Android Studioのインストールからエミュレーターの起動まで/Windows編


Android Studioのインストールからエミュレーターの起動まで/Windows編

Androidのアプリ開発をはじめようと考えている方、もしくははじめたばかりの方向けにお届けしている 【はじめてのAndroidアプリ開発】 シリーズ。 今回は 『Android Studioのインストールからエミュレーターの起動』までをご紹介。

一番シンプルな形でインストールしてみました。

目次
  1. 【はじめてのAndroidアプリ開発】Android Studioのインストールからエミュレーターの起動まで/Windows編
  2. Android Studioインストール前の確認
  3. Android Studioをダウンロード
  4. Android Studioのインストール
  5. はじめてのAndrod Studio
  6. Android Studioのプロジェクト作成方法
  7. Androd StudioでHello Worldアプリを起動
  8. まとめ

【はじめてのAndroidアプリ開発】Android Studioのインストールからエミュレーターの起動まで/Windows編

Android Studioインストール前の確認

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これから Android Studio をダウンロードして行く前に、以下のようなことを事前にチェックしておきましょう。

  • 空きディスク容量/ 最低 3GB
  • 空きメモリ領域/ 最低 1.5GB
  • パソコンのCPU/ Intelが好ましい
  • 時間/ ダウンロードからインストール完了まで約 1時間30分ほど

まずハードディスクの容量については Android Studio をインストールした時点で2.6 GB の容量が消費されます。そして一つのプロジェクト(アプリ)を作成すると最低 22 MB必要。そしてこれから開発するにあたって様々なライブラリやコンポーネントをインストールしたり様々なプロジェクトを作成していくと 3 GB以上は必要になってくるでしょう。

パソコンのメモリーについては、Android Studio の利用だけで 1.3 GB ほど消費。そしてエミュレーターを起動すると 500MB、 1GBとアプリの内容によってパソコンの方にメモリー負荷が。パソコンのメモリーが 4 GB の方は、一度パソコンの起動中アプリケーションの整理及び停止を実行、もしくはメモリーカードの後付をして パソコン全体のメモリー容量を増やしておいた方が Android Studio が使いやすくなるでしょう。

CPU については Android Studio のエミュレータとの関係からインテルが好ましいです。 AMD でも快適なエミュレーターは使えるようですが、いくつかの設定が必要。パソコンの CPU が AMD の方は、事前にこちらのリンクを参考にしておきましょう。

尚、メモリーの使用状況と CPU のスペックは、コマンドプロンプトで

systeminfo

と入力・実行すると自分のパソコンの情報を確認することができます。

【Javaについて】

Androidアプリ開発の参考書によっては、 Android Studio のインストール前に 「Java」 もパソコンにインストールしておきましょう、とレッスンしているものもありますが、こちらはしていなくても大丈夫です。
Android Studio のインストールと一緒に Java も一緒にインストールされます。

尚、現在のパソコンに Javaがあるかどうかは、コマンドプロンプトで java -version と入力してみて下さい。

Android Studioをダウンロード

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まずは公式サイトから Android Studio をダウンロード。

https://developer.android.com/studio/

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ダウンロードをクリックすると利用規約の同意内容が表示。『同意します』をクリックしてダウンロードを開始しましょう。

Androd Studio ダウンロードサイズ: 949 MB

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実行をクリック。

「このアプリがデバイスに変更を与えることを許可しますか」というポップアップが表示されますので 『はい』 をクリック。

Android Studioのインストール

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ダウンロードが完了するとセットアップ手続きを進めていきます。まずは『NEXT』を押しましょう。

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次にインストールする内容の選択画面になります。こちらはデフォルトの設定のまま NEXTボタンを押しましょう。 ちなみに 「Android Virtual Device」 は、エミュレーター実行時に必要となるソフトです。

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Android Studioのインストール先が表示されます。特別理由がなければそのまま変更なく 『NEXT』 ボタンを押しましょう。

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最後にショートカットに関する設定。こちらもそのまま『NEXT』を押しましょう。

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インストールボタンをクリックするとインストールのプログラムが実行されます。このインストール作業はおよそ10分ぐらい。

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Android Studioの本体が無事インストールできました。Finishボタンを押すと同時に Android Studioは自動で起動。

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最初に上図のようなポップアップが表示。これは以前に Android Studio を利用していた場合、その設定内容を引き継ぐという時は上の項目。初めてということであれば下の 「Don't import settings」 を選択し、 OK ボタンをクリック。

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Android Studio インストールの際に、 Google から利用状況のデータ収集に協力するかしないか、という選択を求められます。これはどちらでもいいと思うのですが、今回は何もしない「Don't Send」を選択。

