親子で一緒にプログラミング体験ができるサイト&教室11選


親子で一緒にプログラミング体験ができるサイト&教室11選

2017年3月に文部科学省から公示された新学習指導要領にて、小学校でのプログラミング必修化が発表されました。近年は興味がある習い事としてプログラミングが挙げられたり(参考)、子ども向けプログラミング教室がオープンするなど、徐々に子どもたちがプログラミングを学習する環境が整いはじめています。

しかし親世代でプログラミングに精通している人はそこまで多くなく、「プログラミングって結局何をするのかわからない」という方も多いのではないでしょうか?そこで、子供でも学習できるサイト、親子で受けられるプログラミング体験を行っている教室をまとめました。

プログラミングで何ができるか、親子で一緒にチェックしてみましょう!

目次
  1. プログラミングができると何ができるの?
  2. 論理的思考・問題解決能力を習得できる
  3. 世の中の仕組みがわかる
  4. 英語に触れられる
  5. 就職・転職を見据えて
  6. 学習に必要なものは?
  7. プログラミングを学習できるサイト5選
  8. Scratch
  9. NHK Eテレ「Why!?プログラミング」
  10. Code.org の「Minecraft Hour of Code」
  11. プログラミン
  12. Viscuit(ビスケット)
  13. プログラミングを学べる教室6選
  14. CodeCampKIDS(コードキャンプキッズ)
  15. Tech Kids School
  16. LITALICO ワンダー
  17. STAR Programming SCHOOL
  18. レゴ(R)スクール
  19. Coder Dojo
  20. まとめ

プログラミングができると何ができるの?

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パソコンにコードを打ち込むばかりがプログラミングではありません。プログラミング学習を通して、習得できることはなんでしょうか?

論理的思考・問題解決能力を習得できる

プログラムは、自分が思い描く動作をするためには、何をどう書けばよいか順序立てて考え、書いてみてエラーが起こったときにはどう解決していくかということを考えながら作成していきます。この一連の流れの繰り返しで、次第に論理的思考・問題解決能力を習得していくのです。

世の中の仕組みがわかる

世の中のものがどれだけコンピュータで動いているかを知ることができます。テレビやインターネット、スマホばかりでなく、スーパーのレジ、ICカード乗車券、家電、工場の生産管理システムなど、自分たちの生活が裏でどれだけコンピュータプログラムに支えられているか、見えてくることでしょう。

英語に触れられる

プログラミングに使われる単語や、もっと学習を進めていくと読むことになる各種ドキュメントは、たいてい英語で書かれています。プログラミング学習の場は、自然と英語に触れられる環境にもなるのです。

就職・転職を見据えて

今はIT人材が不足しているので、プログラミングを勉強しておけば将来的に就く仕事の選択肢が増えることが期待できます。この売り手市場は当面続くでしょう。

プログラミングについてもっと知りたい方は・・・

プログラミングとは何か? を徹底的にわかりやすく解説してみた

学習に必要なものは?

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自宅で学ぶなら、パソコンとインターネットに接続できる環境が必須です(オフラインツールをダウンロードできるサイトもあり)。プログラミング教室なら、それらが用意されているか、もしくはレンタルできます。

プログラミングを学習できるサイト5選

Scratch

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画像出典:Scratch

公式サイト

  • 対象年齢:8歳 ~ 16歳
  • 料金:無料

Scratch(スクラッチ)とは、マサチューセッツ工科大学が開発した、子ども向けのプログラミング言語およびツールです。Scratchはプログラムを打ち込むのではなく、用意された命令ブロックを組み合わせることで、パズルのようにプログラミングを行います。自由にストーリーやゲーム、アニメーションを作ることができ、完成した作品をオンラインコミュニティで他の人と共有できます。

利用している国は150か国以上。プログラミングを学びながら、世界中の子どもたちとコミュニケーションを取れるサイトです。

NHK Eテレ「Why!?プログラミング」

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画像出典:NHK

公式サイト

  • 対象:小学5年生~中学生
  • 料金:無料

IT企業に努めるお笑い芸人・厚切りジェイソンさんが出演するNHK Eテレ「Why!?プログラミング」の番組サイトです。Scratchの使い方を中心とした番組内容を無料で配信。ほかにも小学校高学年~中学生が作者として公開する自作プログラム、コミュニティや企画ものなど、楽しめるコンテンツが揃っています。

