- 更新日: 2021年11月26日
- 公開日: 2016年2月20日
どんなスキルが必要?Web業界の職種をスキル別に解説!

Web業界に興味を持ったら、次はどんな職種があるか気になりますね。総合力が必要なWebプロデューサーから専門的技術が売りのWebデザイナー、応用力と瞬発力が求められるWebマーケターなど意外と様々な種類があります。ご自分の長所を活かせる職種はどれでしょうか?
目まぐるしく進化するWeb業界の職種をご紹介します。
※会社や予算、人材の事情で各職種を兼務している場合が多々あり、業務の線引きが会社やプロジェクトによって異なる点だけご注意ください。
Webプロデューサー
Webサイトの企画から運用までを統括する総監督的存在。プロジェクトの責任者です。
Webサイト企画段階では、クライアントとの打ち合わせ、要望のヒアリング、予算折衝、制作チームの編成、制作開始後は引き続きクライアントとの折衝を行いつつコスト管理やスケジュール管理などプロジェクト全体を統括します。専門の制作スキルがなくても務められますがマネジメント能力は必須です。
主な業務
クライアントとの打ち合わせ、要望のヒアリング、企画提案、予算交渉・管理、全体のスケジュール管理など
必要なスキル
プロジェクトマネジメント能力、問題解決能力、折衝能力、財務系知識、法律(主に契約)の知識、リーダーシップ
Webディレクター
開発の現場監督的存在。webデザイナー、Webプログラマー、コーダーなど制作スタッフをまとめ、品質と納期を管理しながらプロジェクト完了に向けて推進します。制作チームのスケジュール管理、品質管理などプロジェクト進行に関わる業務のほか、クライアントとの技術的な打ち合わせを行います。
主な業務
クライアントとの打ち合わせ、要望のヒアリング、企画提案、予算交渉・管理、全体のスケジュール管理など
必要なスキル
プロジェクトマネジメント能力、問題解決能力、折衝能力、財務系知識、法律(主に契約)の知識、リーダーシップ
Webプランナー
Webサイト制作の設計者。クライアントとの打ち合わせ内容や要望をまとめてWebサイトとして設計(プランニング)を行い、制作者側に伝える橋渡し的存在です。プランニングだけでなく、ページ単位での細かい設計や編集作業もプランナーの仕事です。
主な業務
クライアントとの打ち合わせ、要望のヒアリング、情報分析、制作側のスケジュール管理、スタッフ統括など
必要なスキル
Webに関する知識全般、プロジェクトマネジメント能力、リーダーシップ
Webデザイナー
Webサイトのデザイン担当。デザインといってもその内容は幅広く、ページのレイアウトや配色といった全体的なデザインから、フォントの選定、パーツデザインなど細かい部分まで多岐にわたります。操作性の良さ、見やすさを考慮するのもデザイナーの仕事で、流行りの配色やデバイスに最適なデザインの情報収集は欠かせません。コーダーを兼ねることもあります。
主な業務
サイトのデザイン、コーディング
必要なスキル
デザイン系の知識・技術全般、Webの知識全般、コーディング
コーダー(マークアップ・エンジニア、HTMLコーダー)
Webデザイナーが作ったデザインをもとに、HTMLやCSSでWebページを作成します。JavaScriptなどのプログラミングを行う場合もあります。
主な業務
コーディング
必要なスキル
コーディング(HTML, CSS, JavaScript)、Webの知識全般
Webプログラマー
Webサイトに関連するシステムの構築や開発の担当。JavaScriptなどのブラウザー上で動作するプログラム、PHPなどのサーバーサイドプログラムなど複数のプログラミング言語を用いてシステムを構築します。システムエンジニアとしての面もあり、Webプログラマーがシステム設計段階から関わるケースも少なくありません。プログラミング言語だけでなく、システムやデータベース、時にはセキュリティ技術に関する知識が求められます。
主な業務
システム開発・保守
必要なスキル
システム設計・管理、プログラミング(PHP,Javaなど)、データベース設計・構築・管理(MySQLなど)、セキュリティ技術
Webマーケター(Webマーケティング担当者、Web担当者)
Webサイトへの集客に関する業務を担当します。Webサイトの登録者数やPVなどの増加を目的として様々な施策を行い、ユーザーの流入経路や離脱率といったアクセス解析の結果を踏まえ、施策の検証・改善に繋げます。
主な業務 SEO、SEM、LPOなどの施策、アクセス解析
必要なスキル マーケティングに関する知識、アクセス解析、財務系知識
Webアナリスト
Webサイトからあらゆる情報を収集し、課題に対して施策を考えます。Webマーケターと共通する部分もありますが、こちらは営業・広報・開発など部署を跨いで助言を求める社内コンサルタント的な立場です。Webのアクセス情報や入手可能なデータを総合的に判断して、課題やアドバイスなどを含めたレポートを提示したり、関係部署に働きかけを行います。日本ではそれほどメジャーではありませんが、欧米では貴重な人材として認知されています。
主な業務
情報収集、課題解決、部署間を超えた折衝
必要なスキル
あらゆる分野の知識、情報収集能力、分析力、提案力
その他
・社内ネットワークを管理するネットワークエンジニア
・システムのインフラ周りを管理するインフラエンジニア
制作するコンテンツによっては、
・記事を作成するライター、編集者
・カメラマン、映像制作担当
といった人材もチームの一員となります。
\一流デザイナーのスキルが身に付く/
おわりに
いずれの職種も、最新情報のキャッチアップとコミュニケーション能力が必要です。希望する職種が見つかり技術を会得したいと感じられたら、CodeCampの講座も覗いてみてください。

- この記事を書いた人
- murase miho