はじめてのAndrod Studio

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今度は Android Studio の設定内容を決めていく作業になります。まずNEXTボタンを押しましょう。

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セットアップの進め方について聞かれますので、今回は下の 『Customカスタム』 を選択。下のカスタムを選ぶ理由としては、簡単にエミュレーターを起動できるからです。スタンダードを選んだ場合は、後でエミュレータに必要なソフトをインストールしないといけないのでちょっと手間なんですね。

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次は利用するテンプレートの種類を選択。今回はデフォルトの IntelliJ を選択して、 NEXT ボタン。

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最後にインストールするソフトの選択。 『Android Virtual Device』にチェックを入れて、 NEXT をクリックしましょう。 Android Virtual device をインストールすることでエミュレーターを最初から実行できます。

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エミュレーターで使用するパソコンのメモリーサイズを聞かれますので、こちらはデフォルト設定の 2GB のまま NEXT ボタンをプッシュ。

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最後に今回インストールするソフトの一覧が表示。 『Finish』ボタンをクリックして、インストールを実行しましょう。

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30、40分でインストールは完了すると思います。

インストール開始から20分ほど経った頃に、「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか(Windows コマンドプロセッサ)」と表示されます。『はい』をクリックしましょう。

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インストールが完了するとダウンロードされたファイル群が表示されます。 Finish ボタンを押すと、 Android Studio の起動画面が表示されます。

Android Studioのプロジェクト作成方法

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早速 『Start a new Android Studio project』 をクリックしてみましょう。

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Android Studio のプロジェクトを開始すると、最初にテンプレートの選択を求められます。スマホのアプリ以外にもウェアラブルやテレビ、車、ラズパイ用(Things)などいろいろあってワクワクしますね。

今回は 『Empty Activity』 を選択して NEXT ボタンをクリックしましょう。

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次はプロジェクト名やプロジェクトの保存先を設定。まずはデフォルトのまま Finish ボタンクリックして、とりあえずアプリを起動していましょう。

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するとプロジェクトに必要なファイル群のインストールが求められますので、これもそのまま Finishボタンをクリック。

Androd StudioでHello Worldアプリを起動

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こちらがこれから Androidアプリ開発を行っていくプラットフォームになります。

プロジェクトが始動すると、まず下の Build欄のところでいくつかグルグル回っているところがあると思います。これは Android Studioのビルドツール Gradleグラドルの同期を行っているため。完了するまで 3、4分がかかると思いますが、それは最初だけ。次からは、新規プロジェクトを作成しても比較的スムーズに開発に取り掛かれると思います。

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同期作業の途中で場合によっては、上記のようなファイアウォールのアクセス許可が表示されるかもしれません。これは Android Studio で Java を使えるようにするため。設定内容確認の上、アクセスを許可するようにチェックしましょう。

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画面下のぐるぐるマークが止まり、「Gradle build finished」と表示されれば同期完了。早速画面右上の 再生ボタン をクリックして、エミュレーターを実行してみましょう。

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再生ボタンを押すと、エミュレーターで使用するデバイスの種類を聞かれますので、デフォルトでセットされている 「Nexus 5X」 のまま OK をクリックしてみましょう。

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すると 画面下の Build欄のところに 「Build: running...」 と表示され、 2、30分待つと エミュレータが起動すると思います。

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はじめてエミュレーターを起動した時は、スマホの電源を入れた時と同じような動きをします。そのためホーム画面が表示されるまで時間がかかりますね。

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しばらく待つと Hello World という文字が画面に表示されます。これでエミュレータが実行できたことを確認できました。実行までにかかった時間は、画面下の Gradle build finished という所に書かれ、今回はおよそ 3分かかってますね。

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エミュレータを終了する場合は Android Studio 画面の 停止ボタン をクリック。そうするとエミュレーターの画面がホーム画面に戻りました。

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以上が Android Studio のインストールからエミュレータ実行までの一連の流れでした。

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まとめ

Android Studio の参考書をお持ちでインストールに悩んでいる方の中には、本稿を読んで「あれっ? Javaてパソコンにインストールしておかなくてもいいの?」とか「インストールの設定は Standard って本には書いてあるけど...」など参考書との違いに気づく方もいらっしゃるかもしれません。

Android Studioのバージョンは、年に 2回のペースでバージョンアップ中。そのためインストール方法も若干違ってくるんですね。確かに古典的なインストール方法でも大丈夫でしょうが、なるべく余計な手間は減らしたいもの。

このように最新の参考書を買っても、公式ドキュメントが読めないと分かりにくい Android Studio のインストール。モチベーションを下げずに開発に突き進むためには、やはり的確に教えてくれる先生が必要ではないでしょうか?

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オシママサラ
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