Webアプリを作りたくなる個人開発者の成功事例13選


Webアプリを作りたくなる個人開発者の成功事例13選

「個人 × Web」 ベースでサブ収入と考えると、ブログやアフィリエイト、 YouTuber などを思いつく方が多いと思います。

Webアプリ、という選択肢はどうでしょうか? Ruby on Rails などを使ったり、 API を使ったりやや本格的なプログラム処理が伴う "Webアプリ"。

個人でも Webアプリを作成し、サブ収入化、起業に成功している方がいらっしゃいますのでご紹介させて頂きます。プログラミングのモチベーションアップにつながれば幸いです。

<< 今回ご紹介する成功者の方々 >>

  • renさん(起業に成功)
  • 入江さん(起業に成功)
  • TAKUYAさん(起業に成功)
  • ジャバ・ザ・ハットリさん(サブ収入に成功)
  • dala00さん(個人開発に成功)
  • 染谷佳佑さん(バズに成功)
  • グリー株式会社(起業に成功)
  • 価格.com(事業売却に成功)
  • 2チャンネル(起業&事業売却に成功)
  • 赤星琢哉さん(事業売却に成功)
  • 山田進太郎さん(メルカリ)
  • 池田氏(CodeCamp)
  • Facebook(起業に成功)
目次
  1. Webアプリを作りたくなる個人開発者の成功事例13選
  2. renさん(起業に成功)
  3. 入江さん(起業に成功)
  4. TAKUYAさん(起業に成功)
  5. ジャバ・ザ・ハットリさん(サブ収入に成功)
  6. dala00さん(個人開発に成功)
  7. 染谷佳佑さん(バズに成功)
  8. グリー株式会社(起業に成功)
  9. 価格.com(事業売却に成功)
  10. 2チャンネル(起業&事業売却に成功)
  11. 赤星琢哉さん(事業売却に成功)
  12. 山田進太郎さん(メルカリ)
  13. 池田氏(CodeCamp)
  14. Facebook(起業に成功)
  15. まとめ

Webアプリを作りたくなる個人開発者の成功事例13選

renさん(起業に成功)

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https://twitter.com/rensakamoto

renさんは、大学在学中の 2011年にはじめて Webアプリを作り、その後 8年間で 20以上の Webアプリと iOSアプリ を作成。その中には 2日で 3万以上のユーザー登録を記録したアプリ「この人誰ったー」、 1日で 22万PV を記録したアプリ、 3ヶ月で 400万円の売上を記録したアプリなどが存在。それでも 『8年間で20以上のWebサービスを作ってきて、ほとんど失敗した理由』 という note を公開し、謙虚で向上心あふれる姿勢をあらわに。

結局のところ、現在は Anyflow というアプリ間の連携サービスを開発する会社の社長を務め、 過去の失敗談(経験談)は note で 2,980円で発売中という、失敗を成功に変えている好事例に。やっぱり自分の考えて作ったものを社会が正当に評価してくれる、というところが開発の原動力でしょうか。

note: 8年間で20以上のWebサービスを作ってきて、ほとんど失敗した理由
note(¥2,980): 8年かけて開発したWebサービス15個の具体的な失敗理由とは?
起業した会社: Anyflow株式会社

入江さん(起業に成功)

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https://iritec.jp/profile/

入江さんは 1982年生まれで、高校時代に体験したインターネットに衝撃を覚え、専門学校卒業後に福岡の Web制作会社に就職。その会社員時代に、就業後 Webアプリなどを開発し、 20作品ほどをリリースするも納得のいく結果にはならず。その後、 20代後半で脱サラし、フリーランス・デビュー。フリーランス当初は受託開発をメインに行いつつ、並行して自身の Webアプリ 「クラウド請求見積」 を開発・運営。その後、 300名を超えるオンラインサロンを運営したり、 2018年には 「スキルシェアサービスMENTA」 をリリースし、順調に事業を拡大中。

当時開発された Webアプリなどを確認することはできませんが、「就業後にアプリ開発し、 20作品をリリース」というのはスゴイですね。このモチベーション、特別なようにも思えますが、プログラミングの基礎をマスターした人で、好奇心旺盛な人なら結構あてはまる現象かもしれません。

blog: 個人開発で月40万の収益をだすまでの道のり
公開中のWebサービス: CLOUD PAPERMENTA

TAKUYAさん(起業に成功)

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img: YouTube deveslife

2016年末にフリーランス兼個人開発をスタートし、2017年9月に総売上 40万円を超え、現在は専業で個人開発した Inkdrop に専念している TAKUYA さん。 そして開発やユーザーサポートと並行して、デバグやプログラミングの様子を YouTube で配信中。

