ソフトウェアエンジニアが活躍できる無限のフィールドとは? ②

ソフトウェアエンジニアが活躍できる無限のフィールドとは? ②
目次
  1. 組込みソフトウェアの特徴は?
  2. 今度、どうなっていくの?

ソフトウェアエンジニアが活躍できるフィールドを全二回に渡ってご紹介しています。第一回は、「組込みソフトウェア」についてお届けしました。後編の今回は、組込みソフトウェアの特徴についてさらに詳しく解説します。

組込みソフトウェアの特徴は?

「プログラムを書いてコンパイルをする」そこまでは通常のソフトウェア開発とさほど変わりませんが、機器に「組込む」ところに大きな違いがある、といった内容は前回、お伝えしました。このほかにある組込みソフトウェアの特徴的な部分を見ていきましょう。

  • ### 特定の用途を目的に作られているため、機能は限定的

さまざまなソフトを動かせるパソコンとは違い、特定の機能だけに限定されています。例えば、電卓は計算だけに特化して作られています。その機器で使用しない機能を掲載しても意味がないからです。電卓にカメラ機能は要らないですよね。

  • ### 一度組み込んだら製品のプログラムは原則、変更できない

製品は一度世の中に出てしまうと、ソフトウェアを更新することが難しくなるため、製品に組み込んでしまった後は原則、プログラムを変えることはありません。パソコンのアプリのようにバグが多少あってもリリースして、都度更新、ということができません。

  • ### ハードウェア(ICやCPUなどの電子部品)を直接制御する

組込みソフトウェアは、色々なハードウェア上で動作します。また電子機器に組み込まれるセンサーなどの動作制御を行うために、直接ハードウェアを制御するプログラムを作る場合が多く、開発にはハードウェアに関する知識も必要になります。

  • ### リアルタイム性が求められる

リアルタイム性とは、例えば自動車にも多くの機器が組み込まれています。ブレーキを踏んでも直ぐにブレーキが作動しないとか、5秒後にブレーキランプがつく、という事は絶対にあってはならないため、リアルタイム性が求められるのです。

  • ### データ容量がとにかく小さい

組込みシステムの場合、小さな機器に組み込むことも多いので、ハードウェアもそれに応じて小さなものになることが多いです。限られたCPU性能やメモリ容量で必要な機能を実現することが組込みシステムを設計する醍醐味、ともいえるでしょう。

今度、どうなっていくの?

最近、私たちの生活にも身近になりつつある“IoT(InternetofThings)”や自動車の自動運転化など、ここ10年で組込みコンピュータの世界も大きく様変わりし、同時に大規模化・高機能化も進んでいます。これまでは電子機器単体に機能を付加する目的のみで使われていた組込みコンピュータは、インターネットを介して情報システムの一部に組み込まれることで、より高度な社会インフラを構成する技術要素として注目を集めています。

IoT(Internet of Things)

全二回にわたって、「組込み」について解説してきましたが、いかがでしたか?まとめ

著:本田弘(株式会社VSN

株式会社 VSN
ライター
株式会社 VSN

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