文系でも独学でプログラミングを学び、メルカリでインターンする19歳大学生にインタビュー!


文系でも独学でプログラミングを学び、メルカリでインターンする19歳大学生にインタビュー!
目次
  1. メルカリでインターンする19歳大学生にインタビュー!
  2. ある一言が転機となりプログラミングを学び始めました。
  3. シリコンバレーを選んだのはふとした思いつきでした。
  4. プログラミングのスキル上達には書き続けることが大事!
  5. 経営側の人間だからこそプログラミングは学ぶべき!
  6. これからの社会でプログラミングは必要不可欠!

メルカリでインターンする19歳大学生にインタビュー!

今回、現役大学生でメルカリ・ソウゾウiOSのインターンをされている福田涼介さんにお話を聞くことができました!ご自身の経験やプログラミングを始めたきっかけなど、普段聞くことのできない貴重な話をお届けいたします。

プロフィール:福田涼介
Twitter:@yuzushioh
Qiita:yuzushioh
1996年11月1日大阪生まれ。大阪市立桃山学院高等学校・国際コースに進学し、二年生の夏から三年生の受験前までカナダのトロントに留学。早稲田大学に進学後1週間でプログラミングを勉強し始め、大学一年生の夏にアメリカのChatworkシリコンバレーオフィスで3ヶ月間インターンを経験。2016年1月からメルカリのグループ会社ソウゾウにインターンとしてジョイン

ある一言が転機となりプログラミングを学び始めました。

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今回はインタビューを受けていただきありがとうございます!

まずはじめにプログラミングを始めようと思ったきっかけを教えてください。

もともと、僕の身内では就職するより起業する人が多かったため、自然と起業という道を選ぼうとは考えていました。ただその頃は、自分は経営を行い、プログラマーは「雇えばいいかな」と思っていたんですよね。

考えが変わるきっかけになったのは、昨年の春にコロプラの千葉さん(コロプラ取締役の千葉功太郎氏)とお会いしたことです。ふとエンジニアの話題になり、僕が「学生でエンジニアって少ないんですよね」と言ったら、千葉さんは「まだ大学一年生なんだから、自分でアプリ作ってみたらいいじゃん!」と言われたんです。

その言葉がきっかけで、「よし!一度自分でやってみよう!」と思い、プログラミングをはじめました。

シリコンバレーを選んだのはふとした思いつきでした。

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大学1年生の夏にシリコンバレーへインターンしに行っていらっしゃいますが、そのきっかけや現地で学んだことなどを教えてください。

プログラミングを始めてから3ヶ月ほど過ぎたところで、ふと、「インターンしてみたいな」「どうせならITの聖地というシリコンバレーに行きたいな」と思いました。その頃、新聞のシリコンバレー特集でChatworkが紹介されているのを見て、突撃で代表の山本さんにfacebookでメッセージしてみたんです(笑)ありがたいことにそこからインターンをさせてもらうことになり、Chatworkのシリコンバレー支社で3ヶ月間インターンをさせてもらいました。

仕事内容としては、Chatworkを広める企画を考えたり、外部との会議に同席させてもらったり。それから、USでの人脈をひろげたかったので、たくさんのイベントやミートアップに参加しました。

3ヶ月間の滞在の間に、仕事でたくさんの経験をさせてもらえたことはもちろん、シリコンバレーで働くいろんな人達と出会い、彼らなりの価値観を知れたことが大きな収穫でした。特に、まだ数人のガレージでやっているようなスタートアップにも出会ったのですが、ビジネスのみ担当という人はいなくて、全員エンジニアだったり、技術のバックグラウンドがあるスタートアップばかりというのが日本と違い衝撃でした。

現在はメルカリでインターンされていますが、きっかけと現在の仕事内容を教えて下さい

きっかけは、wantedlyで「ソウゾウの代表の松本と、ランチにいきませんか?」という募集をみたことですね。メルカリだし、タダ飯だし(笑)と思って、応募してみました。そこから面接を受けることになり、トントン拍子でインターンが決まって、今年の1月から働いています。

仕事としてはソウゾウが3月にリリースした「メルカリアッテ」のiOSアプリ開発を担当しています。最初の2ヶ月はiOS担当が自分を含め2人しかいなかったので、早く進めるためにスピード重視でコードを書いていました。現在はメンバーも増えてきて、アプリの基本機能も整ってきたので、最近ではより綺麗な、整ったコードを書くように気をつけています。「インターンなのに、ここまでやっていいの?」というくらい、なんでもやらせてもらえる環境で、めちゃくちゃ面白いですね。

プログラミングのスキル上達には書き続けることが大事!