TAKUYAさんのポリシーは「透明性」で、動画を始め、アプリの仕様を記録する Blog も大変参考になります。「なんだそのライブラリは?」「なんだそのサービスは?」というものもよくあり、プロの頭の中、プロと同じ情報を知ることができて、これからエンジニア、プログラマーを志望する方にとっては非常に興味深い内容。

いつかは自分も成功体験を公開して、たくさんの人に役立ちたいを思っちゃいますね。

運営中のWebサービス: Inkdrop

ジャバ・ザ・ハットリさん(サブ収入に成功)

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https://qiita.com/jabba

ジャバ・ザ・ハットリさんは、日本の IT企業を経て、現在はドイツのベンチャー企業でソフトウェアエンジニアを勤める傍ら、個人でも Webアプリを開発・運営する敏腕エンジニア。有名な Webアプリとしては技術書の購入時に参考となる「テック・ブック・ランク」。 Qiita の API から Qiita 内で紹介されている技術書の情報を抽出し、ランキング形式で紹介したサービスで、リリースから 3週間で 10万円という頑張れば手の届きそうな事例。 「テック・ブック・ランク」の開発背景や工夫した点などは Qiita にアップされており、 Webアプリ開発に興味ある方(特に Ruby on Rails)として参考になります。

「テック・ブック・ランク」以外にも 6つ Webアプリをリリースされており、一度開発の要領を覚えると "楽しくてやめられない" 様子を確認できますね。

公式サイト: ジャバ・ザ・ハットリ
Webアプリ: テック・ブック・ランク
Qiita記事: 開設後3週間で収益10万円を得た個人開発サイトでやったことの全部を公開する

dala00さん(個人開発に成功)

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https://qiita.com/dala00

dala00さんは、 PHP を得意とするフリーランスのエンジニアで、先日 Qiita記事でバズった「さよなら本番サーバー」の著者でもあります。

詳しいプロフィールは不明ですが、 10年以上開発に携わっておられるベテラン。こちらの dala00 さんが個人開発した Webアプリは、 Qiita 風の投稿サイト「Crieit」。 維持費を抑えるために Google Cloud の無料枠(f1-micro)にデータベースからプログラムまでを全部のせ、実装部分は PHP フレームワークの Laravel を使用。 1vCPU 、 0.6GBメモリーでどこまでデキるか参考になります。この他にも WebVR に対応した 3D のポートフォリオサイトや「mobageで運営していたゲームのソースを公開」など個人開発者としては参考になる情報を多数アップ中。生々しい記述が、大変参考になります。

Webアプリ: Crieit
Qiita: dala00
出版物: 個人開発のための Webサービス公開マニュアル

染谷佳佑さん(バズに成功)

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https://keisukelife.com/vaz/

こちらは完全個人開発ではありませんが、個人が主体となってフリーランスのエンジニアと 2人で、 1か月チョットで仕上げたヒット・アプリの事例。若干 27歳でフリーランスとして活躍する 染谷佳佑さんが発起人となり、「フリーランスの信用情報の指標を作ろう」ということで始まったプロジェクト。このアプリで参考となる点は、 「アイディア」 と 「マーケティング」、プログラミング的な部分はクローズな為、あまり参考にならないかも...

とにかく開発するアプリを使ってもらう、知ってもらう、という点に重点をおかれ、リリース前からアプリがバズるように仕向けた動きは大変参考になるでしょう。それにしても 1日 29万PVページビュー ってすごいですね。

Webアプリ: フリーランス戦闘力診断
染谷佳佑さん: Keisuke Life

グリー株式会社(起業に成功)

source: ITmedia NEWS

モバイルゲームで有名なグリーですが、この会社 14年前に一人の学生がはじめた "趣味" の Webサービスだったことご存知でしょうか? 特に夢や目標があるわけでもなく時間を過ごしていた大学生時代、短期留学でアメリカに行き、その時インターネットの存在を確認。それからは "これからはインターネットの時代だ" ということで、 ホームページや掲示板を作り、 IT企業(ソニー・コミュニケーション・ネットワーク(現So-net))に入社。

しかし、もっと"ものづくり"をしたい、ベンチャーで働いてみたい、ということで 23歳で楽天に転職。その後 1年も経たない内に、 自分が運営していた交流サイト GREE の運営負荷が重くなり、 GREE 一本に。 当時本業とは別で運営していた GREE ですが、会員数は 7万人を超え、問い合わせやメンテナンス、開発等で大変だった様子。

