- 公開日: 2025年05月20日
入社1年後インタビュー!1年間で多様な業務に挑戦中! チームで協力し、お客様目線を意識する重要性への気付き

今回インタビューに応じていただいた原口さんは、長崎県が主催する2023年度「ながさき IT CAMP」エンジニア養成コースの卒業生です。
卒業直後(1年前)にもインタビューをしていたのですが、入社して1年経った今回、もう1度インタビューをさせていただきました。入社後1年間の業務内容と、改めてながさき IT CAMP受講中について振り返っていただきました。
※前回のインタビュー記事はこちら
https://blog.codecamp.jp/nagasaki-it-camp-haraguchi
【ながさき IT CAMP】
長崎県が主催し、県内の情報関連企業等への就職を希望するIT分野未経験の求職者等を対象に、ITスキルの習得から就職までを一貫して支援するオンラインプログラム。2023〜2025年度はコードキャンプ株式会社が運営委託先として講座を提供。
※2025年度のながさき IT CAMPでは、2026年3月末までに受講生が就職先決定することを目指して支援します。
現在のお仕事内容について
ー前回のインタビュー時は研修中とのことでしたが、その後これまでどのような業務を担当されてきましたか?
手順書通りにフロー図の修正をする、単体テストのような簡単な開発を担当しています。最初は手順書の理解を行うのにも苦労しました。データベース内のSQLも触ったのですが、当然ですが知らないSQL文もあって戸惑いました。ただ、ながさき IT CAMPの最終課題でMySQLに触れていたので、全然知らない!という状態ではなかったことがせめてもの救いでした。
また、作成いただいたテスト項目をもとに、社内で開発されたツールの単体テストも行っています。どうすればお客様にとって有益なものになるか?と考えながら、お客様の目線でテストを行うよう心がけています。このことは、今後自分が開発を行う際の考え方として役に立つと思っています。
そして、このツールを納品する会社様を訪問し、実際にお客様とお会いしたことで、「人相手」に仕事をしているのだと再認識しました。無機物なシステムをただ提供しているのではなく、その先のお客様のために有益なものを提供しているのだと感じられました。その考え方を持ち続けることと、満足していただけるように自分のレベルアップも行っていこうと思っています。
ー順調にスキルアップされていますね。他にも取り組んでいることはありますか?
新たな目線で会社の良いところを紹介できる資料をということで、会社紹介資料作成の役目もいただきました。会社の良いところを他者が見てもわかるような資料にすることは、適切な表現方法ひとつをとってみても大変だったのですが、そのなかで多くの社内の方に助けを求めてやりとりをしたおかげで、社内の人が誇りを持っている会社の情報を、社外の人にも伝えられるような資料にできたと思います。社内の方にも褒めていただき、自分の進め方に自信をもつ機会となりました。
ほかにも、展示会に来られるお客様と接する機会をいただくこともあります。どうすれば自社製品や自社の良さを売り込めるのか、必要とされているところをどのように伝え会話につなげるのかについてなど、普段社内で業務を行っているだけでは気づくことができなかったことを学ぶ機会となりました。
あとは、まだ私も2年目なのですが、先輩社員の他業務との兼ね合いもあり特例ということで、高校を卒業したばかりの新人の方のチューターをしています。わからないところについては私もよくわかるので、会社で過ごす上で困らないように教えられることは教えようとしています。
この1年間、教えていただくだけの目線しか持ってこなかったので、教える側からの目線を知ったうえで日常の業務を行えると、よりチームの一員としての動きができそうだなと感じています。
ながさき IT CAMP 受講中を振り返って
ー前回のインタビュー時に、ながさき IT CAMPで学んだことの中でお仕事で役に立ちそうなこととして「最終課題(人のコードを見て読み解く練習)」「アイデアソン(多様な方とのコミュニケーション)」を挙げておられました。
1年経ち、「最終課題」「アイデアソン」は当時の予想通り役に立ったと感じていますか?
これから、人が書いたコードを読んで改修する業務を行う予定なので、そこで最終課題が活かされることになると思います。どんなことでも共通だと思うのですが、どれも初めて取り組むことではなく、一度でもやったことがあれば想定できる項目も増えて、余裕をもって取り組めると思います。「あんな感じでやればいいよね」と準備できることは、心配性の私にとって大変ありがたいです。
アイデアソンについては、会社で人と話す機会が多いこともあり、役立っていると感じています。特に、グループディスカッションを行うことも多く、そのときにグループ内の協調を保ったまま自分の意見を言うことを心掛けているのは、参加させていただいたアイデアソンの着地が良かったという成功体験に基づいているように感じています。
ー1年経った今、どのような成長や変化を感じていますか?
先輩方の実務をそばで見させていただきながら、基本情報技術者試験・応用情報技術者試験の両方に挑戦したこともあり、1年前に比べるとはるかに知識が増えたと思います。資格試験への挑戦は、家庭との両立も必要でとても大変だったのですが、直属の上司が試験内容について教えてくださったり、他の同僚の方が参考書を貸してくださったり、ポジティブな声かけをいただけたことで、途中であきらめずに試験に挑戦できたと思います。
それを思えば、他の業務中でも会社の皆さんから朗らかに話しかけていただけるので、とても居心地よく会社にいることができます。精神面においても会社の皆さんにお世話になった1年間だったと思います。まだお世話になります!笑
ー今、受講中に戻れるとしたら、何をしたい・何をやっておけばよかったと振り返りますか?
欲張りなこともあり、たくさん学習させていただいたので、正直思いつきません。強いていうなら…個人的に、JavaだけでなくPythonも勉強したかったのですが、時間が足りなかったので、広く浅くでいいから全言語のテキスト読むくらいはやっておけばよかったと思います。すぐに書けるレベルを求めず、知っているぐらいのレベルになっておけば、選択肢を考える際のとっかかりになっていただろうと思います。
ー一緒に学んでいた同期とは、今も関わりがありますか?もし関わりがあれば、どのような関わりがあるか教えてください。
今でも関わりがあります。個人的にLINEで延々とくだらない話をする人もいれば、エンジニアにとって必要な有益な話を持ってきてくださる方もいらっしゃいますし、縁あって同じ職場で働いている人もいます。声をかけていただいて複数人でランチに行ったりもしました。
唯一無二の同期だと思っているので、悩みも共有しやすいです。同じ長崎県内に住んでいても普段はなかなか会うことができないものの、「遠い異国の地だけれど複数人の友人がいる」ような感覚でいられるので、困ったときは頼れるとも感じています。助けてもらっていて本当に心強いです。
最後に
ーながさき IT CAMPの受講を検討されている方へ一言お願いします。
ながさき IT CAMPを受講させていただいて、私にとってはプラスの側面しかありませんでした。ひとりでは挫ける勉強も、一緒に受講した方々のおかげで途中であきらめず最後までできたと思っています。ただ勉強をする、というわけでもなく、そこで共に勉強した方たちとのご縁も一緒にいただけました。これはとても稀なことだと思っています。仲間がいる状態で新しい環境に飛び込めることは、寂しさを強く感じることもなく私にとってとてもラッキーなことでした。技術はもちろん、その他も頑張ればつかむことができると思います。
ぜひ、頑張ってください!
ーありがとうございました!
\Webサイト担当者としてのスキルが身に付く/
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応募期間は2025年6月2日〜8月15日となります。詳細は以下サイトをご確認ください。

- この記事を書いた人
- CodeCampus編集部