プログラミング習得から起業へ。卒業生がアプリを開発して資金調達をするまで


プログラミング習得から起業へ。卒業生がアプリを開発して資金調達をするまで
目次
  1. CodeCamp受講生インタビュー
  2. CodeCamp卒業生である、グルメアプリ「Gocci」開発メンバー細川さん&谷さんにインタビュー
  3. おふたりの出会いのきっかけはCodeCamp!?
  4. それぞれが印象的な出会いをきっかけに起業を志す
  5. もっと直感的に、良し悪し含めた“リアル”を伝えるグルメアプリを作りたい
  6. ITで勝負したいなら、プログラミングは必須スキル
  7. プログラミングができると起業のハードルも下がる
  8. “直感的な”グルメ×動画アプリ「Gocci」
  9. もっと直感的に食体験を記録できる、お店を探せるグルメアプリ

CodeCamp受講生インタビュー

CodeCamp卒業生である、グルメアプリ「Gocci」開発メンバー細川さん&谷さんにインタビュー

昨日、資金調達のニュースが発表された “食体験を動画でシェアできる” アプリ「Gocci(ゴッチ)」。そのアプリを開発・運営している株式会社INASE CEOの細川さんとCTOの谷さんのおふたりは、なんとどちらも元CodeCamp受講生。

そこで、本日はサービスローンチから約2ヶ月後に資金調達と、順調にサービス展開を進めている学生起業家のおふたりに起業のきっかけやプログラミング習得についてお話を伺いしました。

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おふたりの出会いのきっかけはCodeCamp!?

まずは、自己紹介をお願いします。

株式会社INASE CEO 細川さん(以下 細川): 株式会社INASEで代表をしています、細川大己です。以前、CodeCampでインターンとして働いていたことがあり、そのときにCodeCampを受講していました。

株式会社INASE CTO 谷さん(以下 谷): CTOの谷 一徳です。専門学校の頃にCodeCampを知り、体験レッスンを受けてすぐにPHPコースを受講しました。その後、ベンチャー企業など複数の会社でアルバイトやインターンとしてサービス開発に携わり、株式会社INASEの立ち上げに参画しました。

おふたりの出会いは?

細川:

CodeCampの代表 池田さんのご紹介で出会って、それぞれに起業したい想いがあったことから、ふたりともにビジネスブレイクスルー大学(BBT大学)へ進学しました。現在、僕がBBT大学の三年生で、谷くんが二年生です。

それぞれが印象的な出会いをきっかけに起業を志す

いつ頃から起業したいと考えるようになったのですか?

谷:

高校二年くらいの時。当時、「プリストアカデミー」というSkypeを通して、難関大学受験の相談にのってくれるWebサービスがありまして、実際に大学を卒業された方々(早稲田大卒、某大学医学部卒の方たちなど)が相談にのってくれていました。

目指している大学に受かるための受験勉強の方法とか、スケジュール管理の方法とかをアドバイスしてくれるのですが、Web上で遠隔で通話ができる仕組みやサービスにすごい感動して、将来自分も教育系のサービスを作りたいと思うようになりました。

どうやったら「プリストアカデミー」のようなサービスが作れるかを調べると、どうらやらPHPができれば作れることが分かって、それからプログラミングを学び始めました。そのサービスとの出会いが、起業とプログラミング習得を志すきっかけになりました。

細川:

僕は音楽が大好きで、中学〜高校とずっと音楽をやっていました。高校のときに初めて起業家の存在を知って、起業家や企業が、ひとりではなくチームで問題を解決している点が、音楽と会社経営ってすごい似ているなと感じたんですね。

そこから、チームで問題解決することがしたいと思い、起業に至りました。

それぞれに起業を考えていたおふたりが、一緒に起業することになった経緯について教えてください。

細川:

インターンとして入社したCodeCampの代表 池田さんの勧めで、ビジコンに参加したり、投資家の方に事業プレゼンをする機会ができまして。投資家に提案するサービスを、当時プログラミング仲間だった谷くんを巻き込んで考えていったのがきっかけです。

谷:

僕の方は、自分で教育系サービスで起業したいと考えていたのですが、細川くんの方ですでに(Gocciの前身となる)iOSのアプリができていて、あとは僕のスキルさえあればきちんとサービスが完成するという段階だったんですね。で、プレゼンやデモアプリを見てから、Gocciの将来を感じて僕もGocciを作りたくなったのでジョインすることにしました。

もっと直感的に、良し悪し含めた“リアル”を伝えるグルメアプリを作りたい

それでは、グルメアプリ「Gocci」について教えてください。

細川:

食体験をシェアできるアプリ「Gocci(ゴッチ)」を2015年5月にリリースしました。iOSとAndroidに対応していて、iOSはObjective-C、AndroidはAndroid、サーバサイド言語はPHPです。

