- 更新日: 2018年11月22日
- 公開日: 2018年10月05日
ロボットを作りながらプログラミングを学習してみよう!ツールとスクールを紹介してみる
日本経済再生本部が発表した日本再興戦略2016において2020年からIT人材の育成を目的として小学校でプログラミング教育が必修化される方針が示されました。
プログラミング教育が始まるからといって、自分の子どもに急にプログラミングを勉強しろと言っても無理があります。そんな時は楽しみながらプログラミングが学べるロボットプログラミングはいかがでしょうか。
ロボットプログラミングとは、ロボットの形をつくるブロックなどのパーツと、ロボットを動かすためのモーターやLEDやスイッチなどの電子パーツ、ロボットに動きを指示するプログラムの3つで構成されます。
ロボットプログラミングはおもちゃ好きの子どもにはぴったりです。そこで今回は、遊ぶだけで知らず知らずのうちにプログラミングに必要な知識や思考能力が養えるロボットプログラミングが学べるスクールやプログラミングツールをご紹介します。
プログラミングでロボットが作れるツール
little Bits
画像出典:little Bits
little Bits(リトルビッツ) | |||
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公式サイト | https://www.littlebits-jp.com/ | ||
価格 | BASE KIT:12,500円 | ||
購入サイト | 公式購入サイト |
リトルビッツはいくつかのBitsモジュールと呼ばれる電子パーツを組み合わせてリモートコントロールの車から、スマートフォン制御の家庭用機器など幅広いものを創造できるロボット工作ツールです。
BitsモジュールはACアダプターを接続する電源モジュール、スイッチや周囲の状況を判断するインプットモジュール、動作やライトやサウンドを起動させるアウトプットモジュールなどからなり、それらを組み合わせることで様々なものを作ることができます。各モジュールは磁石でくっつくのでハンダ付けなどの作業は必要ありません。
リトルビッツ最大の特徴は電子部品による幅広い創造性です。電子部品を扱うため小学生低学年では少し難しいかもしれませんが、簡単なものなら手伝ってもらいながら作れそうです。リトルビッツは電化製品などがどういうふうに動いているかという仕組みを知るのにもとても良いツールです。
KOOV
画像出典:KOOV
KOOV(クーブ) | |||
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公式サイト | https://www.koov.io/ | ||
価格 | 51,218円 | ||
購入サイト | Amazon |
注意 価格は2018/5/22時点での価格となります。
クーブはSONYが開発した付属のブロックで「かたち」を作り、プログラミングで「動き」を与え遊ぶ、ロボットプログラミングの学習キットです。ロボット製作を通じで創造性、探求心、思考力を育むことを目的として作られました。
クーブはレゴブロックのようなカラフルで凹凸のあるブロックと動きや表現のもととなる電子パーツの2種類のパーツでロボットを組み立てます。動きを設定するのは専用アプリをインストールしたタブレットなどから行います。
アプリを起動するとロボットレシピがあるので、お手本を見ながら作成することができ、初めてでも安心して学習することができます。プログラムは少し複雑ですがあらかじめ用意されているものもあるので、それを参考にすることですぐに動くロボットが作れます。
また与えられたミッションをクリアしていくことで自然とプログラミングが身に付く学習コースもあるため、すぐに飽きてしまうことがないのも魅力的です。最終的には学んだ知識を活かして自由製作を行いそれを公開することで仲間たちと共有できます。
うきうきロボットプログラミング
画像出典:うきうきロボットプログラミング
うきうきロボットプログラミング | |||
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公式サイト | http://www.artec-kk.co.jp/ukipro_m/ | ||
価格 | うきうきロボットプログラミングセット:17,280円 | ||
購入サイト | 公式購入サイト |
うきうきロボットプログラミングは子ども向けプログラミング書籍として人気の日経BP社『小学生からはじめるわくわくプログラミング』シリーズに、ロボットを作成するためのブロックとロボット用基板『スタディーノ』を使用してロボットを作るロボット工作ツールです。
センサーで動く自動ドアやLEDが点滅するピカピカLEDマシン、床拭きお掃除ロボットなど様々なものが制作できるため、子どもの好奇心をくすぐります。
入門書付きのプログラミングセットも発売されており、ロボットプログラミングの基礎からロボットの作り方まで丁寧に説明されているので、はじめての子にも安心してロボットプログラミングを楽しんでもらうことができます。
ソビーゴ こどもロボットプログラミング
画像出典:ソビーゴ こどもロボットプログラミング
ソビーゴ こどもロボットプログラミング | |||
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公式サイト | https://hello-sovigo.com/robot/ | ||
価格 | 17,820円 | ||
購入サイト | ソビーゴ オンラインストア |
ソビーゴとは株式会社ワイズインテグレーションと株式会社ナチュラルスタイルが共同ではじめたプログラミング教育プロジェクトのことです。そのプロジェクトで小中学生向けのプログラミンググッズがソビーゴこどもロボットプログラミングです。
ソビーゴこどもロボットプログラミングは専用プログラミングパソコン「IchigoJam」とロボットパーツを使ってロボット(ソビーゴ)を作成し様々な動きを命令することができます。ソビーゴは段ボールでできているため、見た目を自分でカスタマイズすることで愛着がわき、より関心を持てるようになります。
専用プログラミングパソコンといっても動きを指示するための簡単なコード(命令)のみなので小学校高学年から中学生くらいなら問題なく動かすことができます。自分で作って指示して動かすというロボット作成の醍醐味を体験することができます。
