学習継続160日!正社員就職成功の鍵は「事前にスケジュールを決めて毎日積み重ねること」


学習継続160日!正社員就職成功の鍵は「事前にスケジュールを決めて毎日積み重ねること」

今回インタビューに応じていただいた富永さんは、長崎県が主催する2024年度「ながさき IT CAMP」エンジニア養成コースの卒業生です。

「向いてるか向いてないかわからないけどやってみよう」というところから始まり、気づけば学習継続は160日!ながさき IT CAMPで基礎固めをしたからこそ、今は講座で学んだものとは別の言語を学習中ですが、スムーズに学習が出来ているとのこと。
他にも、講座の中での取り組みの中で感じたことが今どのように活かされているのかを聞いてみました。


【ながさき IT CAMP】
長崎県が主催し、県内の情報関連企業等への就職を希望するIT分野未経験の求職者等を対象に、ITスキルの習得から就職までを一貫して支援するオンラインプログラム。2023〜2025年度はコードキャンプ株式会社が運営委託先として講座を提供。
※2025年度のながさき IT CAMPでは、2026年3月末までに受講生が就職先決定することを目指して支援します。

目次
  1. ながさき IT CAMP(コードキャンプ)を受講する前
  2. ながさき IT CAMPの学習中について
  3. 就職活動について
  4. 現在のお仕事について
  5. 最後に
  6. ながさき IT CAMP 受講生募集

ながさき IT CAMP(コードキャンプ)を受講する前

ーながさき IT CAMPを受講したきっかけについて教えてください。

就職活動をしよう!と思っていた時に、どうやって活動したら良いかわからなかったのですが、自分の住んでいるところの近くまで長崎県の相談員の方が週1くらいで来てくださっていたので、予約を取って相談しに行ったのがきっかけです。
その方からの紹介でながさき IT CAMPのことを知ったのですが、元々プログラミングに興味もあったので、早速応募してみたら、受講が決まったという流れです。

何かを作る仕事には昔から興味がありました。興味はあったけどやったことはなかったので、いいきっかけだと思い、向いてるか向いてないかわからないけどやってみよう!と思いました。今実際にやってみて、考えてやろうとすることは向いているかなと思っています。まだ初期研修で一人でやっている作業が多いのですが、それは楽しくやれています。

ー受講前に持っていた目標があれば教えてください。

カリキュラム的にJavaが最後の方に入っていたので、当時は週3くらいで働いていましたが、時間を確保しながら、できればJavaをある程度終わらせたいなという目標は立てていました。チーム開発演習があることはわかっていたので、そこまでにJavaを触っておきたいなと思っていました。

※Java:サーバーサイド言語の1つ。ながさき IT CAMPではエンジニア養成コースのサーバーサイド言語(選択制)の中で学習推奨としている言語

ーどうしてJavaを目標に置いたのでしょうか?

姉がプログラマーでJavaを扱っていたので、Javaがどんなものかまでは知らなかったのですが、お客様に提供する形でソフトウェアのシステムを組み上げるのはJavaなのだろうと思っていました。なのでそこもできれば触りたいなと思っていました。

ながさき IT CAMPの学習中について

ー一番印象に残っているエピソードはありますか?

高橋先生を中心に、エンジニアの方の話の仕方は文系とは違うなと感じたことです。
端的に・ストレートに話されていて、最初は注意を受けているのか、質問されているのかがわからなかったのですが、実際にお会いした時に話してみて、知りたい情報を聞いているだけだとわかってからは、ただ聞かれたことに答えれば良いのかと認識でき、気軽になりましたし、これが何かを作っている方のお話の仕方なんだなと学びました。
今思えば、プログラマーの姉が就職したあとの話し方にも似ていた部分があると思います。こう考えたからこうしました、とストレートにお話しした方がスムーズなんだと学びました。

ほかにも、Slackも初めて使ったので、こういう機能があるのかと発見がありました。内容別に話を分けられたり、プロジェクト(要件)ごとにチャンネルを分けて同時進行で会話を進めたり出来るのはいいなと思いました。

※Slack:チャットツール。ながさき IT CAMPでは講師・スタッフ・受講生はSlackでコミュニケーションをとっている

ー受講していて、自分の変化や成長を感じたことはありましたか。

プログラミングのコードが読めるようになったことです。ホームページ見ながら「こういうこと書いてるのかな?」という想像がつくようになったときには、自分の成長を感じました。また、ホームページを開いた時に、一定の間隔で横に写真が動いているのを見て、「あ〜これやったな〜」と思ったりしています。気になった時に「ちょっとソースを見てみようかな」と手を動かしたりするようになりました。

ー受講をしていた4ヶ月を一言で表すと、どんな4ヶ月でしたか?

