集部