【初心者〜中級者まで】Rust学習におすすめの本・レベル別4選


【初心者〜中級者まで】Rust学習におすすめの本・レベル別4選

2020年から小学校でのプログラミング教育が必修化され、ここ最近でプログラミングの市場価値がどんどん上がってきています。プログラミングを使用する職業の求人数はいまだ衰えを知らず、プログラマーやWebデザイナーは転職の際の新たな選択肢としても人気の職業です。

ですが、いざプログラミングを勉強しようと思っても、プログラミング言語の種類は多くどれを勉強していいか分からないこともあると思います。

そんな時は『Rust言語』を習得してみてはいかがでしょうか?Rust言語は比較的最近生まれたプログラミング言語で、実際大手企業でも使用されており、非常に期待されている言語でもあります。

そこで今回は、Rust言語を勉強するうえでオススメの学習本を4冊厳選いたしましたので、ご紹介したいと思います!

目次
  1. [2020年版]Rust学習におすすめの本をレベル別に4冊厳選
  2. Rustとは
  3. Rust初心者におすすめの本
  4. Rustプログラミング入門
  5. Rust中級者におすすめの本
  6. 実践Rust入門[言語仕様から開発手法まで]
  7. プログラミングRust
  8. プログラミング言語Rust公式ガイド
  9. まとめ

[2020年版]Rust学習におすすめの本をレベル別に4冊厳選

ここでは、Rust言語について概要を説明をした後、初心者~中級者向けの本を4冊厳選いたしましたので、ご紹介していきます。

Rustとは

Rustとはアメリカの非営利団体Mozillaが支援する『安全性』『速度』『並行性』の3つの特徴を持つプログラミング言語です。2006年に開発が開始され、2015年に1.0版がリリースされました。

RustはC言語、C++に変わる言語として開発されましたので、C言語やC++の持つ大きな特徴である『メモリ管理』や『高速性』を兼ね備えています。

C言語のメモリ管理は正しく行わないとプログラムが動かないことはもちろん、メモリリークなどシステムに影響を及ぼすの危険性を秘めていました。ですが、Rustでは仕様上、メモリに影響を及ぼすバグが起こりにくく設計されており、安全にメモリ管理が行えるようになりました。

Rustはコンパイル言語(コンピューター言語への翻訳が必要な言語)ですので、速度的にもC言語などと同じく高速です。さらに、マルチスレッドでも安全に処理することも可能になっており、C言語、C++の不満点をいくつか克服しています。

Rust言語はGoogleやMicrosoftといった大手企業の開発言語としても採用されています。また、FirefoxやAWS(Amazon Web Services)、Dropboxなど有名なサービスで使用されており、これからもRustを採用する企業が出てくると予想されます。

Rust初心者におすすめの本

それではRustとは何かを学んだところで、次は初心者がRust言語を習得するために必要な本をご紹介します。Rust言語は後発言語ということもあり参考書の数が少なめですので、その中でも良さそうなものをピックアップしました。

Rustプログラミング入門

image

Rustプログラミング入門
学べる内容 Rust言語とは、Rustの基礎、インストール方法、メモリ管理など
価格 3,400円(税抜)
ページ数 304ページ
発売日 2019/10/13
出版 オーム社
購入 Amazon

Rustプログラミング入門はRust言語の習得を目指す方のための入門書です。本書はC言語やオブジェクト指向言語の知識が少し必要になりますが、少ない行数のシンプルな例題で構成し、初心者にも分かるような解説を心がけて書かれています。

インストールおよび例題はWindows10およびMacでの動作を確認されていますので、どちらをお使いの方でも安心して学習を進めることができます。

学べる内容はRust言語とはからはじまり、Rustのインストール、プログラミングの基本などが学べます。Rustを使用するうえで最も大切なメモリ管理、所有権システムについてもしっかりと記述されていますので、これ1冊でRustの基本を押さえられます。

また、応用としてキャストやファイル入出力、ジェネリクスなどについても学ぶことができ、充実した内容となっています。初心者の方はまず本書の購入を検討してみてはいかがでしょうか。