受験勉強に近い感覚でした。家にいて、空き時間があったらとりあえずPCを開く!というように、私の場合は時間を決めてやっていました。予定がない休日は、空いていれば時間を決めてやるようにしていました。長く続ける・4ヶ月続けることが重要だと思ってやっていました。

ー日頃の勉強時間はどのくらい確保されていましたか?

仕事がある日は帰ってきてからご飯食べて、夜2時間くらいやりました。休日は朝2時間・午後3時間くらいで、1日5時間近く取り組んでいました。仕事は週3日程度だったので、1週間で20〜25時間はやっていたかなと思います。受講前に、学習目安時間の1週間あたり20時間以上を絶対クリアするためにはどうするかを考えて、仕事の日・休日の日とパターン別のスケジュールを決めていたんです。
最初の1〜2週間は、毎日空き時間を確認して、実際には勉強の時間になったら「決めた時間だからやろう!」と動いていました。慣れてくると、勉強をやってないとむずむずするようになりました。一度だらけちゃうとずっとだらけちゃうので、だったら30分でも開けばよし「やったぞ!」と思うようにして、切り替えもスムーズになりました。

ー毎日継続できたポイントは何だと振り返りますか?

年末年始は10分でも30分でも、教科書読むだけでも、とりあえず開こうと思って進めました。CodeCampのマイページを開くと「継続◯◯日目!」と表示が出るのですが、1度、1日勉強をやらなかった日があった時にまた振り出しに戻ってしまったことがあって、とても悔しかったんです。そこからはもったいない精神のような感じで、1日少しでも目を通しているだけでも、自分にとって良いプレッシャーになるなと思い続けていました。

ほかにも、Slackの学習開始宣言も良かったです。みんなが見ているところで宣言したからにはやらざるを得ないと思うようになり、勉強に身が入ります。学習開始宣言をしたことで、気持ちの切り替えもでき勉強に向かうことが出来ました。
学習開始宣言も、事務局からやってみましょう!と言われたことですが、素直に受けとめて、まずはやってみました。やってみたら意外とよかったりすることがあると思います。事務局がいろいろ考えて言っているのだから、やってみたら何かに繋がるんだろうと思って、事務局から言われたことは基本全部やっていましたね。最終的に学習は160日継続していました!

就職活動について

ー就職活動はいつ頃からスタートしましたか。

講座学習中に開催されるオンライン企業説明会・長崎県の就職フェア・中間発表会後の企業交流会へは基本的に参加して企業情報を集めていました。本格的に就職活動を開始したのは最終発表会終了後で、そこから履歴書を送付し始めました。
ながさき IT CAMPに賛同してくれている企業様だと話も早いし、その中で決められたらなと思ってそこを中心に見ていました。履歴書送付は2社で、どちらも面接まで進み書類選考は100%通過しました!最終的には内定をいただいた企業へ就職しました。

※オンライン企業説明会:ながさき IT CAMP受講生限定・オンラインで開催される個社別企業説明会。ながさき IT CAMPでは参加推奨としている
※長崎県の就職フェア:長崎県が主催するオンライン就職フェア。ながさき IT CAMPでは、長崎県が主催する就職イベントも案内があり、任意で参加できる
※企業交流会:ながさき IT CAMP受講生限定で、長崎県内企業とブースで直接話が出来る説明会。長崎市内で開催され、受講生は原則全員参加