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いろんな環境を経験をすることで身についたことや、効果的な学び方などありましたら教えていただけないでしょうか?

効果的な学び方とは少し違うかもしれませんが、メルカリのように日本でも先鋭のエンジニアがいる環境でコードを書くということ、その場に身を置くこと自体が、いまは一番の勉強になっていると思います。他のエンジニアが書いたコードを見ること、そして、それを書いて学ぶことが成長への近道だと思います。メルカリ・ソウゾウのiOSエンジニアの大庭さんが言っていた「コードの上達は書くことに比例する」という言葉が今の僕のモチベーションになっています。

独学の勉強法に関しては、いろいろなことを試してきました。僕がプログラミングを始めようと思ったとき、まず本屋さんに行って「絶対に挫折しないiOSアプリ開発」という本を購入して勉強しました。

本で基礎の基礎を身につけたあとは、YouTubeで「SwiftiOS」と検索して出てきた動画を上から全部見て、そのコードを書き写す。

それを大体2-3ヶ月、毎日10時間くらいやっていましたね。さらにYouTubeにある内容が理解できるようになったあとは、Udemyというオンライン学習サイトでSwiftのコースを購入して勉強しました。値段の高いコースもあったのですが、実際に勉強してみて、それだけの価値があったと思います。

いろいろと試してみましたが、振り返ってみて非常に効果的だったと思う勉強法は「とりあえず見て写す」ということです。そのコードが何をしているのか分からなくても、まずは一度書いてみる。そして何度も何度も書き直し、大体コードが何をしているのか理解できるようになったら、今度はそのコードを使って何か他のものを作ってみる。それがプログラミングの上でのモチベーションの維持や楽しみにつながっていたと思います。

学ぶ上で苦労したことや、ハードルにぶちあたるような経験はありましたか?

「苦労」と思ったことはありませんが、たくさんのハードルにぶち当たった経験はもちろんありますし、今でもインターンで「メルカリアッテ」のアプリを開発する中でたくさんのハードルにぶちあたっています。

経営側の人間だからこそプログラミングは学ぶべき!

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福田さんは文系の学部を専攻されていると思うのですが文系出身の人がプログラミングを学ぶメリットなどを感じられた経験がありましたら教えてください。

シリコンバレーでたくさんの現地のスタートアップや企業を訪問した際や、いまメルカリで働いていても実感することなのですが、ビジネスサイドの人間でも全くコードが書けないのは今の時代のビジネスにおいて不利になるのでは?と感じています。いわゆる「ユニコーン企業(時価総額○○以上の未上場会社)」のCEOのほとんどが理系出身という事実が物語っているように、今後は経営者もコードを書くスキルが必要になってくるのではないかと思います。

僕は将来的に起業したいと思っているのですが、経営に携わるにあたり、コードを書けるというスキルは大きなメリットだと思っています。

これからの社会でプログラミングは必要不可欠!

最後に、これからの社会でプログラミングはどう使われていくと思いますか。

これからの未来のことを考えた時、プログラミングはよりたくさんの場所で必ず必要になってくると思います。たとえば、最近では車も自動運転になってきていますが、自動運転に必要なそのソフトウェアを作るのはエンジニアです。銀行も今は人が動かしている部分が大きいでますが、いずれ全てITで管理されていくようになればったら、エンジニアの需要はもっと上がっていきますし、エンジニアの地位や給料も同じく上がっていくと思います。

そのような時代になると、現在の「エンジニア」という仕事以外でも、プログラミングがわかったほうが有利なことがたくさん出てくると思うんです。実際、現在の仕事のチームでも、デザイナーやプロデューサー、QA(品質管理)などエンジニア以外のメンバーでもコードを書ける人が多いので、仕事のスピードが非常に早く効率が良いと感じています。出来ないことが仕事を続けていく上で不利になる可能性も出てきてしまう気がしています。昔は大学生活を遊んで過ごしても心配することはなかったかもしれませんが、将来ITに関わる仕事をするとか、起業を考えている人であれば、プログラミングはぜひのことを考えたら必ずやっておくべきものだと思いますね。

今回はありがとうございました!これからの活躍を期待します!

プログラミングを独学で学習したい方向けに、【手順、ポイントを総まとめ】プログラミング完全独学ガイドをまとめましたので、ぜひご覧ください。


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CodeCampus編集部
この記事を書いた人
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