- 更新日: 2018年08月02日
- 公開日: 2016年02月04日
PHP 開発が爆捗る PHP ライブラリ9選
アプリ開発を強力にサポートしてくれるPHP言語ですが、杓子定規にPHPプログラミングをしていたのでは膨大な時間と労力がかかります。そんな気落ちしてしまいそうなプログラマーを助けてくれるツールの一つに「PHP ライブラリ」があります。現在 PHP ライブラリは300以上公開されていますが、今回はその中でも特に便利そうなライブラリを9ご紹介させていただきます。
PHP開発が爆捗るPHPライブラリ10選
画像投稿なら「PHP Image Upload Class」
SNSやオークション・アプリには欠かせない画像投稿のプログラミングを効率化してくれるライブラリになります。画像サイズの変更以外にも、ぼかしやポップ表示など多彩な機能が用意されています。また日本語も用意されているので即利用することができます。同じような画像系PHPライブラリには、Image Workshopが公開されています。
PHP Image Upload Classを用いたサンプルコード
<form enctype="multipart/form-data" method="post" action="upload.php">
<input type="file" size="32" name="image_field" value="">
<input type="submit" name="Submit" value="upload">
</form>
PHP側
$handle = new upload($_FILES['image_field']);
if ($handle->uploaded) {
$handle->file_new_name_body = 'image_resized';
$handle->image_resize = true;
$handle->image_x = 100;
$handle->image_ratio_y = true;
$handle->process('/home/user/files/');
if ($handle->processed) {
echo 'image resized';
$handle->clean();
} else {
echo 'error : ' . $handle->error;
}
}
チャットなら「Ratchet」
50万回以上インストールされているチャット系PHPライブラリになります。Ratchetは、パッケージ管理の「Composer」からインストールすることが推奨されています(Composer 内の Ratchet)。
onOpen()、onMessage()、onClose()、onError() の4つの関数をベースに Http サーバーやWs サーバーなど 7種類の接続方法が用意されています。プライベートな環境からオープンな環境まで幅広くチャットを利用することができます。
ファイルのアップロードなら「Upload」
アプリケーションの開発には何かと必要となるファイルのアップロード環境。このファイルのアップロードをサポートしてくれるPHPライブラリにUploadがあります。単にファイルのアップロード設定を行うだけでなく、ファイルサイズの上限指定や対応可能なファイル形式をセットすることが可能となります。
ユーザー登録なら「Sentinel」
Sentinelは、ユーザー登録やログイン管理の導入をスムーズにしてくれるライブラリになります。ライブラリの関数には、ユーザー名やメールアドレスなどのほかにFacebookと連携した認証システムも用意されています。
API開発なら「Guzzle バージョン6」
Guzzleは、PHPを使ってAPI開発を行う際に役立つHTTPリクエスト・ライブラリになります。Facebookやツイッターをはじめ、APIを公開している多くのサードパーティー・サイトを活用することができます。
データベース管理の助けになる「Propel」
データベース(リレーショナル)へのアクセス・プログラムを手助けしてくれるツールにORM(オブジェクト・リレーショナル・マッピング)があります。そのORMのPHP版ライブラリーとしてPropelがあります。
2段階認証なら「Two Factor Auth」
金融関係をはじめ、資産管理が伴うサイトで当たり前となりつつある2段階認証システムを手っ取り早く導入するためのPHPライブラリになります。Two Factor AuthはGoogleの2段階認証システムのためのライブラリで、メールや電話を使った2段階認証システムの場合はAuthy PHPがお勧めです。
デバッグなら「PHP Debug Bar」
web開発にブラウザの検証機能があるように、PHPの開発においてもデバッグツールがあると開発がはかどります。こちらのPHP Debug Barは、比較的簡単に実装できるPHPライブラリーで、データベース・エラーや配列エラーなど8種類の関数を使ってデバッグを検証できるようになっています。PHP Debug Bar公式ページの最下部にエラー表示されていることに気付くと思います。
決済サービスなら「Stripe」
商用アプリやウェブサービスには欠かせない決済業務を手助けしてくれるソフトの一つにStripeがあります。RubyやJavaなどのライブラリも用意されていますが、PHPライブラリで利用することもできます。 (Stripe 関数一覧 & GitHub)
\Webサイト担当者としてのスキルが身に付く/
まとめ
いかがでしたでしょうか?PHPをはじめたばかりの方にとっては、分かりにくいPHPライブラリもあったかもしれませんが、それでも同等の機能を一から作り上げていくことを思えばライブラリを頑張って理解するほうが断然お得と思います。
尚、PHP ライブラリのライセンスは、多くが MIT ライセンスや GNU General Public License などフリーで使えるものが多いですが、商用利用の場合は1ドメイン 15 ユーロなど費用負担が生じる場合もありますので、ご注意ください。
- この記事を書いた人
- オシママサラ