- 更新日: 2017年05月29日
- 公開日: 2015年10月16日
無料で画像が圧縮できるおすすめサービス10選
運営Webサイトの表示が重いと感じたことはありませんか?最近ではPCだけでなくスマートフォンなどでの閲覧も増えていますので、Webサイトのユーザビリティにおいて表示の速さの重要性は高くなっています。たとえサイトデザインが優れていても表示に時間がかかるとユーザーの流出にも繋がります。
ページスピードの改善を図るには様々な手段がありますが、フロントエンド側でできる対策で効果的なものは、画像のサイズを小さくし読み込みデータ量を減らすことです。今回はWebサイトの画像サイズを圧縮・軽量化するための方法やツールを紹介します。
目次
- 最適な画像形式の選択で画像を軽量化
- オンラインで画像を圧縮できるWebサービス
- 画像軽量化サービスの定番TinyPNG
- 圧縮画像をその場で確認できるJPEGmini
- フォルダアップロードに対応したKraken.io
- GIF、SVGにも対応するcompressor.io
- Exif情報を保持したまま圧縮できるPunyPNG
- 圧縮率を選択してダウンロードできるOptimizilla
- ローカル環境で使える画像軽量化ツール
- 余分な情報を削除してサイズを抑えるImageOptim
- アルファチャンネルを維持したまま圧縮できるImageAlpha
- 画像変換にも使えるPNGGauntlet
- ポータブル環境でも利用できるCaesium
- まとめ
最適な画像形式の選択で画像を軽量化
画像を軽量化するには、まず使用する画像に対して適切な画像形式が選択されているかは重要です。Webで使用される主な画像形式はJPEG、PNG、GIFなどがありますが、使い分けはできていますか?以下簡単に画像の特徴を示します。
- JPEG…不可逆圧縮で圧縮率が高く、写真などの色数が多い画像に適している。
- GIF…256色からなる画像でベタ塗りに適している。背景透過、アニメーション化が可能。
- PNG…背景透過、半透過が可能でGIFよりも圧縮率が高い。8bitにもフルカラーにも対応するがフルカラーの場合JPGよりもサイズが大きくなる。
オンラインで画像を圧縮できるWebサービス
画像軽量化サービスの定番TinyPNG
【TinyPNG】
画像の大きさはそのままに、透明性を維持しながら24-Bitから8-Bit(256色)に減色することにより画像を圧縮するWebサービスです。ブラウザにドラッグ&ドロップするだけで70%~80%ほど圧縮することができます。JPG、PNG両ファイル形式に対応しています。圧縮画像をその場で確認できるJPEGmini
【JPEGmini】
JPEG画像を最大80%圧縮することができるJPEGmini。Web版を利用するにはトップページのUPLOAD PHOTOから画像をアップロードします。画像は圧縮結果を確認した上でダウンロード可能。ユーザー登録を行えば複数画像をまとめて圧縮することもできます。別途ローカル向けの有料ソフトウェアもリリースされています。フォルダアップロードに対応したKraken.io
【Kraken.io】
Kraken.ioはフォルダからの一括アップロード、まとめてのダウンロードが可能なため、たくさんの画像を一度に処理してしまいたい場合に便利です。無料版ではファイル1MB制限がありますが、有料にアップグレードするとURLからの圧縮や画像の一括リサイズなども同時に行うことができます。GIF、SVGにも対応するcompressor.io
【compressor.io】
PNGやJPGだけでなく、GIFやSVGの圧縮にも対応するのがcompressor.ioです。最大90%もの圧縮が可能。圧縮率は固定ながらも可逆圧縮が選択できるのも特徴です。Exif情報を保持したまま圧縮できるPunyPNG
【PunyPNG】
JPEG、PNG、GIFの圧縮に対応するオンラインツール。無料の会員登録を行うことにより、Exif情報の保持の有無やパレットの最適化が選択できることが他のオンラインツールと異なる特徴を持ちます。圧縮率を選択してダウンロードできるOptimizilla
【Optimizilla】
JPEG、PNGに対応した圧縮ツール。アップロードした画像と圧縮後の画像を拡大、比較しながら圧縮率を決定することができます。ローカル環境で使える画像軽量化ツール
余分な情報を削除してサイズを抑えるImageOptim
【ImageOptim】
Mac用のアプリで、画像に含まれるメタ情報やカラープロファイルを削除しサイズを抑えます。内蔵ツールにより画像自体の圧縮も可能です。PNG、JPEG、GIFに対応します。アルファチャンネルを維持したまま圧縮できるImageAlpha
【ImageAlpha】
透過を保ったままPNG画像の圧縮が可能なMacアプリ。設定により色数を256色以下に抑えることもできます。ImageOptimとの連携も可能です。画像変換にも使えるPNGGauntlet
【PNGGauntlet】
画像のメタ情報や画像を劣化させずにPNGファイルの圧縮を行うWindows用のアプリ。JPEG、GIF、BMP、TGA、PCXからの変換にも対応しています。ポータブル環境でも利用できるCaesium
【Caesium】
画像のサイズ変換も可能なWindows用圧縮アプリ。Mac、Linuxはコマンドラインで利用でき、Windows版は別途USB起動のポータブル環境も用意されています。対応画像形式が多いのも特徴で、入力はJPEG、BMP、PNG、GIF、WMF で、JPEG、BMP、PNGに出力することができます。\一流デザイナーのスキルが身に付く/
まとめ
いかがでしたでしょうか?画像の軽量化はページをスムーズに表示させるだけではなく、SEO的にも有利となります。デザインやコンテンツに画像を多用している場合には特にユーザビリティにも直結してきます。自分の目的や使いやすさに応じたツールでサイトの軽量化を目指しましょう。
- この記事を書いた人
- Musettewalzer