NHK Eテレ(旧・NHK教育テレビジョン)の番組を元にしているだけあって、大変わかりやすい内容です。

Code.org の「Minecraft Hour of Code」

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画像出典:Code.org

公式サイト

  • 対象:小学校2年生以上
  • 料金:無料

Code.orgではさまざまなプログラミング学習ツールを提供しており、そのひとつに「Minecraft Hour of Code(マインクラフト アワーオブコード)」があります。

「Minecraft(マインクラフト)」とは、元々はブロックを地面や空中に配置し、自由な形の建造物等を作っていくゲーム。「Hour of Code」はMinecraftを元にしたプログラミング教材です。

Hour of Codeにはチュートリアルという名の教材「Minecraftデザイナー」「Minecraftアドベンチャー」の2種類が公開中。オフラインツールをダウンロードすることも可能です。ゲーム画面のような見た目の教材なので、お子さんにもゲームに慣れた大人にも親しみやすいのではないでしょうか。

プログラミン

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画像出典:プログラミン

公式サイト

  • 対象:(サイトに記載なし)
  • 料金:無料

文部科学省が提供する、子ども向けのプログラミングサイト。プログラムを通じて、子どもたちに創ることの楽しさと、方法論を提供することを目的としています。

「ジャンプ」「右に回転」といったさまざまな"命令"を持った不思議な生物「プログラミン」を絵にドラッグすることで、絵が動き出すという仕組み。プログラミンの組み合わせ次第でさまざまな動きをさせることができます。自分が作ったものが動き出す喜びは、子供にとっては貴重な体験となるでしょう。

Viscuit(ビスケット)

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画像出典:Viscuit

公式サイト

  • 対象:(サイトに記載なし)
  • 料金:無料

自分で絵を描き、その絵を動かす為の操作を行って、「自分の描いた絵が動き出す」という体験ができるツール。「コンピュータってこういうものなんだよ、というのを直感的に知ってもらうため」に作られたということです。慣れれば簡単な絵本やゲームを作ることができるようになります。動画でのわかりやすい解説が用意されているのがポイント。

小中学校などの教育機関、放課後子ども教室、イベントなどでも活用されているこのViscuit、スマートフォンやタブレットでもアプリがあります。

プログラミングを学べる教室6選

親子で無料体験ができる教室をご紹介します。

CodeCampKIDS(コードキャンプキッズ)

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画像出典:CodeCampKIDS(コードキャンプキッズ)

公式サイト

  • 場所:新宿教室、大崎教室
  • 入会金:10,000円(税抜)
  • 受講料:ロボットプログラミングコース月額10,000円・税抜/Scratchプログラミングコース月額15,000円・税抜
  • 主なコース:ロボットプログラミングコース、Scrachプログラミングコース
  • 対象年齢:小学1年生~中学3年生
  • 形式:通学

 CodeCampKIDSは、初めてでも楽しく学べるビジュアルプログラミングから、本格的なゲーム、Webサービスやアプリなどの開発を学ぶことのできる、小学生・中学生のためのプログラミングスクールです。

 東証一部上場のフューチャー株式会社のグループ会社であり、現役エンジニアによるプログラミング家庭教師を展開するコードキャンプ株式会社が運営しています。プログラミング教育の先端を行き、教育への情熱を持った本物の教育者が、子ども達一人ひとりの個性を伸ばす、最適化された最先端の学びを提供します。

 プログラミング教育を通してデジタル社会を生き抜く力を育てるーすべての子ども達の創造性を最大化し次世代のリーダーを育成する―をミッションに掲げています。

Tech Kids School

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画像出典:Tech Kids School

公式サイト

  • 場所:東京、神奈川、愛知、大阪、兵庫、沖縄 他
  • 主なコース:Scratch プログラミング、iPhoneアプリ開発コース 他
  • 入会金:0円
  • 受講料:月額19,000円(税抜)
  • 対象年齢:小学校2年生~6年生
  • 形式:通学

インターネットメディア「Ameba」でおなじみのIT企業サイバーエージェントが運営。「プログラミングを通じて"知識"、"設計力"、"表現力"、"主体性"を身につけていく」ことを目的として掲げています。

