Web ・モバイル問わず、アプリ開発でほぼ必須となるデータベース。また最近ではデータ分析やデータ解析、ビッグデータの分野でもデータベースの知識が必要とされてきています。
そこで今回は、独学に役立ちそうなデータベースの本をリサーチしてみました。
データベースの学習におすすめの参考書籍8選
マンガでわかるデータベース
とりあえずデータベースの学習をしたことのない方が、データベースの世界をイメージするのに役立つ1冊です。
そもそもなんでデータベースを使うのか、MySQL などで使われているリレーショナル・データベースって、などを漫画形式で読み進めていくことができます。
10年以上前の本になりますが、データベースの感覚を養う面では問題ないと思います。
おうちで学べるデータベースのきほん
アプリ開発初心者、プログラミング初心者向けにリリースされているデータベースの参考書になります。
専門書らしくないやさしい文調で、肩の力を抜いて、リラックスして読み進めていくことができます。
データベースの理解だけでなく、SQL 文を使ってデータベースの操作も体験することができます。
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データベースって言うと WordPress で使われている MySQL を思いつくかもしれませんが、世の中には MySQL 以外にもたくさんのデータベースが存在します。
本著ではそんな広いデータベースの世界を、分かりやすく、3日間レッスンという形で紹介していっています。
5種類のデータベース(リレーショナル、Key-Valueストア、列思考、ドキュメント指向、グラフ)に7つのデータベース・システム(PostgreSQL、Riak、Redis、HBase、MongoDB、CouchDB、Neo4j)が紹介されています。中身検索を見てみるとわかるのですが、文調や図の解説は専門書っぽくなっていますので、学習の目的とマッチしているか事前判断が必要です。
すべてわかるデータベース大全2017
日経BP社がリリースしたデータベースのまとめ本になります。
今世の中で使われているデータベースについてまとめており、クラウド型データベースの AWS や Google BigQuery などを取り上げている点が特徴的です。バックエンド開発者以外に、データベースの全体像を把握したい Web ディレクターにとっても読んでおきたい一冊と思います。
スッキリわかる-SQL-入門
Java の入門書でも有名な『スッキリわかる』シリーズの SQL 版になります。
練習問題付きでガッツリ SQL について学ぶことができる一冊です。
DokoQL という学習支援ソフトを使って、ブラウザ上で簡単に SQL コマンドを実行していくことができます(スマホ可)。
RDB技術者のためのNoSQLガイド
プログラミングの学習を進める中で時々目にする NoSQL について解説した本になります。
プログラミング初心者がよく使うリレーショナル・データベース(RDB)との違いや優位性、それから実用的な部分までを解説しています。
NoSQL について漠然とイメージをお持ちの方は、一読したい本になります。
SQLite入門
少し前の本になりますが、SQLite に特化して説明されている本になります。
Ruby on Rails やモバイル・アプリの開発に使われる SQLite を MySQL などメジャーなデータベースと比較し、解説してくれています。
MySQL などデータベースの基礎学習を終えた方が参考にしたい本になります。
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グラフ型データベース入門
近年データベース業界で注目度が上がってきているグラフ型データベース Neo4j について解説されている本になります。中身検索で目次を見てみると解るのですが、SQL とはレッスン内容が異なり、ノードとかシェルとか聞き慣れないキーワードも登場してきます。
MySQL や NoSQL など一通り学習した後に読んでみたい一冊になりますね。
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(ID などは中身検索より参照する)
いかがでしたでしょうか?
改めてデータベースについて考えてみると、プログラミングの世界同様に、データベースの世界も日々進化し、新しいサービスが生まれてきていることがわかります。
アプリ開発者や Web ディレクター としてはなんとか新しいサービスを早く理解し、自分の設計に取り込むべきかどうか決めたいところだと思います。
こんな時、やはりデータベースの基礎知識があるのとないのでは大きく理解力やスピードに差がでます。