転職希望者必見!実はいろいろあるIT業界まとめ

転職希望者必見!実はいろいろあるIT業界まとめ

読者の皆さんは「IT業界」と聞くとどのような会社をイメージするでしょうか。人によっては数年前のドラマ「リッチマン、プアウーマン」を思い出されるかもしれませんね。超が付くくらい極端ですが、中にはあのような会社もあるのかもしれません。

さて本エントリではIT業界の中でも主要なWeb業界とSI業界の違いを見てみましょう。同じITでも、ずいぶん異なることに驚かれるかもしれません。ちなみに筆者はSI業界が長いです。これを踏まえて読んでいただけると幸いです。

目次
  1. Web業界、SI業界の仕事
  2. Web業界はMac、SI業界はWindows
  3. Web業界は私服、SI業界はスーツ
  4. Web業界は女性が多い
  5. Web業界は素早い、SI業界は堅実
  6. Web業界のキャリア、SI業界のキャリア
  7. SI業界のキャリアを考える
  8. Web業界のキャリアを考える
  9. まとめ

Web業界、SI業界の仕事

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SI業界の主な仕事は、企業向けのシステムに関する作業です。開発はもちろん、運用や保守を請け負います。

対してWeb業界の主な仕事は、Webサイトの作成やデザイン、運用です。

両業界の一番の違いは、デザインが出来るかどうかでしょう。SI会社が作るシステムは、デザインとは無縁で、色が少なく地味な見た目のものがほとんです。

Web業界はMac、SI業界はWindows

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一昔前は、デザイン業界やWeb業界はMacというイメージがありました。今では技術的にはMacが必ずしも優位ではないのですが、それでもなぜか、Web業界ではMacを使う人が多いです。

対してSI業界ではほぼ100%、Windowsです。恐らくMicrosoft Officeが使いたいこと、印刷文化が残っていること、加えて「みんなWindowsを使っているから」という堅実指向が影響している気がします。今でこそWindowsとMacの垣根はだいぶ低くなっていますが、昔はネットワーク面で不和があったのもWindows統一に拍車がかかった一因かもしれません。

Web業界は私服、SI業界はスーツ

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Web業界は私服が基本!ただ、どの程度までくだけていいかは、会社によるようです。

対してSI業界は、最近は私服のところも多くなってきましたが、基本はスーツですし。発注元の会社に常駐して働くことも多く、そうなると発注元がスーツだとスーツを着ざるを得ません。結局無難なのはスーツ、ということになってしまいます。

余談ですが、スーツを着るSI会社であっても、女性は自由度が高い場合があります。しかし、どこまで崩すのはOKなのか明確なガイドラインが制定されていないことが多く、突然注意されて「これダメなの?」となることがあるようです。

Web業界は女性が多い

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Web業界に女性が多いというよりは、「SI業界に女性が少ない」と言った方が正確かもしれません。私は100名程度の大きなプロジェクトに関わったことがありますが、女性は10人程度しかいませんでした。これは、SI業界のイメージが「体力に任せた男臭い職場」という感じだから・・・なのかもしれません。

一方でWeb業界はデザイン性を求められることもあってか、割と女性が多い気がします。Web業界も過酷ですが、SIに比べたらイメージが華やかで、「体力勝負!」というイメージは薄いのかもしれません。

Web業界は素早い、SI業界は堅実

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Web業界は、どんどん物を作っていくというイメージがあります。私がデザインをWeb会社にお願いした時は、次々と案が出てきてチェックするのが大変でした。見積もりが出てくるのも早いです。

Webの世界は動きが速く、追従するには技術者の動きも速くないといけないのでしょう。

対してSI業界は、とにかく堅実です。見積もりを作るのにも何週間もかけますし、開発に入っても後戻りを最小限にするために周到に進めていきます。SI業界におけるシステム開発で、プログラムを書いている期間は全体の半分にも満たないと言います。残りの時間は設計とテストと根回しに費やします。新しい技術は充分な実績が出てくるまで使いません。

企業向けのシステムはお金に直結することが多いため失敗が許されず、堅実に進めることは何よりも大事なのです。

Web業界のキャリア、SI業界のキャリア

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さて最後に、Web業界とSI業界のキャリアについて考えてみましょう。

IT業界はまだまだ歴史の浅い業界です。世界最初の商用コンピュータUNIVACⅠが登場したのが1950年。つまりIT業界の歴史はたかだか70年程度なのです。それでいながら凄まじいスピードで進化と専門化と分化が進んでいて、定まったキャリアパスが無いのが現状です。

それでも未来を考えるのは重要です。

SI業界のキャリアを考える

SI業界はWeb業界に比べて歴史が長く、また製造業に似た風土を持つ企業が多いことから、Web業界に比べるとキャリアが描きやすいです。

一番分かりやすいのが、所属している会社で管理者を目指すことでしょう。SI業界は技術の変遷が比較的緩やかなので、技術面での優位性は相対的に低く、それよりも多数の技術者を上手にマネージメントしてプロジェクトを成功に導く、いわゆる管理能力の方が価値が高くなるのです。

一方で、技術者としてのキャリアはSI業界内では描きにくくなっています。特にチャレンジングな技術に携わる機会が少なく、変化を好む場合はSI業界は合わないかもしれません。ただし、研究部門があるような大きなSI企業に入ることができた場合は例外です。

他によく見かけるのが、「企業向けシステム開発を専門とした派遣SEを生業としたフリーランス」「SI業を起業」の2つです。

Web業界のキャリアを考える

Web業界はとても歴史が浅く、しかも進化が早く未来がどうなるか、全く予想が付きません。が、SI業界に比べると職人色が強い業界であり、それを参考にすると多少具体的なキャリアが見えてきます。

まず考えられるのは、フリーランスとして活動するか会社に所属するか、という点でしょう。会社に所属する場合、大きめの会社であれば、出世というのも1つの選択肢になるかもしれません。

またWeb業界は小規模(2〜3人)で会社を作って活動している人を多く見かけます。これはフリーランスと会社の中間の形態と言えるかもしれません。このような会社に所属し、良い仕事を続けることで評判を上げて徐々にメジャーになっていくのは、Web業界ならではのキャリア形成と言えると思います。

ちなみに、このような会社は横のつながりが強い気がします。そもそもWebは、世に出たら全てのソースが公開されてしまうため、情報は隠しても仕方がありません。それよりもみんなで共有することで情報の回りを速くし、引き出しを増やした方が得なのでしょう。

まとめ

Web業界とSI業界の違い、何となく伝わったでしょうか。

もちろん、傾向にすぎないため、実際にはWeb業界でもお堅い会社があったり、SI業界でもルーズな会社があるかもしれません。特に、最近は両業界がそれぞれの守備範囲を広げつつあり、境界が曖昧になってきた、と感じます。

IT業界の会社への入社を考える時は「希望の会社の雰囲気が自分にあっているかどうか」を見てみると面白いと思います。

tomo
ライター
tomo

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