独自のWeb教材を用いて、一斉授業形式ではなく一人ひとりの進捗に合わせて講師がフォローします。First StageとSecond Stageに分けられており、First StageではScratchを用いてプログラミングの基本的知識や概念などを学習。Second StageではiPhoneアプリ開発、Androidアプリ開発、3Dゲーム開発コースのいずれかを選び、世の中で実際に広く活用されているプログラミング言語を用いて、アプリケーションやゲームの開発を行います。授業のカリキュラムの中にプレゼンテーション(発表)を学ぶ機会もあるのが、一般的な塾とは違う点。

説明会では、親子でプログラミング体験ができます。

LITALICO ワンダー

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画像出典:LITALICO

公式サイト

  • 場所:東京、神奈川
  • 入会金:15,000円(税抜)
  • 受講料:ゲーム&アプリプログラミングコース 月2回:10,000円 月4回:16,000円(税抜)ほか 
  • 主なコース:ゲーム&アプリプログラミングコース、ロボットクリエイトコース、ロボットテクニカルコース、デジタルファブリケーションコース
  • 対象年齢:年長~高校生 コースによって対象年齢が異なります
  • 形式:通学(90分授業)

「IT×ものづくり」を通して、学びと遊びを体験し想像力を培う教室。プログラミング、ロボット、デジタル工作機器(3Dプリンタ・レーザーカッターなど)を使ったものづくり等の複数のコースがあります。ものづくりの楽しさを子どもたちに伝え、試行錯誤の時間を大切にしているとのことです。

無料体験は子どもがプログラミング、親が見学という形になります。

STAR Programming SCHOOL

  • 場所:東京、神奈川、千葉、埼玉、静岡、大阪、兵庫、奈良、新潟、広島
  • 入会金:6,000円(税抜)
  • 受講料:月会費2,000円(税抜)、加えてコースごとの受講料(例:タブレットプログラミングコース月額7,000円・税抜)
  • 主なコース:タブレットプログラミングコース、Scrachプログラミングコース、ロボットプログラミングコース
  • 対象年齢:年長~中学3年生

低価格で主にイトーヨーカドーやイオンモールといった場所に教室を構えており、アクセスのしやすさも魅力的です。

レゴ(R)スクール

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画像出典:レゴ(R)スクール

公式サイト

  • 場所:東京、神奈川、埼玉、宮城、愛知、大阪、兵庫、京都、奈良、沖縄
  • 入会金:なし
  • 受講料:プログラミング関係のコースは12,500円~
  • 主なコース:コードクリエイター(プログラミング)、ワールド・ロボティクス
  • 対象年齢:年少~小学4,5年生
  • 形式:通学

子供のブロック遊びでおなじみのレゴ(R)を教えてくれる教室です。プログラミングに関するコースには「コードクリエイター(プログラミング)」「ワールド・ロボティクス」があります。

「コードクリエイター(プログラミング)」で学ぶのはモデルの製作と、「WeDo2.0」というレゴ(R)オリジナル教材でモデルを動かすためのプログラミング。「ワールド・ロボティクス」ではコンピュータープログラミングやロボットデザインのスキルを習得します。

体験レッスンでは親子での参加となります。

Coder Dojo

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画像出典:Coder Dojo

公式サイト

  • 場所:全国88箇所以上
  • 入会金:なし
  • 受講料:基本的に無料
  • 主なコース:Scratch、HTML、CSS、JavaScript、Ruby他
  • 対象年齢:7~17歳
  • 形式:通学、開催日は道場による

ボランティアによる子ども向けのプログラミング"道場"。2011年にアイルランドで始まり、世界では69カ国・1,200箇所の道場、日本では全国に88箇所以上の道場があるとのことです。

学べる内容は道場ごとに異なり、ScratchやHTML、Rubyや電子工作などさまざま。ボランティアによって運営されているので、不定期開催としている道場もあります。

Webサイト担当者としてのスキルが身に付く

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まとめ

プログラミングを親子で体験できるサイトとプログラミング教室をご紹介しました。プログラミング教室はご紹介したもののほかにも、地元の企業が行っている教室が多数あるので、お近くにないか、ぜひ探してみてください。

子供の無限の好奇心が刺激される機会となりますように。

※2017年7月時点の情報です


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murase miho
この記事を書いた人
murase miho
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