フレームワークとは?今更聞けないWebフレームワークを始めから丁寧に


フレームワークとは?今更聞けないWebフレームワークを始めから丁寧に

「フレームワークについて調べたけど、難しい用語ばかりでよく分からない」

「どんな時にフレームワークを使うのかイメージが湧かない」

とプログラミング学習をしている方の多くが感じていると思います。

そこで今回はプログラミング初心者でもワークフレームを理解できるようにわかりやすく解説しました。

目次
  1. フレームワークとは?
  2. フレームワークのメリットとデメリット
  3. フレームワークのメリット② バグを減らすことができる
  4. フレームワークの具体例
  5. 具体例① Ruby on Rails
  6. 具体例② React
  7. 具体例③ Bootstrap
  8. まとめ

image

フレームワークとは?

まずはフレームワークとは何か?について簡単に理解しておきましょう。

フレームワークとは、端的に言うと「Webアプリケーションやシステムを開発するのに必要な機能が予め用意された骨組み」を指します。

この説明だけだと、まだイメージしにくいのでより詳しく説明していきます。

例えば新しいサービスを開発する場合、いかに早く市場にリリースできるかが鍵になります。なぜならサービスのリリースが遅れれば競合他社に市場シェアを奪われたり、機会損失を伴うからです。

そのためサービス開発を行う企業の多くは、必要なファイルやツールを準備してコードを1から書いていくという手法ではなくフレームワークを使用しているのが実情です。

またRubyならRuby on Railsというフレームワークがあるように、各プログラミング言語に合ったものがあります。それぞれのフレームワーク特有の書き方を学ぶ必要はあるのですが、必要な機能が予め用意されているのでプログラミング初心者でもWebアプリケーションを短期間で作ることが可能です。

フレームワークは言語だけでなく用途によっても分類されます。例えば、WebサイトやWebアプリケーションなどのフロントエンドを実装するためのWebアプリケーションフレームワークや、プログラムのテストに特化したテスティングフレームワークなど種類は様々です。

本記事で登場する「フレームワーク」は、Webフレームワークとして解釈してください。

フレームワークのメリットとデメリット

次にフレームワークを使うメリットとデメリットについて解説していきます。 フレームワークの魅力を最大限享受するためにも、フレームワークのメリットとデメリットについて知っておきましょう。

フレームワークのメリット① 開発にかかる時間とコストを削減できる

1つ目のメリットは、アプリケーションの開発にかかる時間とコスト削減できる点です。 前述した通りフレームワークは、Webアプリケーションをインストールするだけで開発に必要な最低限の機能が揃います。

そのため1から必要なものを揃える必要がないので、開発にかかる時間とコストを減らすことができます。

フレームワークのメリット② バグを減らすことができる

2つ目のメリットは、開発時のバグを減らすことができる点です。

Webアプリケーションにおいてバグが発生すると、開発者や会社の信頼低下に繋がってしまいます。仮にバグにより、ユーザーの個人情報が流出してしまえば大問題です。そのため開発者はいかにバグを抑えるかを考えなければいけません。

ではどうすればバグの発生を防げるのでしょうか?

プログラミングのコードの書き方やフォルダの名称ルールなど人によって様々です。1人で開発を進めるだけなら、好きなようなルールでコーディングしてもOKなのですが、複数人で行う場合は問題です。

各自が独自のルールでコーディングしているので、他の人が見た時に非常に分かりにくいプログラムになります。どのファイルにどの処理のコードが書かれているのか分かりにくいので、ミスが発生しやすく解釈するのに時間もかかり非効率です。

フレームワークにはフォルダの名称ルールや使用できる関数名などある程度制約があるので、複数人での共同開発やサービスの改修も容易でバグを発生するリスクを減らすことができます。そのため多くの場合、フレームワークを使用した開発手法が採用されているのです。

フレームワークのデメリット

次にフレームワークのデメリットについても理解しておきましょう。前述の通りフレームワークには効率的かつミスを防ぐために、特有のルールが設けられています。つまりこれはプログラミング言語の書き方だけでなく、フレームワークについての理解も必要となるということです。

これを聞いてプログラミング初心者の方は「難しそうだな」と感じるかもしれませんが問題ありません。多くのフレームワークで非常に分かりやすい参考書や解説記事が揃っているため、使い方が分からず挫折してしまうということが起きにくいためです。

フレームワークの具体例

さてフレームワークがどんなものか理解できたところで、よく使われるフレームワークを3つご紹介しておきましょう。

具体例① Ruby on Rails

image

1つ目はRuby on Rails(以下Rails)です。RailsはRubyというプログラミング言語を使ったフレームワークです。一番の特徴がWebアプリケーション開発に欠かせないユーザー登録やログイン機能などを簡単に実装できるところです。

Railsを使って開発されたサービスとして有名なのが、料理投稿サービスのCookpadと宿泊予約サイトのAirbnbでしょう。このように多くの有名企業でRailsが採用されています。

またRuby自体が日本人のまつもとゆきひろ氏によって開発された言語なので、Railsに関する日本語の解説記事や参考書が豊富に見つかります。そのためプログラミング初心者にとって最適なフレームワークと言えます。

具体例② React

image

2つ目に紹介するのがReactです。ReactはFacebookが開発したJavascriptのフレームワークとして知られており、世界中で高い人気を博しています。

人気の理由としてSPA(Single Page Application)が需要が高まっていることが挙げられます。SPAとはページの遷移が必要なく、1つのページでコンテンツを切り替えることができるものを指します。

そのためWebアプリケーションの処理速度やパフォーマンスを上がり、ユーザーがストレスなくアプリを使用することができます。これを可能にしているのがReactです。現在ではNetflixやAirbnbなど多くの企業で採用されています。

具体例③ Bootstrap

image

3つ目に紹介するのがBootstrapです。BootstrapとはTwitter社が公開しているCSSフレームワークで、WebサイトやWebアプリケーションのレイアウトをするための機能が豊富に揃っているのが特徴です。

Bootstrapが人気を博している理由の1つとして、レスポンシブデザインを簡単に作れることが挙げられます。レスポンシブデザインとは、PCやスマートフォンなどデバイスによってWebページの表示方法を変えたものを指します。

Bootstrapで用意されているコードをHTMLに貼り付けるだけで、簡単にレスポンシブ対応させることが可能なのでプログラミング初心者にとって非常にオススメのフレームワークと言えます。また予め用意されているリンクを読み込むだけで、簡単にBootstrapを使えるようになるのも大きな特徴です。

Bootstrapの活用事例としては、ドットインストールQiitaSlideShareあたりが知られています。

Webサイト担当者としてのスキルが身に付く

無料カウンセリングはこちら

まとめ

ここまでフレームワークの特徴や具体例を紹介してきました。プログラミング初心者でも特有のルールを覚えてしまえば、短期間でWebアプリケーションを開発できるのでぜひ積極的に活用してみてはいかがでしょうか?

最後に本記事で書いたことを簡単にまとめておきます。

[1]フレームワークとは、アプリケーションを開発作るのに必要な機能が揃った骨組み
[2]フレームワークを使うと効率的かつミスなく開発できる
[3]言語に合った便利なフレームワークが用意されている

image


関連記事

ヤマモト
この記事を書いた人
ヤマモト
まずは7日間お試し!人気プログラミング講座を無料公開中
オンライン・プログラミングレッスンNo.1のCodeCamp