人工知能の活用事例とは?最新6選を詳しく解説!

人工知能の活用事例とは?最新6選を詳しく解説!
目次
  1. Panasonic 自動運転のための人物検出技術
  2. 日経 完全自動決算サマリー
  3. 投資信託 AI投資
  4. 国立がん研究センター
  5. Amazon Go
  6. 線画着色webサービスPaintsChainer
  7. まとめ

Panasonic 自動運転のための人物検出技術

imagePanasonic社サイトより

自動車メーカー各社が自動ブレーキ、自動運転の技術革新を進めていますが、これを後押しする技術開発が進んでいます。Panasonic社が開発中の人物検出技術は、服装、姿勢、持ち物、障害物などに惑わされずに人物を認識し、人間と同じように「人物を認識する」人工知能です。

ポイントは、ディープラーニングを用いて画像領域毎の「人物らしさ」を示す「尤度(ゆうど)マップ」 (人をそれ以外の概観風景と区分する確率分布マップ)を計算する新たなアルゴリズムを開発したことです。

Panasonic 先端技術紹介 人工知能を用いた人物検出技術 2017/2/9時点のサイトより引用

大雑把に言うと、人間のあやふやでフレキシブルな判断を、統計学や計算のロジックからコンピューターに理解させようとアプローチしたということですね。膨大なデータを蓄積できるようになったことや、そのデータを処理できるようになったことがこの技術の背景にあります。

日経 完全自動決算サマリー

日経 完全自動決算サマリー 公式サイトより

蓄積した情報を分析、判断するという人工知能からもうひとつ見てみましょう。こちらは2017年1月25日から公開されている、日本経済新聞社が研究している人工知能を使った記事作成サービス、「完全自動 決算サマリー」。

上場企業の決算レポートや過去の日経記事の蓄積情報から、重要度を人工知能が判断して自動で記事を書き起こし、公開します。

文章を作成し、配信するまでは完全に自動化し、人によるチェックや修正などは一切行いません。

日経 完全自動「決算サマリー」

2017/2/9時点でのサイトより引用

実験的サービスとあって、上記のような潔さ。

しかしながら、情報の分析、判断のスピードはコンピューターの得意とするところ。「日経電子版」などで配信されている記事を確認したところ、17:00に開示された企業決算短信が、17:02に記事にされていました。人による書き起こし、編集では真似できない、驚異的なスピードですね。

投資信託 AI投資

経済といえば、話題になっている投資信託での人工知能の活躍も見逃せません。楽天証券、マネックス証券など、ネット証券が先んじて取り組んでいる人工知能による投資信託商品ですが、昨年より大手銀行系の総合証券でも取り組みが始まったことで、広く話題になりました。

三菱UFJ国際投信 サイトより

例えば、2017年2月1日から運用開始された 三菱UFJ国際投信「AI日本株式オープン(絶対収益追求型)(愛称:日本AI(あい))」

三菱UFJ信託銀行が人工知能による情報分析を元に、投資戦略を策定し、必要があれば人工知能によりよいモデルを学習させます。AI等を活用した投資助言を元に運用、という記載があることからわかるとおり、最終判断や売買は人の手を介しています。

また、2017年2月24日から運用開始の SMBC日興証券 「GS グローバル・ビッグデータ投資戦略 (愛称:AI ブレイン)」も同様に、人工知能を利用した投資信託商品です。

アナリスト・レポートや企業の決算説明、ニュース記事などを集積したビックデータを活用して、投資判断を行うとあります。説明によると、ビックデータの分析プロセスに人工知能が活用されており、最終的な投資判断は人間が行っているとのことです。

SMBC日興証券 サイトより

大切な資産を預かるということからでしょうか、どちらの投資信託も、情報の分析をビッグデータを利用して人工知能にまかせ、最終的な判断と売買は熟練のマネージャーが監督をすることになっています。今後の運用成績に注目したいですね。

国立がん研究センター

技術の革新で期待を最も期待をかけたい分野は、医療分野ではないでしょうか。こちらでも、ビッグデータの分析に人工知能を使うことで、医療に役立てようという研究が進んでいます。

2016年11月より、国立がん研究センターにて「人工知能(AI)を活用した統合的がん医療システム 開発プロジェクト」が開始されました。

現在までに膨大に蓄積されている、がんの臨床データ、研究データ、文献のデータをもとに、今まで困難であった、がんの遺伝子解析などをはじめとしたビッグデータの分析が、人工知能を用いて開始されるとのことです。

これにより、個々人に最適化された治療や薬を採択できたり、新しい薬の開発に役立てることを目指しているとのこと。ぜひ研究を進めていただき、喜ばしいニュースを早く目にしたいですね!

Amazon Go

さて次は、私たちの消費行動をがらっと変えてくれそうな、夢のある人工知能活用事例です。Amazonによる、レジのない店舗が開発中だそうですよ。

ユーザーは、スマホのバーコードをかざして入店、欲しいものを手に取って店を出るだけ。何を持ち帰ったかが人工知能によって認識され、店舗を出たのち、購入履歴に請求金額が表示される、という流れになっているようです。

この技術は、カメラ、センサー、人工知能(ディープラーニング)の技術を組み合わせたもの。商品や顧客を認識するために多数設置されるカメラもセンサーも、恐ろしいほどの数となるのでしょうが、それらを瞬時に分析判断するために、人工知能の技術が活用されるようです。

現在のところ、イメージビデオと概要説明のみが出されていれAmazon社員のみのプログラム「Amazon go」ですが、シアトルにて1号店がオープンしたあかつきには、詳細が開示されることと思います。楽しみですね。

線画着色webサービスPaintsChainer

日本のIT技術は「萌え」から進化する、と言っても過言ではないでしょう。最後は面白い人工知能の活用事例を紹介します。   PaintsChainerの開発者さんの説明

PaintsChainerは、人工知能の研究者「たいやま」氏によるプログラム。氏の所属する「Preferred Networks」社の人工知能のディープラーニングプログラム「Chainer」の技術を用いて作成されました。

こちらは、イラスト画像を60万枚ほど使用して調整しつつ学習させた結果を用いて、線画を渡すとイラストを着色してくれるように作られた、人工知能プログラム。Webサービスで試すことができる手軽さから、多くの人がトライしています。ツイッターで#PaintsChainerタグで検索すると、たくさんの驚きの声が見れますよ。

筆者もやってみましたが、肌色の塗りが上手です、人工知能さん!

PaintsChainerサイトでやってみた

まとめ

映画や小説でイメージされているような、夢の”人工知能”には、まだもう少し距離がありそうです。しかし、人間にしかできないと思われていた「認識」「判断」に一歩一歩コンピューターが近づいてきているのがわかりますね。

今後も人工知能の新しい活用に注目していきたいです!

株式会社Machiya
ライター
株式会社Machiya

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