現在は個人資産 1,000億円超えの "個人開発" の鏡ともいえる田中社長。私達も少なかれインスピレーションを感じる時があると思いますので、その時に素直に打ち込める勇気、心構え、必要かもしれませんね。

source: 月給23万労働者が副業で1200万円稼いで週7暇人経営者になった全記録WorkaHolicNewsPicks

価格.com(事業売却に成功)

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https://corporate.kakaku.com/press/establishment

物を買うときによく使う 価格.com。こちらの Webサービス、創業者の 槙野さんが一人で立ち上げたってご存知ですか? 時は 1997年、 Windows 95 でフロッピーディスクを使っていた次代と思います。大学卒業後、メルコという電子機器メーカーに入り、秋葉原の店頭電子機器価格をチェックする仕事に(今では考えられない仕事ですね)。その業務の中で「みんなドコの店が安いか知りたがってるんじゃない?」 と思うようになり、退職後、価格.comの前身 ¥CORE PRICE¥ 社 を設立(1997年)。

Webサービスをはじめた当初は、自分で価格データを書き換えて、その後自身で "販売店による価格変更システム" を開発。それからクチコミ掲示板などを作成し、 2001年に同サービスを 25億円で売却。退職後、 4年間の開発・運用で 25億円、スゴイですよね。

当時まだインターネットに関して情報が少ないなか、またよくパソコンがフリーズしていた中、槙野さんがどうやって Webサービスを開発、運用していたかは不明ですが、数々の苦労、困難はあったと思います。 "自分らしく生きたい" "社長になりたい" という夢に向かって突き進んだ結果得られた報酬で、今は 資産 1000億円を目標に 美容業界向けアプリ「イキナ(IKINA)」 や 実店舗 「アルバム」 で商機を模索中。

source: カカクコムの歩み大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」WWD

2チャンネル(起業&事業売却に成功)

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https://5ch.net/

昭和生まれの方なら誰でも知っている掲示板サイトの 2ちゃんねる(今は5ちゃんねる)。 1999年にアメリカ留学中、学生だった ひろゆきさん がはじめた Webサービスで、翌 2000年には日本最多の利用者数を記録し、 2004年には Alexaランキングで世界 34位に。その後サーバー代等のことで色々あったようで、現在は 5ちゃんねるとして運営中。

2ちゃんねる事体については、インターネット初期にあった 「あやしいわーるど」 や 「政治会議室」 「あめぞう」 の受け皿的に開発されたもよう。当時は今ではあまり考えられないですが、プログラムバグあってデータが消えたり、サイトが落ちたりしていた「あめぞう」を、落ちない、消えないようにしよう、というモチベーションで 2チャンネルを作成されたそうです。

あなたの周りにもフリーズする Webアプリ や使いにくい Webアプリ あったりしませんか? ちょっとしたことがチャンスかもしれない、という好事例ですね。

source: ORICON NEWSWiki

赤星琢哉さん(事業売却に成功)

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img: iX キャリアコンパス

1982年に仙台で生まれた赤星琢哉さんは、大学在学中にリリースした「広告会議室」で Webクリエーション・アワードを受賞、そして 26才の時に(株)トリスタを起業。さらにトリスタ時代に開発した「読書メーター」というWebアプリを2014年に 17億円でドワンゴに売却。2018年には(株)Xを立ち上げ、旅行付きのための iPhoneアプリ「グッドトリップ」をリリース。

私は赤星さんより 2年早い 1980年に生まれ、赤星さんが大学在学中の頃といえば Windows 2000 でフロッピーディスクで Word や Excel を保存していたように思います。ネット環境も悪く開発が難しい中での「広告会議室」、本当にすごい事。

赤星さんのことを詳しく取材している iX キャリアコンパス の記事を見ていますと、赤星さんの成功のポイントは「追求」「信念」「好き」にあると感じます。自分のやりたいことを楽しく厳しく追求していく姿勢、自分も頑張らないと、と思っちゃいますね。

山田進太郎さん(メルカリ)

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キャリアハック

1977年に愛知県瀬戸市で生まれ、大学在学中に楽天にインターン、そして大学に通いながら楽天にインターンしながら「映画生活」というWebアプリを開発、すごいですよね。当時は Windows95 とか Windows98 のレベルと思いますので、まだ日本社会があまり IT に振り向いていなかった時と思います。

そして大学卒業後は ウノウ(株)という会社を立ち上げ、数々のWebアプリを開発。そして「映画生活」はぴあに譲渡し、ウノウ(株)自体もアメリカのジンガに譲渡。この時の譲渡額は確認できませんが、なかなかの金額だったことは間違い無いでしょう。