コード入力のシンプルさや、段ボールボディの組み立て作業の面白さから日本の教育機関で教材として使用されたこともあります。
レゴマインドストーム EV3
画像出典:レゴマインドストーム EV3
レゴマインドストーム EV3 | ||||
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公式サイト | https://education.lego.com/ja-jp/product/mindstorms-ev3 | |||
価格 | EV3基本セット:57,283円 | EV3スタートセットA:62,467円 | ||
購入サイト | 正規代理店 |
注意 スタートセットとは基本セットにDCアダプターとプログラミングガイドを含めたセットのことです。
レゴマインドストームEV3はレゴブロックで組み立てられたロボットをインテリジェントブロックにプログラムすることによって、自由に制御することができるロボティクス製品です。
ロボットの動作はパソコンかタブレットに専用アプリをインストールしてプログラミングを行います。プログラムは直感的に操作できるようデザインされており、ドラッグ&ドロップで簡単なものから複雑なものまで作ることができます。初めてでもサンプルやチュートリアルがあるので安心です。
レゴマインドストームEV3はロボットプログラミングとしては歴史が古く、学習キットとしてはかなり豊富な機能をそろえていますので、レゴが好きな子から本格的なロボットプログラミングを学びたい子まで満足できる内容となっています。
ロボットを作る学習ができるスクール一覧
ヒューマンアカデミーロボット教室
画像出典:ヒューマンアカデミーロボット教室
ヒューマンアカデミーロボット教室 | |||
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公式サイト | http://kids.athuman.com/robo/CI/ | ||
運営会社 | ヒューマンアカデミー株式会社 | ||
受講形式 | 来校しての授業 | ||
教室 | 全国1200教室以上 | ||
受講料金(月額) | 授業料:9,720円、テキスト代:540円 |
注意 上記の受講料金のほかに入会金10,800円、ロボットキット代30,780円が必要となります。
ヒューマンアカデミーロボット教室はヒューマンアカデミー株式会社が運営するロボットプログラミング教室です。手を動かし、頭を働かせてイメージしたものを形にすることで子どもの個性を引き出し、想像力を育みます。
コースは1年間でロボットプログラミングの基礎を学ぶプライマリーコース、1年6か月で様々なロボットを作るベーシックコース、同じく1年6か月でベーシックコースより高度なロボットプログラミングを学ぶミドルコース、2年かけてしっかりと学ぶアドバンスプログラミングコース、専門知識が学べるロボティクスプロフェッサーコースの5種類です。
全国に教室があり学びやすい環境にあるのはとても便利です。体験授業もありますので、授業の雰囲気を知りたい方にはお勧めです。
注意 アドバンスプログラミングコースは最低12ヵ月以上ミドルコースを受講した生徒が対象です。 ロボティクスプロフェッサーコースはアドバンスプログラミングコース修了生及び中学生の方が対象です。
エジソンアカデミー
画像出典:エジソンアカデミー
エジソンアカデミー | |||
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公式サイト | http://edisonacademy.artec-kk.co.jp/robot/ | ||
運営会社 | 株式会社アーテック | ||
受講形式 | 来校しての授業 | ||
教室 | 岩手、島根を除く各都道府県 |
エジソンアカデミーは株式会社アーテックが運営するロボットプログラミング教室です。学校教材メーカーのオリジナル教材とカリキュラムで身近なものやゲームを自作できる楽しさを学ぶことができます。
カリキュラムは12のレベル×3ステップのトータル36テーマで構成されています。授業は1カ月1テーマのペースで進み、少しずつレベルアップしていきながら、3年間で36テーマを学習していきます。教材は、小学生でもプログラミングの概要が理解できるようにわかりやすい解説があります。さらにロボットの構造やセンサーの仕組みなどが学べるページもあり、楽しみながら様々な知識を吸収できます。
実際の授業が体験できる体験教室がありますので、興味がある方はお近くの教室まで申し込んでみてはいかがでしょうか。
AVIVAキッズ
画像出典:AVIVAキッズ
AVIVAキッズ | |||
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公式サイト | http://www.aviva-kids.com/course/programing/ | ||
運営会社 | 株式会社グローバルキャスト | ||
受講形式 | 来校しての授業 | ||
教室 | 全国100教室以上 | ||
受講料金(月額) | 授業料:9,720円 |
注意 上記の受講料金のほかに入学金・教材費が必要となります。
AVIVAキッズのロボットプログラミング教室は子どものやる気を引き出す8つのレベルと各レベル3つのステップ、計24のカリキュラムが特徴です。
まずは光や音のセンサーによる制御の基礎からはじまり、高レベルのカリキュラムになると2足歩行ロボットやルーレットゲームまで作成することができます。また、月謝コースでは続くかどうか心配な方向けに、短期間コース(全5回:24,000円)も用意されています。
無料体験はもちろん、ロボットプログラミング以外にも子ども向けの教室がたくさんありますので、気になる方はチェックしてみてください。
\Webサイト担当者としてのスキルが身に付く/
まとめ
プログラミングという分野は日本再興戦略でも示された通り、これからさらに重要性を増していきます。将来プログラミング関係の仕事に就くかにかかわらず、プログラミングを学ぶということはこれからの人生にとってプラスとなるでしょう。
そのため、子どもが小さいうちからロボット工作ツールやロボットプログラミング教室を上手に使って、これから訪れる時代の波に乗り遅れないようロボットプログラミングで楽しくプログラミング学習してみてはいかがでしょうか。
- この記事を書いた人
- ふろっく