面倒な画像加工にはこれ!基礎から抑えるPhotoshopアクション活用術


面倒な画像加工にはこれ!基礎から抑えるPhotoshopアクション活用術

Photoshopでは様々な画像編集を行う事ができますが、Photoshopの魅力はそれだけではありません。フリーのソフトと比較して格段に違うのが、その使いやすさ!レタッチソフトの老舗とも言えるAdobe渾身の製品だけあり、一度使うと離れられなくなってしまうほど使いやすいのがこのPhotoshop。その使いやすさはまさに「かゆいところに手が届く」といった具合で、Photoshopアクションもそんな便利な機能のひとつです。

そんな、画像編集をするならぜひ覚えておきたいこのアクション機能。今回は機能紹介からオリジナルのアクションを作って画像加工を簡単に行う方法をご紹介しますね!

目次
  1. Photoshopアクションとは?
  2. こんな時に便利!
  3. オリジナルのアクションも作れる!
  4. アクションを使ってみよう
  5. STEP1:アクションパレットを出す
  6. STEP2:使いたいアクションを選ぶ
  7. STEP3:再生ボタンを押す
  8. アクションを作ってみよう
  9. STEP1:新規記録アクションを作成する
  10. STEP2:実際に操作する
  11. STEP3:停止ボタンを押す
  12. オリジナルアクションを使ってみよう
  13. アクションに記録できない作業
  14. まとめ

Photoshopアクションとは?

Photoshopを扱う上でぜひ抑えておきたいこちらのアクション機能、どんな機能なのか簡単に言うと「複数の操作を自動で行う事ができる機能」です。

こんな時に便利!

画像加工をしていると意外といつも同じような加工を行っているという事に気付かれると思いますが、この同じような加工は量が増えると結構面倒なもの。例えば100枚の写真全ての解像度を6000×4000pxから1000×667pxに落としたい時などは、「メニューからイメージを選択して、画像解像度のダイアログで横幅に1000pxと打って、OKボタンを押して…」みたいな作業を100回行うわけですが、面倒すぎてやりたくないですよね。

そんな時に役立つのが、このアクション。アクションに画像解像度調整の一連の作業を保存しておいて、後はショートカットキーをポチッと押すだけで全自動で処理を行ってくれるのです。なんて便利な機能!

オリジナルのアクションも作れる!

アクションは予めPhotoshopにいくつか初期登録されており、それを使う事ももちろんできますがオリジナルで作成する事もできます。むしろアクションの醍醐味はこのオリジナルアクション作成機能にあるとも思うぐらい、便利なのがこちら。後ほどオリジナルアクションの作成方法もご紹介しますので、ぜひ覚えてみてくださいね!

アクションを使ってみよう

STEP1:アクションパレットを出す

それではまずは、Photoshopに予め初期登録されているアクションを使ってみましょう。メニューから「ウィンドウ→アクション」と選択すると、アクションパレットが出てきます。20151018_1

STEP2:使いたいアクションを選ぶ

次に、使いたいアクションを選びます。今回は「セピアトーン(レイヤー)」を使ってみますね。名前からの想像通り、画像をセピア色に編集してくれるアクションです。20151018_2

STEP3:再生ボタンを押す

次にアクションパレット下部の「再生ボタン(三角マーク)」を押します。するとPhotoshopの自動処理が走り、あっという間にセピア色に!20151018_3

簡単すぎて拍子抜けしてしまうほど楽チンなこのアクション、走った処理の中をよく見てみると新規レイヤーを作成したり結合したり彩度を下げたりとわりと面倒くさい事をしてくれている模様。こんな風に複数の処理をワンクリックで自動的に行ってくれるのが、Photoshopアクションです。ありがたい機能ですね。

アクションを作ってみよう

では次はPhotoshopアクションの醍醐味とも言える、自作アクションの作り方をご紹介しますね!実は、初期登録アクションは色々あるもののそんなに使い所が無いという説も…。なので自分の作業にぴったりなオリジナルアクションを作っておくと便利です。

オリジナルアクションは一連の操作を実際に操作したものを録画するようにして作成します。なので、録画記録中に失敗しないようやってみる前にスムーズに一連の操作が行えるようデモしてみるのがおすすめです。

では今回は「ごはんを美味しく見せるアクション」を作ってみましょう。

STEP1:新規記録アクションを作成する

まずはアクションパレット下部の「新規記録アクションを作成」ボタンを押します。保存ダイアログが出てきますので、お好みの名前を付けて保存します。ちなみにこの時にショートカットキー登録も行う事ができますので、よく使うアクションはショートカットキー登録しておくと便利ですね!

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そして「記録」ボタンを押下。記録アイコンが赤くなり、これでPhotoshop側が一連の操作を記録してくれるようになります。

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STEP2:実際に操作する

ここからは実際の操作です。アクションとは関係ないのですが、食べ物を美味しく見せるには彩度がポイントです。彩度が低いと色あせた感じになり美味しそうに見えないので、色調補正レイヤーの「色相・彩度」を使って程よい具合まで彩度を上げます。

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次にカラーバランスも少し調整しましょう。色調補正レイヤー「カラーバランス」を選択し、「イエロー」「マゼンタ」「レッド」の値を少しづつ上げます。黄色や赤系の色味が強くなると写真全体に温かみが加わりますので、料理のほっこり感や美味しそう感が出てきますよ!

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STEP3:停止ボタンを押す

これで操作は終了です!アクションパレットの「停止ボタン(四角マーク)」を押して記録を終了しましょう。今記録したアクションが追加されていますね。

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オリジナルアクションを使ってみよう

では、作成したオリジナルアクションを使ってみましょう。使い方は初期登録アクションと同じで、画像を開いてオリジナルアクションを適用します。むしろせっかくショートカットキーのF2に登録したので、F2をワンプッシュするだけ!

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もし色味をもう少し調整したい時は、各色調補正レイヤーが編集できる状態になっているので追加で編集を行います。画像によって元々の明るさや色味は違うので、このように、ある程度まで同様の加工をして細かい所は微調整していくといいですね。

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アクションに記録できない作業

ちなみに、アクションには記録できない作業もありますので公式チュートリアルでチェックしてみてくださいね!他にもさらに詳しいアクションの使い方が紹介されていますので、極めたい方はぜひご一読下さい。Adobe公式チュートリアル:アクションの作成および再生方法 (Photoshop CC)

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まとめ

今回はPhotoshopアクションについて簡単にご説明しましたが、いかがでしたでしょうか?実は私も、一眼レフを買ってからは多数の写真の画像解像をワンタッチでサクサク落とすなどPhotoshopアクションの恩恵に与っています。皆様もぜひ、アクションを使って快適なPhotoshopライフをお楽しみくださいね!


山崎 響
この記事を書いた人
山崎 響
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