そして「メルカリ」を2013年に設立し、2018年にマザーズに上場。一見するとゴールデンルートを辿ってきたようにも見えますが、全てが成功ばかりではなかったようです。失敗したWebアプリも複数あったり、レストラン経営をしようとして辞めたり、試行錯誤あっての”今”があると語られています。

また自社で欲しい人物像も明確で、新しいことに挑戦し、どれだけ多岐にわたって知識や興味を持っているかということを挙げられています。プログラミング学習や自己開発は辛い時もありますが、モチベーションを高く継続して頑張っていきたいですね。

池田氏(CodeCamp)

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日経クロストレンド

オンライン・プログラミングスクールで不動の地位を築きつつある CodeCamp、実はこちらも創業者池田氏の "疑問" から始まった Webサービス(会社)です。 2009年当時池田氏は大学卒業後、ゲーム制作などを手掛けるサイバードに入社。そのときプログラミング・スキルを習得する必要が出てきて、自身もプログライングスクールに。しかし、そこでは動画視聴による一方的なレッスンで、違和感を。

インターネットが普及して、 eラーニングも増えているのに、動画視聴中心のレッスン、物足りない。 プログラミングについてもオンラインで、マンツーマンで学べたらよいのでは....

その後ビジネス・ブレークスルー社に転職し、スクール運営などを経験。そして 2012年にプログラミングスクール「トライブユニブ(現: CodeCamp)」を創業。オンラインスクールという大きなプラットフォームの制作・運営には、池田氏の他、米田氏や鈴木氏と他 2名も参賀。そして現在に至る、というところですが、受講生は 20,000名を超え、従業員も 25名に。

すこし今回の "個人開発" とは趣旨がズレるかもしれませんが、自分のやりたい、やってみたいことを仕事に変え、"オンライン・プログラミングスクール"という社会的インフラを築いた好例ではないでしょうか?

Webアプリ: CodeCamp

Facebook(起業に成功)

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photo: First Versions

SNSの火付け役としても知られる Facebook、創業者ザッカーバーグ氏が大学在学中(大学2年)に作った Webサービスということはご存知の方も多いのではないでしょうか? 実は Facebook は最初から今のような個人間 Webサービス、というスタイルで設計されたものではなく、最初は "写真(顔)評価Webアプリ" だったことはご存知でしょうか?

photo: medium: John Backus

2003年にリリースされた同サービス「Facemash」は、サービス開始後 4時間で 450人の訪問と 22,000の画像閲覧数を記録。それから数日後、大学側からプライバシー違反、セキュリティー違反等で起訴、退学の危機に。結局起訴は取り下げられ、その後大学の広報誌をもっと使いやすいものに変えようと今の Facebook の原型を作成。その後いくつかの苦難がありつつも、現在では 7兆円を超える個人資産の持ち主。大学の寮で 1,000ドルずつ出しあって始まった Facebook、今の私達も 1,000ドル出して挑戦する勇気、必要かもしれませんね。

Webアプリ: Facebook

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まとめ

今回プログラミングのモチベーションが上がる 10の個人開発事例をご紹介させて頂きました。どの方にも共通してみられること、それは "モチベーション" とスモールスタート、それからスピード、この 3つでしょう。

また成功のサイズには差があるかもしれませんが、 "自分のやってみたいこと" "試したいこと" を実践されていますので、どこか "満足感" を感じることが。これは小さい子供が "欲しい" "させて" という自己欲求と似ており、またそれが満たされた時の感情も似ているのかもしれません。この満足感、お金では買えないですよね、また確実に人生を豊かにする "スパイス" ですよね。

"あ〜、自分も Webアプリ作ってみたいな..." と思われる方、まずは "今" の行動パターンを変えることが必要かもしれません。 "時間" "お金" "友人付き合い" "食事" 色々あると思いますが、小さいことでも意識してチョット変えてみるだけで、自分なりの変化を感じると思います。

この小さい "変化" を実現できたなら、恐らくあなたもプログラミングできるはずです。しかし、従来の学習パターンでプログラミングを習得していたのでは、 "間に合わない" 方も。そんな時頼りになるのが "プログラミング・スクール"。 特にオンラインスクールなら "時間" と "場所" を選ばずに自分のペースで学習を進めていくことが可能。

「プログラミング・スクール、ちょっと興味あるな...」 という方、どうでしょうか、 CodeCamp の "無料体験" は。 東証一部上場企業のグループに属する CodeCamp なら比較的安心してご検討頂けると思います。詳しくは、公式ページをご確認ください。

昨今のプログラミング・ニーズの高まりを受けて、無料体験枠が埋まっている日もあります。予め、ご了承ください。


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