ー就職活動をするにあたり、ながさき IT CAMPで役に立った情報(キャリア支援プログラム)や参考にしたことがあれば教えてください。

キャリア支援はものすごく役に立ちました。これまで就職活動を本格的にやったことがなかったので、応募書類の作成や面接対策だけではなく、そもそもどういった手順で就職活動をするのかすらわかっていませんでした。メールのやりとりをどうするかも知らなかったので、そういったところから教えてもらえてとても役に立ちましたし、面接1つとっても、メールや電話をしなければ面接すらできないことにも改めて気づきました。セミナーは講座開始後すぐにやってもらえたので、心づもりもできました。

セミナーはスライドや録画データの配布もあったので、資料や動画を見て復習するようにしました。面接前には、面接対策セミナーのスライドの要点を見返して、自分でまとめて準備したりしました。

ー今の会社に入社をした決め手を教えてください。

就職活動をしていて、自動車に関わる仕事に気持ちが動き、やってみたいと思うようになりました。なので、自動車系の仕事に携わることができる、というのが決め手の一つです。 また、C言語の研修があるということも大きな一つです。ながさき IT CAMPではJavaを学びましたが、C言語を扱っている企業にも興味を持ちました。言語が異なることから自分で学ぼうとも思いましたが、研修があることは心強かったです。
どういう研修をしているのか、見学で実際に見せていただいて、ここでなら最初にがっつりC言語の基礎が学べて、なおかつ自分の興味があるロボットや自動車分野に行くチャンスがあるというのは魅力的でした。

※C言語:1972年に開発され、今でも多くの企業で利用されている歴史あるプログラミング言語。高速で処理ができ、メモリ消費量も少ないという特徴を持つ。

ー自動車に関わる仕事がしたい理由を教えてください。

昔から乗り物系に関わる仕事に興味がありました。今はバイクが好きで、趣味でライトやサスペンションなど、主に外装のカスタマイズをしています!

現在のお仕事について

ー今のお仕事内容について教えてください。

まだ研修中で、C言語の学習をしています。期間は3ヶ月ほどですが、学習は5月中旬で終わる予定で、その後はOJTのような形でC言語を使って制作をすることになりそうです。 そして7〜8月あたりから、自動車関連の案件で働くこととなりました。このあたりは人によって変わるかもしれませんね。
案件先でも課題をいただいて演習をする話もでていて、まだまだ研修は続きそうです…!

ーながさき IT CAMPで学んだことの中で、今のお仕事で役に立ったことはありますか。

技術的な話は、Javaをやったからこそわかることが色々あります。プログラミングの要であるJavaは、文言やテクニックがC言語と似ているところがあり、C言語になっても取り組みやすかったです。
「1つの言語を深くやっておくと、別の言語も学びやすいですよ」と受講中に聞いていたので、本当だったなと思っています。頑張ってJavaまでやっていて本当によかったです。だから今のところにこれました。

ーお仕事をしている中で、苦労していることはありますか。

苦労していることはコミュニケーションですね。同じ部屋に他のチームの方はいるものの、基本的には会話をすることはなく、研修も同期がいなくて一人です。Webサイトで課題を進めながら、つきっきりで見てもらっているわけではないので、煮詰まったタイミングを見極めて、メールで質問するようにするのが大事かなと思っています。
ながさき IT CAMPの学習中に、高橋先生にも「悩んでいい時間を最初から決めて、それ以上考えるようなら質問する」ように言われていましたが、その通りだなと感じています。
調べて出来るところまでは工夫して進めて、本当にわからなくなったら、1日1〜2回質問をするようにしています。

最後に

ーながさき IT CAMPの受講を検討されている方へ一言お願いします。

少しでも興味があったら「とりあえずやってみる」のが良いと思います。それが自分に向いているかどうかはやってみないとわかりません。説明会や体験会に参加して、楽しそうだな!と感じたらやってみると良いと思います。
受講を決めた方は、まずは説明会や体験会に申し込んでも良いですし、すぐに受講申込をしても良いと思います。私は最初から受講することを決めていたので、体験会には行かずに最初から受講申込しちゃいました!

ーありがとうございました!

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ながさき IT CAMP 受講生募集

ながさき IT CAMPでは、2025年度の受講生を募集しています。
応募期間は2025年6月2日〜8月15日となります。詳細は以下サイトをご確認ください。

https://nagasaki-it-camp.com/


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CodeCampus編集部
この記事を書いた人
CodeCampus編集部
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