今回は、フリーランスのエンジニアとして働きながら、CodeCampの講師を務める亀﨑先生のインタビューです。
情報系の大学院を出て、大手メーカーやゲーム会社でエンジニアとして活躍。現在はフリーランス 兼 ゲーム開発者として活動している亀﨑先生。マンツーマンでの指導方針に共感し、CodeCampで講師業を始めました。
現役のフリーランスエンジニアとして現場で働く亀﨑先生だからこそ伝えられる、エンジニアの魅力についてご紹介します。
教えることが好きで、CodeCampでの講師へ
――まず、亀﨑先生のご経歴と、プログラミング講師を始めたきっかけを教えて下さい。
僕は地元にある情報系の大学で、人工知能や教育工学という分野を学んでいました。
もともと人に何かを教えるのが好きで、大学3年生から院を出るまでの4年間、中学生・高校生の塾講師をしていましたね。
大学院では「教育と人工知能をどう結びつけるか」というテーマで研究していました。
――もともと大学の頃から情報系を専攻していたんですね。エンジニアとしてはどのようなキャリアを歩まれてきたのでしょうか?
新卒では大手メーカーにエンジニアとして就職して、4年ほど働いてからゲーム会社に転職しました。その後フリーランスになって、今は個人で仕事を受けながらCodeCampの講師としても働いています。
キャリアについて話すと、実はもともとゲームが大好きだったので新卒でゲーム会社に就職したかったんです。ただ、当時はゲームで職を安定させることに不安を感じていて、「安定」を選んで大手メーカーに就職しました。
でも、働いているうちに「結局自分が一番やりたいのは、ゲームを作ることだ」と気づいて、結局ゲーム会社に転職しました。そこで少しはやりたいことに近づけたんですけど、結局仕事はゲーム制作というよりも裏方の仕事が多かったので。
「自分も30歳になったし時間も限られている」ということで独立して、趣味でもいいから自分でゲームをつくっていこうと思い、フリーランスのエンジニアになることを選択しました。
――ゲーム開発の時間をつくるためにフリーランスの道を選んだのですね。
そうですね。なので、いまはフリーランスのエンジニアとしてリモートで働くことと、自分がやりたかったゲーム開発を両立しているところです。
CodeCampで講師として働くのも好きなことを仕事にしている感覚ですね。もともと教育に興味がありましたし、人に何かを教えるのが好きなので。
問題が解決したときに受講生の方と喜びを共有して「ありがとう」と言ってもらえることが、やりがいにつながっています。
相手に寄り添って教えられるのが、CodeCampのよさ
――プログラミング講師をするにあたって、他のオンラインスクールではなく、CodeCampを選んだ理由を教えて下さい。
いろいろ見た中で、CodeCampが一番「1人1人に寄り添って教えられる」と感じたからです。
CodeCampは講師と受講生がマンツーマンでプログラミングを教えることができます。大人数のスクールに比べて1人1人に親身になって取り組めるので、教える側としてもやりがいが感じられます。
以前、大学で塾講師をしていたときも少人数のクラスで教えることがあり「このほうが1人1人に力を入れて教えられる」と感じていたんですよね。
またオンラインでレッスンができるので、講師が場所や時間に関係なく、受講生のペースに合わせて教えられることもメリットだと思います。
―― なるほど、1人1人に親身に向き合えるシステムに魅力を感じたんですね。
――CodeCampでは未経験からプログラミングに挑戦される方が多いですが、プログラミングを身につけるためのコツはなんだと思いますか?
やっぱり「自分が作りたいものを作ってみる」ことが大事だと思います。
実は、僕も初めてプログラミングを学んだときは、一度挫折していました。最初は大学でプログラミングの授業を受けても、ぜんぜん内容を理解できなかったんですね。
なので授業についていくために必死で勉強していたんですけど、学んでいくうちにどんどん楽しくなってきて、ある時から自分のつくりたいモノが頭の中にいっぱい浮かぶようになったんです。
そのときは趣味であるゲームの補助ツールをつくりたいと思って、夏休みをかけてプログラミングに熱中していました。
自分がつくりたいものをつくったからこそ、夢中になってプログラミングに取り組めたと思います。
――最初は苦戦していたけど、没頭するうちにアイデアを思いついたりして、楽しくなっていったんですね。
もともと子どもの頃から、パソコンでHTMLを使ってブログとかを作っていましたし、自分で考えてものをつくるのが好きだったので、コツを掴んでからは夢中になりましたね。
最近はUnity(ゲーム開発ツール)をつかって、時間さえあれば自分が好きなアクションゲームを制作しています。楽しいですよ。
エンジニアを目指すなら「楽しんで、成長すること」
――これからエンジニアを目指す人とか、プログラミングを始める人が気をつけるべきことをアドバイスしていただけますか?
すごくシンプルで、とにかく「楽しむこと」と「自己成長を意識すること」が大切です。
僕自身も、自分のつくりたいものをつくってみたい!プログラミングを楽しみたい!と思ってハマっていきいました。
同じように、「ただ勉強する」っていう感覚じゃなくて、自分の作りたいものを「楽しんでつくって」欲しいと思います。
――まずは「プログラミングを楽しい!」と思える感覚が大切なんですね。
そうですね。あとは自己成長について、エンジニアを目指すならばなにか問題・課題でつまずいたときにも、最終的には自分で解決できるようになることが大切です。
例えばCodeCampでプログラミング勉強をするのと並行して、なにか自分のつくりたいものをつくってみると、もっと自発的に学べますし、自分で問題を見つけて解決する技術も自然と身につくと思います。
そういう風に自分がつくりたいものがあると、CodeCampを修了したあとも成長し続けられると思いますね。
――たしかに、自発的に問題を解いて自分を成長させることは大切ですね。
スクールでは「解決方法を学ぶ」ことが大切
――亀﨑先生がプログラミングを教えるときに、受講生の皆さんに心がけて欲しいことはなんですか?
プログラミングを見たり真似たりするだけでなく、「どう考えて、問題を解決すればよいか?」まで理解できるように意識して欲しいですね。
CodeCampでは現役のエンジニアが問題に直面した時に「どう考えて、解決しているのか」の指導を受けることができるので、その考え方を習得してもらいたいと思っています。
プログラミングを仕事にするようになると、教わることよりも自分で学ぶことのほうがはるかに多いんです。なので自分の力で学んでいけるように、問題を特定する方法や解き方を身につけてもらうことが一番重要だと思います。
「答えを教えてもらう」というスタンスではなく、「自分の力で解決できるようになること」を心がけてほしいですね。
CodeCampでレッスンをする時も、プログラミングを教えるという感覚よりも、自立的に問題解決するための方法を伝える意識を持っています。
――学ぶ側からすると、プログラミングには正解があって、答えを学ぶイメージがあると思うんですが、そうではなく問題解決力を鍛えるマインドが大切ですね。
自分でつくったモノが動くことが、プログラミングの楽しさ
――最後に、先生が思うプログラミング・エンジニアの楽しさを教えて下さい。
やっぱり自分でプログラムしたものが動いたり、人に使ってもらえることって楽しいんですよ。
自分の頭の中で考えたことを組み立てて、思い通りに動いたりすると達成感がありますし、他の人に使ってもらって感想がもらえると、よりやりがいにつながると思います。
僕の場合でもゲームをつくって、ユーザーに遊んでもらって、反響があると嬉しいですね。
これからプログラミングを勉強していく方は、ぜひ自分の力でつくれる楽しさ、喜びを感じられるようになってもらいたいと思います。
――ありがとうございました!