コンセプトは、「食」×「動画」。

そもそも、グルメ情報はもっと直感的な方が良いという考えからこのサービスは生まれました。既存のグルメ情報は、口コミやレビューといったテキスト情報がどうしても多くなってしまう、そこでもっと感覚的に飲食店の情報を受け取れる仕組みを作りたいと思いました。

Gocciの一番の特徴は、飲食店の情報を動画でアップできるところで、動画情報を管理することにより「直感的な食の記録」と「直感的なお店探し」を実現できると考えています。

「直感的な記録」は、動画は音情報もあることから写真に比べて過去の記憶がよみがえってきやすいコンテンツでもあります。記憶が鮮明によみがえるコンテンツに、飲食店のデータをひもづけることで、そのお店で過ごした時間がどんなだったかを簡単に想起できるようになります。

「直感的なお店探し」は、動画の特性を活かして、最寄り駅からの道順を分かりやすく伝えたり、音声情報から写真だけでは伝わりづらい店内の騒がしさなど、店舗の雰囲気を情報として伝えることができます。

きれいな写真を駆使した広告的な口コミ、レビューサイトからは得られない、良い点もよくない点も含めた、より“リアルな”飲食店の情報をお届けするサービスをGocciでは目指していきたいと考えています。

また、9月以降に海外展開を控えていまして、日本より動画投稿へのハードルが低い海外で良質なコンテンツを大量に獲得し、Gocciの内容をさらに充実させていく予定です。

ITで勝負したいなら、プログラミングは必須スキル

INASEの社員全員がプログラミングができるとのことですが、おふたりのプログラミング経験について教えてください。

谷:

起業のきっかけとなったWebサービス「プリストアカデミー」と出会って、すぐに独学でプログラミングを学び始めました。最初は書籍で学んでいたのですが、ひとりだとわからないときに質問できる相手もいなくて、しかも文系の高校だったから周りに聞ける人もなく、一時は放置状態になっていました。

その後、分かる人がいるところで学ぼうとIT系の専門学校へ進学したのですが、やることが幅広いために進みが遅く、肝心のWebの技術力がなかなか身に付かない。資格取得に向けた勉強が多く、自分が必要としていたWebサービス系の言語を習得できずにいたときにCodeCampの存在を知りました。

当時は、CodeCampの方が格段に技術力が身に付いたので、専門学校をやめてCodeCamp一本でPHPを習得しました。今は、周りのできる人に聞いたり、ネットで調べたりしながらスキル習得をしています。

細川:

PHPはCodeCampで習得、iOSの方は独学です。 僕は経営者ですが、ITで起業するなら絶対にプログラミングはやっておかなきゃいけない!と感じていて。やっていたおかげで、創業時のリソースの足りないときに、経営者自らがやらざるを得ない場面で、拒否反応なくプロダクトの開発に取り組めたのは良かったですね。

プログラミングができると起業のハードルも下がる

最後に、これからプログラミングを習得したいと考えている方へメッセージをお願いします。

細川:

いきなり教科書から始めるのは、初心者の方には重荷だと思います。文法的なところから入るよりも、小さくてもいいので、実際に何か作ってみることから始めるといいと思います。

HTMLでブラウザに何か出力するだけでも面白いですし。

何かができるまでの期間が長いとそれだけ気持ちも萎えてしまうので、簡単にポンっとできるものを繰り返し作るのがいいです。

今は、学生であってもエンジニアとして活躍していたり、すごいプロダクトを生み出す人が当たり前に出てきています。学生の方には、学生時代の時間を有効活用してプログラミングを学んでおくことを強くおすすめしています。

プログラミングは、アイディアをカタチにする手段のひとつ。それを知っているだけで、漠然と「こんなの作りたい!」という欲求が、「こうしたら作れるじゃん!」という確信に変わります。起業へのハードルもグッと下がります。

谷:

「プログラミングをなぜ学ぶのか?」から考えると良いと思います。必要だからやる、というようにプログラミングが目的になってしまうと、モチベーションは続かないと思います。これをつくりたい!というゴール設定を具体的に設定した方が、モチベーションは維持しやすいです。

僕もそうでしたが、初心者の方はまず環境構築やエラーでつまずきます。この最初の壁さえ乗り越えられれば、解決方法も検討がつくようになってくるので、この最初の壁を一緒に乗り越えてくれるようなメンターを探すことは重要です。

僕がCodeCampを受講した理由も、わからないときに気軽に聞けるメンター(講師)がいたことは大きいです。あとは、この課題をクリアするといった、具体的な目標設定もCodeCampだと設定しやすかったので、モチベーションも継続できたのだと思います。もし今、すごく作りたいものがあるのであれば、すぐにでも始めた方がいいですよ。

ありがとうございました。

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CodeCampus編集部
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