【Python入門】文字列の操作をマスターしていこう


【Python入門】文字列の操作をマスターしていこう

プログラミングの基本ともいえる文字列の取り扱い。
今回は、Pythonの文字列をサンプル付きでご紹介させて頂きますね。

目次
  1. 【Python入門】文字列の操作をマスターしていこう
  2. 文字列とは
  3. Pythonの文字列を体験
  4. 文字列の結合
  5. Pythonの文字列の型変換
  6. まとめ

【Python入門】文字列の操作をマスターしていこう

文字列とは

Python String

文字列は、ここに書かれていることは「文字だよ」とコンピュータに認識してもらうための記述方式です。 よくある Hello Pyhton! などが文字列としてイメージしやすいでしょう。

ここでPython初学習者の中には、「文字を扱うぐらいなら勉強しなくても大丈夫」と思う方もいらっしゃるでは。 実際のプログラミングの世界では、文字を文字列として取り扱うだけでなく、「数字」を文字列として扱ったり、「クリップボードの内容」を文字列として活用したりいろいろなケースが存在します。数字も文字として扱うことで文字や数字を検索できたり、計算用の数字ではない「郵便番号」などを「文字」として扱い適切に処理できるようになりますね。

プログラミングの学習を進める中でその都度文字列について調べるやり方もあるでしょうが、学習初期段階で文字列を一応把握しておくとスムーズな学習に役立つと思いますよ。

Pythonの文字列を体験

python string test

それでは実際にPythonの文字列を試してみましょう!まずは文字列を出力(表示)してみたいと思います。

print("Hello Python!")
print('Hello Python!')
print("ハロー パイソン")

Ptyhonの print() 機能では、 " もしくは ' で囲った部分が文字列として出力されます。 "ダブルクォーテーションと 'シングルクォーテーション、どちらを使おうか迷われるかもしれませんが、一応次のようなことを知った上で選択されるといいと思います。

  • ダブルクォーテーションで囲った中で "テキスト" はできない
  • シングルクォーテーションで囲った中で 'テキスト' はできない

よろしければご自身の手でPythonコードを実行してみて下さい。

print(""クォーテーションの中にクォーテーション"") 

これではエラーが出ちゃいますね。

ダブルクォーテーションを表示させたい場合は、下記のような使い方が一般的です。扱うテキストに応じて " か ' を選択しましょう。

print('"ダブル・クォーテーションの表示"')

print("'シングル・クォーテーションの表示'")


またPythonの特徴として、Unicodeを標準でカバーしている点が挙げられます。文字化けの心配や文字コードの学習を省略できそうですね。

print("Unicodeを標準でカバー")
print("プログラミング")
print("programming")
print("程序设计")
print("프로그래밍")
print("Programování")
print("प्रोग्रामिंग")
print("برمجة")

【オンラインでPythonの文字列を体験】 https://repl.it/@takayukioshima/PythonString

文字列の結合

image

アプリケーションの開発や勉強を進めていくと、「この文字とこの文字をくっつけたい」という場面もあります。その場合は下記のようなコードで処理できますね。

a="Pythonの"
b="文字列の"
c="連結"
print(a+b+c)

もしくは

a="Pythonの"
b="文字列の"
c="連結"
print("Tech2GOの"+a+b+c+"紹介記事だよ")

+ で文字列をくっつけるだけなので比較的簡単ですよね。


それでは 1個 など数字文字の組み合わせはどうでしょうか?

d=1
print(d+"個")

実行してみると下記のようなエラーが発生。

TypeError: unsupported operand type(s) for +: 'int' and 'str'

pirnt文のところを print("d"+"個") とすれば大丈夫でしょうか?

結果は、 d個 となるでしょう。

計算結果やWeb上の変動的なデータを扱う上で「数値」の取り扱いは欠かせませんが、数値と文字列を一緒に表示させようと思うと型を変換させる必要があります。

Pythonの文字列の型変換

python string change

【Pythonの型変換】

型変換の目的 使う関数
数値を文字列に変換したい場合 str()
文字列を数値(整数)に変換したい場合 int()
文字列を数値(小数点含む)に変換したい場合 float()

Pythonの場合、上記のような関数を使うことで数値を文字列、文字列を数値に変換できます。一つずつ確認していきましょう。

■str()■

str()は、数値を文字列に変換する機能で、strは Strings(文字列)の意味をもちますね。

【サンプルコード】

d=1
str_count=str(d)
print(str_count+"個")

【結果】 python-str

■int()■

int()は、文字列を数値(整数)に変換したり、少数点を含む数値を整数化する機能で、intは integer(整数)の意味をもちます。 主に全角数値を半角数値に変換したりして、計算やプログラム処理に使用。

【サンプルコード】

d="10"
str_count=int(d)
print(str_count+100)

【結果】 python-int

■float()■

float()は、文字列を数値(小数点含む)に変換できる機能で、floatは浮動小数点の意味をもちますね。 全角半角の数字も数値に変換し、文字列の数値を演算に活用できるようになります。

【サンプルコード】

d="10.123456789"
str_count=float(d)
print(100+str_count)

【結果】 python-float

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まとめ

文字列って基本的で簡単そうですが、Pythonの場合は int() や str() などの関数を使ってを変換することが可能。 文字列の取り扱いを習う中で、関数や代入などPythonに慣れていくことを意識すると、より高い学習効果に期待できるかもしれませんね。 最後に今回ご紹介させていただたコードをオンライン上に公開しています。今タブレットやスマホ、Python環境のないPCで閲覧中の方、ご参考頂ければ幸いです。

【サンプルコード】
https://repl.it/@takayukioshima/PythonString

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