Rust中級者におすすめの本

それでは次は、基本を終えた方や、既にC言語やC++でプログラミングの経験がある方向けの、学習本をご紹介します。

実践Rust入門[言語仕様から開発手法まで]

image

実践Rust入門[言語仕様から開発手法まで]
学べる内容 Rustの特徴、導入事例、インストール方法、Rustの基本、メモリ管理、Rustの応用、DB接続、FFIなど
価格 3,980円(税抜)
ページ数 576ページ
発売日 2019/5/8
出版 技術評論社
購入 Amazon

本書はRustのインストールや基本構文などもしっかり押さえながら、メモリ管理に必要な所有権システム、さらにはパッケージの作成、Webアプリケーション、データベースとの接続、FFIなどの応用技術についてもしっかりと記載されています。

図を効果的に取り入れて説明していますので、プログラミング本にありがちの「文字ばかりでどういう処理かイメージしにくい」ということがあまりなく、より深い理解を得られるはずです。

インストールについてもWindows、MacOSに加えLinux版のインストール解説があるのもポイントです。

基本から書かれていますので、初心者の方でも読むことは可能ですが、プログラミングが全くの未経験の方だと少し分かりにくい所があるため、Rust言語の基本を理解している方か他のプログラミング言語を経験している方にオススメです。

現役エンジニアからデザインツールの使い方やWeb制作を学ぶならCodeCampのWebデザインマスターコースがおすすめ!

➡️未経験からWebデザインをオンラインプログラミングスクールで習得

プログラミングRust

image

プログラミングRust
学べる内容 Rustの特徴、インストール方法、Rustの基本、メモリ管理、Rustの応用、入出力、イテレータ、マクロなど
価格 5,280円
ページ数 608ページ
発売日 2018/8/10
出版 オライリージャパン
購入 Amazon

プログラミングRustは堅実かつ豊富なプログラミング言語の学習本を発行しているオライリージャパンから発行されている学習本です。

608ページというかなり多いページ数で、言語仕様から高度なプログラミング技術までを網羅したRustプログラミング学習本の決定版といって差し支えない内容となっています。

学べる内容はインストールや文法といった基本からはじまり、メモリ管理、トレイトとジェネリクス、イテレータ、入出力、並列性などRustの特性を生かすための技術が豊富に記載されています。

本書はRustを習得するために必要な技術が非常に豊富に記載されている反面、少し難しい内容となっていますので、初心者の方はまず入門書で基礎を学習してから購読するといいでしょう。

プログラミング言語Rust公式ガイド

image

プログラミング言語Rust公式ガイド
学べる内容 Rustの基本、メモリ管理、Rustの応用、スマートポインターなど
価格 3,800円(税抜)
ページ数 608ページ
発売日 2019/6/28
出版 KADOKAWA
購入 Amazon

本書は基本的な文法事項から、Rustの中心的機能である所有権の詳細、エラー処理や自動テストの方法、ジェネリック型、スマートポインタ、並行プログラミング、オブジェクト指向の機能など、Rustプログラミングの肝となる要素を丁寧に解説しています。

この本が他の技術書と違うところは、『Rustの基本理解』と『Rustの機能を適用した小さなプログラムの構築』の2つで構成されているところです。基本の理解とプログラムの構築を繰り返し行うことで、理解をより深められます。

最初は数当てゲームをプログラムするところからはじまり、最後にはマルチスレッドのWebサーバーを構築するというところまで学習できますので、少しづつステップアップしていく楽しみも感じられそうです。

説明を読むばかりではつまらない、自分で作って理解したい、と考える方にはピッタリの学習本ではないでしょうか。

Webサイト担当者としてのスキルが身に付く

無料カウンセリングはこちら

まとめ

RustはC言語、C++に代わる新しい言語で、大企業でも採用されている今注目のプログラミング言語です。まだまだ使える人が少ないことから就職、転職の際のアピールとしても使える言語だといえるでしょう。

プログラミングは最初は難しいですが、覚えると仕事の効率化や論理的思考が身に付き、プログラマーなどの職業でなくても役立ちます。

今後、Rustはますます需要が高まってくることが予想されますので、今回ご紹介した学習本を上手に利用して自分の市場価値を高めてみてはいかがでしょうか。


関連記事

ふろっく
この記事を書いた人
ふろっく
まずは7日間お試し!人気プログラミング講座を無料公開中
オンライン・プログラミングレッスンNo.1のCodeCamp